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2022年04月11日

ゆうちょダイレクトは使いにくいので解約して口座も解約

ゆうちょダイレクトは使いにくいので解約して口座も解約 (1).jpg

1.はじめに
 ヤフオクがヤフーオークションと呼ばれていた頃は,代金の受け取りは出品者が銀行口座をメールで連絡して,入金確認後に商品発送という流れだった,私は当初はゆうちょ銀行の口座は持っていなかったのだが,ゆうちょの口座は無いのですか? という質問が多かったので,口座を開設した


2.ゆうちょダイレクト利用開始
 その後,ゆうちょ銀行からゆうちょダイレクトなるサービスが提供されたので,早速利用を申し込んだ,ゆうちょダイレクトを利用するようになってから,送金操作はいうに及ばず代金の受け取りの確認等も全てネットで完結するので,非常に便利になった,しかも利用料金はまったくの無料である

 相手がゆうちょ口座を持っていれば,送金にかかる手数料も無料だし(最近は月の無料回数に制限がかかってしまったが),その送金等の処理もネットで手続きすれば即座に反映される,以前は郵政省というお役所の後継組織と思えば,この辺の流れは迅速なシステムだと言ってもいいだろう


3.トークンの電池切れ
 とまあ,いろんな利点があり,そこそこ便利に利用してきたのだが,先日,いつものように知人に品物の購入代金を支払おうとしたら,トップに掲載した画像のように,トークン(ワンタイムパスワード生成機)のバッテリーが弱ってるとの警告表示が出た,これが出たのは初めてのことである

 警告が出てもしばらくは使えるようだが,完全に電池切れしてしまうと,ゆうちょダイレクトでの送金等ができなくなってしまう,再発行の手続きを調べたら,再発行手数料1,650円が必要とのこと,ならば電池交換は可能なのかとググったら,何人もチャレンジしてるようだがダメみたいである


4.ゆうちょ認証アプリへ切り替え
 再発行のページを見てたら,同じページに「スマートフォンをお持ちの方は,トークンの代わりとして「ゆうちょ認証アプリ」を無料でご利用いただけます。」との記載が有った,またそのアプリへのリンクも張られていたので,無料ということならとりあえず試してみようとアクセスしてみた

 スマホはアンドロイドなのでグーグルプレイから該当アプリを導入しようとしたのだが,インストールの途中でちょっと引っかかるというか気になる点があったので,導入時に同じような疑問を持った人がいるかもしれないと思い,同アプリのレビューを覗いてみたら,とんでもない評価でびっくり


5.ゆうちょ認証アプリは低評価
 私が見たのは4月11日でレビュー総数が3,421件だったが,なんと一番多い評価が最低の「1」なのである,ボロクソの低評価レビューがズラズラ並んでいる,郵便局のこの手のサービスはいろいろ使いにくいのも確かだが,準公的機関とも言うべき郵便局のアプリが救いようがない酷評の嵐である
 
ゆうちょダイレクトは使いにくいので解約して口座も解約 (4).JPG

 この認証アプリに限らず,ゆうちょダイレクトは以前から,安心・安全を充実するために,ログイン方法の厳重化や,送金時の確認方法を変更したり,またトークン利用の場合の確認方法を複雑化したりとか,利便性より不正から守ることを最優先にして,どんどん使いにくくなっているのが現状


6.トークンの再発行は断念
 ということで認証アプリの導入はあきらめた,レビューを見るとこの認証アプリを使ったことを後悔してる人が意外と多いのである,アプリ認証に切り替えると,以前のトークン認証方式には戻れないのである,みんなが楽して安全性向上するならいいのだが,かなりひどい地雷アプリのようである 

 認証アプリは使いたくない,トークンの更新には料金が発生する,現状あまり使ってもいない口座のトークン再交付に,1,650円とはいえ払うのはイヤである,ということから導き出た結論は「ゆうちょダイレクト」を解約してしまおうということになった,そうとなれば早速手続き開始である


7.ゆちょダイレクトの利用停止依頼
 ゆうちょダイレクトは利用開始時もいろいろやりとりが面倒で,さすがに元お役所が提供してるサービスだなと思ったものだが,利用を停止する時も,登録印鑑を押印した停止依頼の文書を送る必要がある,郵便局でも手続き可能だが,田舎の郵便局はこういうWEBサービス等に疎いためパスである

ゆうちょダイレクトは使いにくいので解約して口座も解約 (3).jpg
 
 ということで利用停止依頼の文書を3月17日に発送した,3月21にはまだロインが可能だったが,3月24日にはログインできなくなっていた,その間にシステム上から登録情報が抹消されたのだろう,なんかメールでも送ってくればいいのにと思っていたら,3月26日に上に掲載した文書が届いた


8.ゆうちょ銀行の口座は必要か?
 このやりとり,今の時代,まともなネット銀行ならすべてWEB上かメールのやりとりで完結すると思うのだが,なんとまあ時代遅れというか,「IT革命」を「イット革命」なんて言う人が国のトップでも通用するんだから,この辺,お役所関連はIT関連に関しては,救いようがないくらい遅れている

 そもそもこのゆうちょ銀行の口座は,ヤフオクの代金受け取りや支払いをメインに使っていたわけだが,その役目はほぼ終わっていて,知人二人への送金に利用しているだけだった,その知人二人も手数料無料で送金が可能なネット銀行を利用しているので,送金方法を切り替えれば無問題である


9.ゆうちょ銀行の口座解約を申し込む
 ということで,ゆうちょ銀行の口座は不要であると判断して,口座自体も解約することにした,これまた,登録印鑑持参で,郵便局まで出向いて手続きをする必要があるわけだが,まあそれはしょうがない,ゆうちょ銀行の窓口に出向いて整理券を取って,番号が呼ばれるまで,しばらく待つ

 番号が呼ばれたので,窓口で「残金を全て引き出して,口座を解約してください」と申し出る,窓口の方が「しばらくお待ちください」と言うので,いすに腰掛けて待ってたら,中間管理職みたいなおっさんが「解約でいいんですか,次に口座作るとき難しくなりますよ」的な脅し文句をのたまう


10.ゆうちょ銀行の口座解約手続き完了
 そんなのカンケーネー!(心のつぶやき),「今後使用する予定はないので,とにかく全額払い戻しして,口座は解約してください」とお願いする,「わかりました,しばらくお待ちください」と言われたので,待つことしばし,しばらくして名前を呼ばれて,窓口で残金と通帳を渡された

ゆうちょダイレクトは使いにくいので解約して口座も解約 (2).jpg

 手続きの最初に通帳とカードを預けたのだが,通帳は上の画像のように「解約」の文字が印字されたものが返却されたのだが,カードは返されなかった,なんか悪用されないようにというような,安全対策なのだろうが,まあ使えもしないカードを,返却してもらってもしょうがないしね


11.おわりに
 これまでも郵便局のサービスに関しては,いろいろ勝手なことを言ってきたのだが,いまだにお役所時代の考え方が残っているんだろう,こういう手続きはネットで完結できるはずなのに,なんで文書をやりとりするような手間のかかる方法をとってるんだろう,イヤなら使うなと言われそうだが・・・



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