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2014年12月10日

ゲーセン店員ネタバレ part5 (待遇編)

こんにちは!今日はゲーセンでアルバイトした場合の待遇についてネタバレ(というか私の実際の待遇)をしたいと思います。

最近ブラック企業という言葉が完全に定着してきた感がありますが、ゲーセンはどうなのか!?

項目別で追っていきましょう。
(※あくまでも私の勤めた会社&アルバイトという立場のものですので、他社及び社員さんは分かりません)

□ 環境・前提条件 

24時閉店 深夜2時までのアルバイト (つまり閉店作業・次の日のイベント設定作業に2時間みているわけです)

□ サービス残業について

24時〜26時(深夜2時)の2時間という時間は、会社として、過去の閉店業務にかかる時間から割り出した閉店作業にかかる時間として見込んでいる時間であり、それを超える場合には「作業が遅い」「店員の質が悪い」とされ、逆に本部から叱られる(当然残業代なんてでない)扱いでした。そのため社員さん達はかなりピリピリしてましたね。(元々残業代を諦めているアルバイトの方達はマイペースにやってましたが)

結論から言うと、この「閉店業務2時間」という時間は、かなり厳しい。

作業に熟練した人達が、全力ダッシュでやってギリかなというレベル。

一人でもバイトを休んだり、作業になれてない新人バイトがいた場合にはほぼアウト。
(そういう場合には社員がヘルプに入る場合もあり(ただし機嫌悪い))

なので、本部からは禁止されていましたが、実際の閉店業務は、閉店の3〜40分前から行うのが慣例でした。

(そうじゃないととても2時間で間に合わないので)&(社員も見てみぬふり(自分も手伝いたくないので))

しかし、閉店ギリギリまでお客さんがいる場合、当然後片付けが出来ません。
そういう場所は後回しにして、日頃の経験上、お客さんがほとんど座らない台等からさっさと清掃、メダル回収などをしていました。

お客さんが悪いわけではありませんが、清掃後にまたお客さんが座るということはもちろんあり、その場合店員同士で、「マジかよ・・・なんでこんな時間から来るんだよ・・・」という愚痴は日常でした。

上記でいう「全力」ってのは、本当に全力です。定時に帰りたいのなら、本当にサボリようがないレベルの忙しさ。

どんなにチャラい感じのアルバイト君でも、雑談一つしません(というか出来ません)
もくもくとというよりは必死に作業するレベル。

一人でももたつくとその分のシワヨセが自分達に回ってくるので、ある意味閉店作業に関わるアルバイト同士の連携は悪くなかったです。結構みんなお互いの状況みながら助け合いでフットワークはよかった。

そんな大げさなと思われるかもしれませんが、事実です。少なくとも私のバイト先では。

なので2時ジャストくらいに作業が終わった時の達成感、お互いに「おつかれ〜!」の掛け声は気持ちよかったですね。

よくも悪くも閉店作業に携わるアルバイトメンバーは「連帯責任」なので、イジメたりケンカしてる場合じゃありません。

新人が入ると、みんな真剣(必死というべきか)に仕事を教えてくれます。

早く戦力になってもらって1分でも早く帰りたいので。

なので仕事を覚えるのはみんな早かったと思います(爆)

給料は約束分(求人に記載のある分)はしっかりでました。その辺の不満は特になかったですね。

深夜割り増しとかもきちんと計算されていて、変な罰金?や控除されているお金というのはなく、不毛な明細ではなかったです。

まあ・・・いい方ですかね・・・?待遇という意味では別に不満という不満はそれほどなかったですね。

私は元々スロットとか好きなんで、作業的には嫌いじゃなかったというのもあるかもしれませんが。

もしゲーセンのアルバイトを考えている方の参考にでもなれば幸いです(地域やお店によって差はあると思いますが・・・)

ただし、二つほど「ハマリ」があります。

まず一つ目が閉店時に大当たり中の台。

パチンコ等で確変中に閉店すると、通常時に戻るまで回さないといけないんです。これがもう死ぬほど面倒くさい・・・。早くあたれええええええという顔でイライラしながら回すんですが、こういう時に限って無駄に確変レンチャンしたり、確変中にハマる・・・。
イライライライライラ・・・という感じでした。

二つ目が「ゴミ捨て」です。ゴミ捨ては毎日必ず作業として組み込まれます。

お店としては、ゴミ箱はちゃんと「もえるゴミ」と「もえないゴミ」と分かれて設置されているんですが、当然?きちんと分別してお客さんに使ってもらえません。

ですので、ゴミ捨て場にもっていく前にゴミの中身をチェックして、「手で」適切な場所に入れなおさないといけません。

これがもう腐臭と汚いのとで最悪。

食べかけのものから家からもってきたゴミからなにやら得体の知れないものからなんからもうランダムにぐっちょぐちょに捨ててあります・・・。

最初の頃は息をとめて手袋をはめて目をそむけながら指先で一つ一つゴミをツマんで分別してましたが、そんなお嬢様作業ではとても2時間の閉店業務に間に合わない。

後半はもうヤケクソというか、なんだろう、腹をくくるというか、ヤケクソで、一気にゴミ箱に手を突っ込んでうおおおおおって分別してました。(この作業は女性には出来ません(というかさせられません絶対に))

いろんなジュースの飲み残しの混ざって腐った匂い、本当につらいですよ。

液体はゴミ袋から出さないといけないですし、ゴミ袋もパンパンだと結構重いので、完全に汚れ&肉体労働です。

これが衛生面でもよくないと思いますし、閉店作業のアルバイトの一番のデメリットですかね。

ゴミ捨てが終わった後はいつも念入りに手を洗って、家に帰って速攻でお風呂に入ってました。

人生一度くらいは根性つけるというかメンタルを鍛える意味で数ヶ月くらいそういう経験をしておくのもアリかなという気もしますが、一生やるのは私には無理だと思いました。

その辺は体育会系ともいえそうです。夜のお店からすれば、その程度楽勝と笑われるかもしれませんが、普通の昼職の発想からいくと、かなりブラックにみえる瞬間です。

ゲーセンですらこれですから、パチ屋はもう一、二段階厳しいとみていいかもしれませんね。

高い時給にはきちんとした理由がある。

夜の部に慣れてきたころ、暇な日だけでいいから日勤も入ってくれないかと店長に言われ何度か入りましたが、日勤は平和です・・・。特に平日の日勤は天国。

お客さん少ないしゴミ少ないし台あまり汚れないし民度悪くないしで、平和そのものでした。

私の場合は副業だったのであれですが、日勤は女の子のアルバイトもいましたし、普通に「まともな?」バイトだと思いました。

週末のメダル部門の閉店作業が一番過酷かと・・・。

私が面接に行った時、「日中は仕事があるので、夜9時以降で、メダル部門に興味があるんでそっちラインでお願いできますか?」と店長に尋ねて、「大歓迎です!いつから来れますか?こちらとしてはもうすぐにでもお願いしたいんですが!」と、大喜びされた理由が後々分かった感じです(爆)

業界慣れ?している方達は、それ(週末&閉店作業の過酷さ)が分かっているから誰も入りたがらないんですね。

まあ何事も経験です。

やっている時はつらいこともありますが、数年たつといい思い出になってたり・・・。

よく考えると私の人生も結構修羅ってる気がします。勤めてた会社に労基の人が来てもめてたりとか・・・(笑)

会社運はあまりよくない人生でしたが、存外人に恵まれて今がある感じです。

どんなにいい職場にも嫌なことがあるように、どんなにひどい職場にもいいこともあります。

悪い部分だけを見ると悲観的につらくなってしまいますが、その期間は自分を鍛える修行期間と思って、前向きに、そして時期が来たらさっさと辞めて新しい未来へ飛びたっていきましょう!

労働問題で自殺や鬱のニュースを最近よくみますが、労働者に与えられた唯一最大の権利は辞めることが出来るということだと思います。

死ぬほど追い詰められる前に、辞めて次の会社を探すか独立するか。

私も昔は「仕事を教えてやって金まで払ってやってるんだ感謝しろ!」「仕事が出来ないうちは給料泥棒だ」なんて言われ続けてました。「鉛筆の持ち方がおかしい!」なんてことも言われたり、有給なんて1日も使わせてもらえなかったり、「おまえの席を維持するのに一日37000円かかってる。それ以上の売上げが出せないならお前の居場所なんてない」なんて毎日言われ続けたりと色々ありましたが、今は独立し、自分で仕事をしてそれなりに平和です。

手に職系の世界(職人系の世界)では、特に「丁稚奉公」気質が強いと思います。

本来の使われ方とはまったく違う裁量労働制、使い捨ての派遣、本当に悲しい話ですが、すべては自分に力が足りないのが原因だと唇をかみしめ、1日も早く世の中で通用するスキルを身につけて、自分の道を歩んでいけるように頑張る、そうすることで、そういった世界から抜け出せると思います。

労働環境改善というのは今後も期待できません。法や仕組みというのは、一部の上層部にのみうまみがある仕組みしかつくられていきません。その中で一般人である我々が自分の身を守る手段は、結局自分の市場価値を高めて、周りに求めるのではなく、周りに求められる、必要とされる人材になる以外にない、というのが私の修羅人生から達した持論です。

話が大幅にずれましたが、みんな見た目より何か不安や苦しみや悩みを抱えながら生きているもんです。

もし今つらい立場にいらっしゃる方がこのブログを読んでくださったとしたなら、自分だけが最悪だと落ち込まないで、頑張って元気を出していきましょう!
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どうもドクターKです(違)イニシャルがKなんでKと呼んで下さい。三十路すぎのオッサンです。最近のパチスロに絶望したもののどうしてもなかなかギャンブルから脱却出来ない・・・そんなある日、ふとゲーセンのメダルゲームをやりだしたら以外に面白かった&お金がかからないためハマってきたという感じです。
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