2014年02月03日
机の上にひろげた
彼はその日のうちに葉子に手紙を書いた。その詩を讃めると同時に、子供の世話を頼もうかと思っている云々と。すると三日目に葉子から返事がとどいて、長々しい手紙で、少しいきり立った文句で、それに反対の意見を書いて来た。でなくとも、女給をして来た人では、庸三の家政はどうかという意見もほかの人から出たので、彼もそれは思い止まることにした。
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