防犯カメラの映像公開
オレンジ色のようなニット帽をかぶって黒っぽい服を着た大柄な男。東京都立大学の教授・宮台真司さんに対する殺人未遂事件で警視庁が公開捜査に踏み切りました。
時折、小走りで歩く男。
ニット帽をかぶり黒づくめの服。リュックを背負っています。
事件から2週間近く。犯人は今も逃走中です。
東京・八王子市にある東京都立大学の教授・宮台真司さんが、刃物で切り付けられた事件です。
東京都立大学・宮台真司教授(63):「僕にとっても驚天動地の事態ではありました」
警視庁は12日、逃走中の男とみられる映像を公開しました。
事件現場近くの大学構内から撮られた映像です。映像には、大学の中門付近の植え込みから大学の外に出る男の様子が映し出されています。
事件後の逃走経路。新たに分かったことがあります。
近隣住民:「土地勘がないとちょっと無理かも」
駅ではなく、住宅街に向かった訳とは。
先月29日、社会学者・宮台真司さんが切り付けられた事件。
事件後の逃走経路が分かりました。
事件が起きたのは、東京都立大学のこの辺り。南側にはアウトレットモールや、南大沢駅があります。
男は、人の多い南側ではなく、北側の住宅街の方に向かったことが分かりました。
グーグルアースで見ると、男が出た中門から団地周辺を北側に向かいました。
防犯カメラには、住宅街を歩く男の姿が映し出されています。
駅などがある南に逃げた方が、人混みにまぎれやすい印象もありますが、人目に付かない住宅街の方が捜査は難しいと話します。
元埼玉県警刑事・佐々木成三氏:「駅には必ず防犯カメラあるので、駅から駅、リレー式には捜査は展開できるが住宅街になると、カメラの数は商店街・街のな中に比べると少ないので、リレー式(の捜査)はできなかった可能性はあると思う」
人目を気にしたのか進路を北に取った男。住宅街を抜け、さらに北へ向かいます。
コンビニエンスストアは、大学からは歩いて10分ほどの距離にあります。この場所を最後に、男の足取りは分かっていません。
地元の住民:「(団地の)中に入っちゃうと分からなくなるというか、土地勘がないと無理かも」「この通りはバス通りになっているから、駅を中心に色んな方向に出る」
元埼玉県警刑事・佐々木成三氏:「覚悟を決める犯行ならその場で逮捕されるという事件も過去あったが、刺した後、逃げているということを考えると計画的にどこをどう逃げるのか考えていたかもしれない」
警視庁によると、宮台さんは面識がないと話しているそうです。
東京都立大学・宮台真司教授:「予想していなかったという意味では驚天動地だが、不思議なことが起こったとは全く理解していない」
男は180センチから190センチと大柄だと推測されていて、警視庁は情報提供を呼び掛けています。
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