アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2017年03月18日

アガサ・クリスティから (107) (ミス・マープルと十三の謎*金塊I)








(ミス・マープルと十三の謎*金塊I)






目覚めた時、朝の八時だったが、頭はずきずき痛み、まだ恐ろしい夢がしみついていた。
そして窓を開けたとたん、またひどい恐怖に襲われて、思わず、後ずさりをした。
レイモンドが見たもの・・・見たと思ったもの・・・それは墓穴を掘っている男だった・・・。






・・・1〜2分たってやっと我に返ったレイモンドは、その男がニューマンの園丁だと思い出した。
そして(墓)と思ったのは新しい3本のバラを植えるための穴だということが分かった。
しっかりと穴に植えられるように、3本のバラが芝の上に置かれていたのだ。






園丁は顔をあげてレイモンドに挨拶をした。
「おはようございます、旦那様、結構な朝で。」






確かに良い天気だったが、まだ気持ちの悪さをぬぐえてはいなかったレイモンドは適当な返事を返した。






ニューマンは住み込みの女中を雇っていなかったが、近くの農場に住んでいるふたりの中年の姉妹が、階下の食堂で朝食の用意をしていた。






「おはよう、エリザベス。ニューマンさんは」まだ降りていらっしゃらないのか?」






エリザベスが言うには・・・ニューマンは朝早くに出かけたらしい。エリザベスがこの邸に着いた時には既にいなかったとのこと。







この言葉を聞いたレイモンドは、再び不安に襲われた。
慌てて、ニューマンの寝室に駆けのぼり、ベッドを調べてみると、彼の不吉な予感は当たっていた・・・ベッドには寝た形跡がなかったのだ。
夜着が無く、夜の散歩から戻らなかったことは確実だった。
夜出かけたままなのだ・・・。







不吉な予感が正しかったことは、もはや疑いもなくなったのだ。






ニューマンは自分で言ったように夜の散歩に出かけて、どういう訳か帰ってこなかったのだ。






何故だろう?






事故があったのか?






崖から落ちたのだろうか?





早速、捜査しなければ・・・。






(次号に続く)




にほんブログ村 本ブログ ミステリー・推理へ
にほんブログ村















最大60,000円キャッシュバック!【ソフトバンク光】


保険を見直して家計を節約!ほけんのFP



コチラ





































この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6066540
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
ファン
写真ギャラリー
最新コメント
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
アガサ・クリスティ編さんの画像
アガサ・クリスティ編
プロフィール
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。