お答えしよう
説明をわかりやすくするためにあなたは係長,その上に課長その上に部長が居るとしよう,例えばあなたの直の上司である課長がとんでもないアホ課長であなたはどちらかと言えば有能な係長という状況だったとする
で,このアホ課長が仕事はできない上にミスも多い,あちこち関係部署にも迷惑かけてるってな状況が生じたとき,課長の上司の部長はどうすると思う?課長を怒ることはしない,係長のあなたを怒るんである,「課長がボンクラなのは解ってる,だから部下の君がしっかりしないといかんだろう」と言われる
逆の場合はどうなるか,あなたは仕事もしっかりこなす人望もある課長である,で,部下の係長が仕事できないアホ係長でミスばっかりして,あちこちから苦情も来てる,そのときあなたの上司である部長はどうすると思う?このアホ係長は怒らないで,課長のあなたを怒る,「係長がボンクラなのは解ってる,だから上司である君がしっかり指導しないといかんだろう」と言われる
部長は下の方の状況なんかどうでもいい,知ったこっちゃ無い,自分に責任が及ばないように業務が進みさえすればいいわけで,一番簡単な方法,できるヤツにやらせる,という手段をとる
こういうアホ課長とかボンクラ係長でも,しっかりと仕事ができる課長や係長となんら給料は変わらない,そこが公務員のおいしいところ,まじめにやるヤツが損しちゃう,アホ野郎には重要な仕事はまかせれられないから,能力有る優秀な人に集中的に仕事が来る,アホな人はテキトーにのらりくらり,そりゃ誰だってのらりくらり組になりますよ
公務員は身分が保障されてるから仕事がのろいとかミスが多いとか,そんなんじゃクビにできないのよ,能力有るまじめなヤツは損,アホが得する世界なのである
◆能力が高くてできる公務員は損をする
知り合いにいるんだよ,旧帝大卒で大学院まで出て博士号もってるヤツ,こいつ頭がいいから,記憶力も抜群だし,問題解決能力も秀でてるから,そういう人間が公務員になるとどうなるかというと,難しい案件を抱えてる部署にしょっちゅう異動になっちゃう,そこが片づいたら今度はここね,その次はあそこかなってな具合
対してろくに仕事こなせないようなボンクラ公務員は,そんなの来たら迷惑だから,どこももらい手が無くあんまり異動も無いということになる,能力あって仕事もできる公務員って,なんだか損しちゃう
評価制度もあったりするんだが,これってほとんど機能してないのが現実だと思う,公務員だって能力主義です,って言うためのパフォーマンスだからね,そんなの本気でやったら1/3くらいは処分対象になっちゃうんじゃないだろうか,そういうことになったら大変なので,誰もそんなことには触れない,触らぬ神になんとやら
◆チャレンジ精神ある公務員も存在する
アホやボンクラという悪い公務員のことだけ書いてきたが,まともな精神というかチャレンジ精神もって,現状を変えていこうっていう公務を行ってる部署も有る,それは技術系の公務員の方々が勤務する,なんとか研究所とか,かんとか試験場なんて呼ばれてるようなところ
こういうところで,研究員とかの職種で働いてる方々は,新しい工業製品を開発したり,生産技術や加工技術を研究したり,新素材や新物質を探求したりっていう業務を行ってる,民間のそういう研究機関や大学などとも連携したりしてたりするから考え方も柔軟な方が多い
こういうトコでは前例踏襲なんて意味無いわけで,常に新しいものを求めて変革して行かなければならない,アホやボンクラでは勤まらない部署である,必然的に,業務は効率的になるし,常に新しい物にチャレンジしていくことになる,変えることが業務な訳である
ちなみにこういう研究所に長年勤めてたけど,急に行政部門に異動させられた人を知ってるけど精神を病んでしまったよ,そりゃそうだろう,これまで現状を変えていくのが仕事だったのに,なにも変えちゃイカンっていうような書類仕事を延々とやらされたら,おかしくなります
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