◆はじめに
最近やたら高齢者の交通事故のニュースが多いように思うけど,単に報道される例が多くなっただけだろうか,しかし今後高齢者の比率はドンドン高くなるわけで,それに伴って高齢者の事故件数も比率としては増えるだろうが・・・
◆高齢者は自分は運転がウマイって思ってる
上のグラフを見て欲しい,これによると高齢者は自分の運転テクニックに自信を持ってることがわかる,その自信を元に運転してるわけだが,実際は身体的な運動機能や視覚や聴覚等の認知機能なんかは年齢相応に衰えてるわけで,若い頃とのギャップをちゃんと理解して無いと,変な自信を持ったまま運転しちゃうから,当然のごとく事故を起こしちゃう
◆お年寄りを大切にしようの弊害
それに今時分の高齢者の方々は,お年寄りを大事にしよう,お年寄りには親切にしようって社会で生きてきてるから,なんか変な優先意識がある,ちょっとくらいならイイでしょとか,年寄りなんだからこれくらい許されるでしょってな考えの人がすごく多いように思う,スーパーなんかの入り口近くの駐車区画の無いところに車停めたりとか,ルールに対しての甘えがある
◆高齢者の事故例(その1)
最近2件も事故に遭遇した,一件は団地内の交差道路で左から来たトヨタのボクシーの側面に軽自動車がドッカーン,ボクシーは横転して塀に激突,運転手のおばさんと子供一人が救急搬送,軽自動車の男性ご老人(70歳台前半くらい?)は軽い打撲のみ,軽自動車は前部大破で走行不能だったけど,ボクシーを横転させるとか,団地内の道路でどんだけスピード出してたんだろう
私が思うに「あっ,ヤバイ」と思った瞬間ブレーキをグイッと踏んだつもりで,アクセル踏んじゃったんじゃないかな,頭の中では交差点だからブレーキね,って思ってた所に,左に車が見えてパニックになって,脳にはブレーキの命令が行ってるけど,足はまだアクセルの上,脳内の意識としては足はブレーキにあるから,やばいってんでブレーキ(実際はアクセル)ベタ踏み,ということじゃないかと思う,典型的なお年寄りに多いブレーキ,アクセルの操作ミスじゃないだろうか
◆高齢者の事故例(その2)
もう一件は,狭いT字地交差点で右折するワゴンRの左後部に,左から来た直進のクラウンがぶつかって,ワゴンRが数メートル吹っ飛んで,ガードレールにぶつかってた,ワゴンRは左後部と右側面が大破,クラウンは右前部がへこんでただけで,たいして壊れてなかった
この事故はどっちもお年寄りだったけど,二人ともたいした怪我もなく,大丈夫だったようだが,お年寄りは変に優先意識の強い方が多いからねぇ,この交差点,狭いんだけどどっちにも止まれの表示がないのも問題,以前は停止線だけはあったんだけど,かすれてしまって,無いに等しい状況なんだよなぁ,こういう場所は安全確認が大事だね
◆ファミマで見かけたヤバイ高齢者ドライバー
先日ファミマに行ったとき,レジで高齢な男性がお金払ってんだけど,レジのカウンターに両腕を置いて倒れ込んだ状態で,財布からお金取り出してるの,かなりヨボヨボでまともに立ってられない状態なわけ,レジから離れるときもヨロヨロと倒れそうなの
普通はレジのおねえちゃん「ありがとうございましたぁ,またおいでくださいませぇ」って言うところを「だいじょうぶですかぁ?」って,声かけしてんの,で,驚いたことに,そのおじいちゃん車で来てるのよ,まともに立ってられないような人が,車を運転してんのかいな,と,驚愕
後日,またこのおじいちゃんに遭遇したんだが,なんとその時は,レジのおねえちゃんが,車のとこまで体を支えてあげてんの,介護職員みたいにさ,ほかに客がいなかったから見かねたのか,あるいは商品棚につかみかかって,倒されたらヤバイと思ったのか,おねえちゃんも大変だ
◆高齢化社会に向けて
田舎は公共交通機関が発達してないから車が必要なのは理解するけど,こういう体力的にというか身体能力が著しく低下した高齢者の運転はなんらかの規制というか,抜本的な対策が必要だと思う,今後の超高齢社会,こういう高齢ドライバーがド〜ンドン増えていくのに,対応策としては高齢者講習とか免許証の自主返納を呼びかけとかが実施されてるくらいだけど,果たして効果あがってるんだろうか,こんだけ技術が進歩して車も自動運転が可能とか言う時代なんだから,なんかもっと効果的な対応策がありそうなもんだけどねぇ
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