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どこでもサイエンス 第2回 8月12日と13日の夜はペルセウス座流星群を観察しよう
マイナビニュース 8月7日(水)10時0分配信
流れ星が流れるのは1時間夜空をみて3〜5個くらい。1個あたり1秒間も見えません。それが、一気に10倍!!の30とか50個見られる日があります。毎年8月13日ごろ見られるペルセウス座流星群です。
その道の人に聞きますと、今年は、観察条件がよいのだそうです。観察のポイントから、ちょっとしたウンチクまでご紹介いたします。
流れ星を見たことありますか? 見えると気持ちが上がりますよね〜。ちょっと落ち込んだ時に都合よく見えたらいいのですが、なかなか流れ星ってねらって見られません。でも意外なことに流れ星は、毎日、流れているのです。ただ、その数は1時間あたり3〜5個。1個が見えるのは1秒間未満。1時間(3600秒間)のうち、流れ星が流れているのは1000分の1の3秒間程度というわけですから、見られないのも無理もありません。
ところが、毎年8月13日前後に異変が起こります。流れ星の数が10倍になるのです。10倍ですよ!10倍!!。1時間に30〜50個。流れ星のバーゲンセールです。5分間も空を見続ければ、確実に流れ星が見られる勘定になります。これが、ペルセウス座流星群です。流れ星が流れだす方向を、逆にたどると、ペルセウス座になるので、この名前がついています。
では、ペルセウス座流星群の観察の仕方をご紹介しましょー。まず、見るのはカンタンです。8月13日前後の晴れた夜に、のんびりと20分間、空を見あげればいいのです。それで、数個の流れ星は見られるはずです。ただ、ちょっと工夫をすると、見える流れ星の数が増えてきます。ポイントは以下の3つです。
1. 安全を確保、落ち着いて見られる場所で見る。虫対策も重要
2. できれば夜中すぎがよい。また12〜13日にかけての夜がベスト
3. ねっころがって、頭の上を見るとよい
それぞれ、ちょっと解説しますね〜。
###1:安全を確保、落ち着いて見られる場所で見る。虫対策も重要 流れ星を見るときは、なにかと不用心になります。自宅の庭やベランダなど、確実に安全といえる場所で見るのがベストです。
また、虫対策をしないと、えらい目にあいます。経験上、蚊取り線香が効きます。またあまりにも良いので商品名を書いてしまいますが、キンチョ―の虫コナーズテラス・ベランダ用がオススメなのですが、なかなか入手できません。それから、野生の動物などが出るところでは十分な警戒が必要です。
全国に200ほどある天文台のいくつかは、流れ星観察イベントを行いますので、近くにあればそれを利用するのも手でしょう。アストロアーツのPAONAVIで8月12日を検索するといくつかでてきます。
○2:できれば夜中すぎがよい。また12〜13日にかけての夜がベスト
ペルセウス座流星群は、ほぼ一晩中見られます。ただ、ペルセウス座から飛び出すので、ペルセウス座が高く昇ってくると、流れ星の数も多くなります。それが、夜中すぎです。ベストなのは12日夜の11時〜13日の夜明け前の3時すぎです。特に夜明け前にみられれば、IMO(国際流星機構)のピーク予想ともあたるので一番でしょう。興味のある方は、IMOのなかでペルセウス座流星群は「Perseids(PER)」と表記されているので、それで検索をかけると手っ取り早いでしょう。
○3:ねっころがって、頭の上を見るとよい
よくある誤解に、ペルセウス座流星群の流れ星は、ペルセウス座に見えるというのがあります。だから、ペルセウス座が見える北東の空を見るのがよいというものです。
実際は、ペルセウス座を中心に、空のあらゆるところに流れ星は流れますので、空をできるだけ広く見渡すのがよく、ねっころがって、頭の上を見るのがよいです。
ねるときに、立派なサマーベッドや寝椅子を用意するのもいいですが、テントマットや、段ボールをしくのも結構良い方法です。そのさい、身体がずらないように、平らなところに敷くのがコツになります。薄いレジャーシートなどは背中が痛くなってしまうので、オススメできません。砂浜などなら良いでしょうけど、安全面がちょっと不安ですね。
なかには、星がよく見えるところに遠征してみようという方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、星が降るように見えるところでは、流れ星もよく見えます。筆者も、高校生のときに友人たちと日本アルプスの高原の牧場で流れ星を見ましたが、すばらしいものでした。ただ、勝手知らないところに、夜じっとするのは、ふつうに考える以上に危険です。過去には流星観察の現場での傷害事件や帰路での交通事故なども起こっています。初心者は登山とおなじで、周囲に逃げ道を用意し、ガイドと一緒でくらい慎重にやっても良いくらいです。携帯がつながらないこともありますし、山などは天気の急変もあります。家で見れば、そういう心配はないので、まずは家から気楽にはじめてみてください。
○流れ星の特異日「流星群」はどうして起きるのか?
ところで、流れ星の特異日ともいうべき流星群が、なぜあるのか? をちょっとだけ解説します。よかったらもうちょっとだけつきあってくださいね。
まず、流れ星は「小さな砂粒が、地球に衝突する現象」であることを覚えてください。こうした砂粒は、太陽のまわりをまわる、ミニミニサイズの天体で、平均して秒速30km。時速10万kmという猛スピードで宇宙を突進しています。
勉強になります。
12日は2時(13日の)までは起きてみてましたが5個でした。
気長に思い立った日に見てみるのも流星を見るには良いのかもしれないと思った次第。
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