変な相関関係を元に根拠なく語っていることであることは間違いない。
明確な原因がなければ、単に数字の結果だけを見ても無意味だ。
Yahoo!より、
「長く眠る人の死亡リスクが高い」という謎
5/19(日) 17:40配信 ナショナル ジオグラフィック日本版
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190519-00010002-nknatiogeo-sctch
記事より、
・睡眠時間は長ければ良いわけではない
糖尿病、高血圧、高脂血症(脂質異常症)などの生活習慣病
脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの心血管系疾患
うつ病、認知症などの精神神経系疾患
そして死亡率!
これらはその発生リスクと睡眠時間との間に関連が確認されている疾患の代表例である。睡眠時間と健康リスクというと、どうしても睡眠不足(短時間睡眠)を思い浮かべがちだが、実は睡眠時間は長ければ良いというわけではないようだ。
・横軸に睡眠時間をとり、縦軸にリスクの高さ(健康指標)をとってグラフ化すると、不思議なことに睡眠時間と健康指標との間にはおしなべて「U字型」の関係が認められる。つまり、平均睡眠時間を底(最小リスク)にして、睡眠時間が短すぎても長すぎても、疾患の罹患や死亡リスクの高さと関連しているのである。
・例えば、米国で行われた糖尿病の発症リスクに関する複数の大型コホート調査(前向き追跡調査)でも、日常の睡眠時間が6〜7時間の男性に対して、睡眠時間が5時間以下の男性はその後、糖尿病に1.95倍かかりやすい一方で、睡眠時間が8時間を超えている男性は3.12倍とさらに高率に糖尿病に罹患したのである。
・ちなみに、女性の場合は1.37倍と1.36倍とやはり短時間睡眠、長時間睡眠ともに6〜7時間睡眠に対してリスクが高まるが、男性よりもリスクが低い。もともと糖尿病の有病率は男性の方が高いのだが、睡眠時間の影響に性差が生じるメカニズムはよく分かっていない。
・気になる睡眠時間と死亡率との関連だが、これも米国で1982年から1988年にかけて110万人以上を対象にして行われたコホート調査で「U字型」の関係が確認されている。それによれば、睡眠時間が7時間台の男性/女性に対して3時間台の死亡リスクは1.19/1.33倍、4時間台は1.17/1.11倍。そして、9時間台では1.17/1.23倍、10時間を超えると1.34/1.41倍になり、短時間睡眠とほぼ同等かそれ以上に長時間睡眠での死亡リスクが高かった。
長時間睡眠と死亡リスクの関係については、日本人でも確認されている。40歳〜79歳の10万人の男女を約10年間追跡したJACC study(Japan Collaborative Cohort Study)によれば、睡眠時間が7時間台の男性/女性に対して9時間台(死亡リスク1.27/1.54倍)、10時間超(同1.67/2.03倍)の長時間睡眠では米国人以上に死亡リスクの高さと強く関連していた。一方で、米国と同様に7時間台の人に対して5時間未満の女性は死亡リスクが2.00倍と高かったのに対して、男性では有意な差は認められなかった。おそらくこれは、睡眠時間が4時間未満の男性が224人と少なく統計的検出力が不足していたためと思われる。
それにしても、長時間睡眠者で健康リスクが高いのはナゼなのだろうか? 実はそのメカニズムはよく分かっていない。
短時間睡眠についてなら、研究する方法はある。ごくごく少数いる生まれながらのショートスリーパーを除けば、短時間睡眠者の多くは自分で睡眠時間を削っているいわゆる睡眠不足であるため、実験的に睡眠を剥奪することでシミュレーション研究が可能である。
本コラムでも何度か取り上げたように、短時間睡眠が血圧や代謝に悪影響を及ぼすメカニズムとして、摂食ホルモンの変動による食行動の変化、自律神経や内分泌、免疫系などさまざまな身体機能の変化、うつ状態や身体運動量の低下など数多くのパスウェイが知られており、これらが同時並行的に生じる。
一方で、長時間睡眠者はその実態すらよく分かっていない。大規模なコホート調査では参加者一人一人の細かい生活状況までは把握できないことが多いためである。この種の調査の参加者は40代以降の中高年が多数を占める。参加者の中には、病院を受診するほどではない程度の身体的な衰えや、軽いうつ状態などの精神的な不活発さ、経済的な事情によるごろ寝や運動不足など、「長時間睡眠」をもたらす要因とその悪影響を抱えている人も一定数いるだろう。
・鍵となるのは、睡眠時間の客観的な評価だろう。これまでの大型コホート調査ではコストや実施可能性の観点から主観的な睡眠時間を聴き取っているものが大部分である。「睡眠時間」の中には寝つきにかかる時間や中途覚醒時間はもちろんのこと、読書、TV視聴、性生活、ごろ寝なども含まれている、つまり単に「寝床にいる時間」も「睡眠時間」に計上されているのかもしれない
そもそも睡眠の定義が曖昧なために、横になっているということならそうかもしれない。
例えば座った姿勢が長いと寿命を縮めるという話とも繋がる。
オフィスワーカーなどコンピュータに張り付いているようなトレーダーなどなら座っているというよりも、常にストレスを感じて取引を長時間行なっているということで、その姿勢が座っているということだ。
その程度のレベルの話だとしか理解できない。
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