みんなで楽しむ場所ってわからんか・・・自分だけ楽しけりゃ良いわけじゃない
東京ディズニーランドで13日午後、自称・無職の男がクリスマスパレードのルートに飛び出し、キャストに確保されました。男はその後、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。当時、パレードを見ていた人が、その一部始終を撮影していました。撮影者は、キャストの“対応の早さ”に安心したといいます。
13日午後3時半すぎ、東京ディズニーランドのパレード中に撮影された映像には、突然、男が乱入する様子が捉えられていました。男が乱入すると、踊っていたキャラクターも慌ててよけました。男は両手を上げるしぐさを見せた後、キャストによって取り押さえられました。
“乱入”の一部始終を捉えた動画を撮影した人に13日夜、話を聞くことができました。
パレード中に“乱入”の動画を撮影した親子
「(私たちは)最前列にいたんですよ」
「男性が…」
「急にななめ後ろから飛び出してきたんですね。(男が持ってた)携帯の充電器がコロンって…(男が)勢いよく立ち上がったから(充電器が)ガシャーンって落ちて、わーって出て行っちゃった。『え 何!?』っていう感じで…。でも、飛び出した後、早かったよね。1人の人(キャスト)がすぐ捕まえて、タックルみたいにして、で何人もの人が来て足を両手で押さえる人もいたし、何人かで体全部、押さえていた」
「キャラクターたちは、動じないように一生懸命手を振ったり。みんなはそれ(パレード)も見たいけど、その男の人も気になる…みたいな」
男の様子についても聞きました。
――男は出てくる時に何か話していた?
パレード中に“乱入”の動画を撮影した親子
「でも、なんかちょっと笑ってたよね」
「うん」
――押さえられている時は?
パレード中に“乱入”の動画を撮影した親子
「何か叫んでいる感じはありました。抵抗はしている感じでした」
別の映像でも、多くの来園客の目と鼻の先で複数のキャストに確保される男の姿が捉えられており、抵抗して暴れる様子が確認できます。
男が乱入したのは、東京ディズニーランドで今の時期、1日1回行われているクリスマスパレード「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」です。13日も午後3時半から、約35分にわたって園内のルートをたどる予定でした。
しかし、警察などによると、午後4時前、現場とみられるシンデレラ城前の「プラザ」と呼ばれる場所で「東京ディズニーランドでパレード中、男が騒いで迷惑行為」との110番通報があったといいます。
クリスマスパレードのルートに突然、飛び出したのは、自称・無職の男(51)です。安全確保のためキャストに取り押さえられた後、パレードのフロートに立ちふさがり、パレードを中断させたとして現行犯逮捕されました。
動画を撮影した人によると、男はパレード終了後に連行されていったといいます。
パレード中に“乱入”の動画を撮影した親子
「何人もの人に抱えられて、連れて行かれちゃいました。本当びっくりですね。ただただ、びっくりです。でも、対応がすごい早くて、安心した」
「キャストさんたちの素早い行動力に、さすがディズニーだなって」
パレードを見ていた別の人は「めちゃくちゃ怖いです。目の前じゃなくて良かった。それ(男の乱入)見てたら、怖くて帰っていたかも」と話していました。
中には、パレードを見ていながら事件のことを知らなかった2人組もいました。事件を伝えると「えー! 『男が乱入』だって、えー! 『迷惑行為』えー!」と驚きを隠せない様子で、「実際、僕らは目撃していないので、分からなかったです」と話していました。
この影響でパレードは6分間中断しましたが、けが人はいないということです。男は調べに対し、「パレードを止めたことは、間違いありません。迷惑をかけるつもりはなかった」と容疑を一部否認しているということです。警察は、責任能力の有無について慎重に調べています。
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