◆はじめに
車を2台所有してた,わかりやすくするためにA車とB車としておこう,2台とも普通車で自分名義の車,いずれも当方の現住所で登録してある,このうちB車が不要になったので,今年の初めに甥っ子にタダであげた,で,5月に自動車税の納付案内が来たので,B車の方は甥っ子に郵送したんだが,その時「同封のハガキで住所変更しておいてね」ってお願いしておいた
◆納税証明書が甥っ子の住所に
甥っ子はすぐに「住所変更したからね」と言ってたんで,来年からB車の自動車税の納付案内はあちらに届くだろうと安心してたら,先日,その甥っ子から「おじさんのA車の納税したという証明書が,ぼくのトコに届いてるんだけど」って連絡があった
◆勝手に住所変更された?
はぁ,なんじゃそりゃ,たしかにB車は甥っ子に譲って,今年の5月に甥っ子が住所変更したから,それはそれでいいんだが,なんで私の車の納税証明書まで,甥っ子の住所に郵送されるのだ,なんで私の車まで甥っ子の住所に変更されてしまったのだろうか? とにかくわけわから〜ん!
◆自動車税課に電話する
とりあえず管轄のお役所の自動車税課に電話して事情を話したら,B車の住所変更をした段階で,所有者が同じであるA車も,同時に住所変更されてしまうシステムとのことである,例えば私が5台くらい車を所有してたら,そのうちの1台でも住所変更すると,同一名義人であれば自動的に5台全てが住所変更されてしまうんだそうな
◆車の登録住所変更には注意が必要
うひゃ〜,結構長いこと車に乗ってるし,住所変更なんかも何回もやったけど,こりゃ知らなかったよ,マジで!,まあ自分名義の車を個人的に譲ったのは初めてだったしね,これまでは不要になった車は,ほとんど新車購入時にディーラーに下取りに出してたから,特に気にしてなかったけど,ディーラーは下取り車に関しては,当然こういうことちゃんとやってんだろうね,まあ新車購入時の諸経費がいろいろ取られるのも宜なるかな
◆車の名義変更は大変である
で,こういう事態を避けるためには,正式にB車の名義変更をするしかないって言われたんだが,
実は甥っ子に譲る前に,ちゃんと名義変更して渡そうと思ってネットで調べたんだけど,これがもうむちゃくちゃ面倒くさくて,住所変更がハガキで簡単にできるのとは大違い
◆自分で名義変更するときに必要な書類
車の名義変更しようとすると書類だけでも以下のものを準備する必要がある
1.譲渡証明書−旧所有者の実印の押印があるもの
2.旧所有者の印鑑証明書−発行日から3ヵ月以内のもの
3.新所有者の印鑑証明書−発行日から3ヵ月以内のもの
4.旧所有者の委任状−旧所有者の実印の押印があるもの
5.新所有者の委任状−新所有者の実印の押印があるもの
6.車検証−車検が切れていないこと
7.新使用者の車庫証明書−発行日から概ね1ヵ月以内のもの
8.手数料納付書
9.自動車税・自動車取得税申告書
10.申請書
◆相手が未成年の場合
さらに甥っ子は未成年なので,以下の3点も必要になるのである
1.当人の戸籍謄本−発行日から3ヵ月以内のもの
2.両親どちらかの印鑑証明書−発行日から3ヵ月以内のもの
3.同意書− 両親の実印の押印があるもの
◆名義変更あきらめました
無理ゲーですって,こんなにたくさんの書類集めるの,なんか当方や甥っ子に得になるわけでもないのに,こんな書類集めとかやってられないって,確定申告みたいに書類準備して申請すればお金が返ってくるってのならまだしも,すごい労力と幾ばくかの証明書発行の金銭支払い等があるのに,なんもこちらにはいいこと無いんだからさ
ということで,この名義変更はやらないで,とりあえず甥っ子に車はあげて,自動車税をちゃんと甥っ子が払えば,特に問題ないでしょうのスタンスだったのだが・・・
◆おわりに
とりあえずA車もB車も,現住所に戻して貰った,これは電話連絡だけで済んだけど,ものすごい無駄な労力を使ってしまった,しかしどれくらいの人が,同一名義人の複数の車は,そのうちの一台でも住所変更すると,連動して全部の車の住所が変更されるってこと知ってるかねぇ
大学生になって,親父が新車買って,お古の車をもらって,実家離れて暮らし始める人とか多そうだけど,そんな時その大学生とかが,貰った車の住所変更しちゃったから,親父さんの車も住所変更されちゃった,なんてトラブルがあちこちで起きてるんじゃなかろうか
車の名義変更はもう少し簡単にできないのかね,無駄にややこしいお役所的仕様だよ,実印必要とか印鑑証明必要とか,車が非常に高額な資産だった時代のなごりなんだろうか,甥っ子に譲ったB車なんて,9年前のだから査定額つかないようなシロモノ(資産価値ゼロ)なのに,名義変更するってなると,こんなめんどうな手続きが必要なんて無駄の極みである
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