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2019年08月13日

「食品の選び方」「食べる順番」が2型糖尿病リスクに影響

(卵、牛乳、豆、鶏、魚、そして豚牛、
根っこ、葉っぱ、海藻、きのこ、豆、芋、
握りこぶし1個分の果物、
油はオリーブ油、ごま油、しそ油(エゴマ)を食べてください。

食材としての魚、お肉の摂取量は、
必要タンパク量は自分の体重g×2倍
ー50kgの人は約50g×2倍=100g、
手のひら1枚分のお肉と、
手のひら1枚分のお魚を1日に食べてください。

食べる順番はおかずを
最初に食べて10分経ってから、
ご飯、麺、芋を食べてください。)


「食品の選び方」「食べる順番」が2型糖尿病リスクに影響

提供元:HealthDay News 公開日:2019/07/15

「食品の選び方」と「食べる順番」
が2型糖尿病の発症リスクに影響する
ことを示した3件の研究結果が、
米国栄養学会(ASN、6月8〜11日、米ボルチモア)
で発表された。

これらの研究では、
植物性食品を中心とした食事に改善したり、
ビタミンB2やビタミンB6を多く
摂取したりすると2型糖尿病リスクが低減したほか、
「食べる順番」も同リスクに影響する可能性が示された。

野菜を最初に食べると、
食後血糖値の上昇だけでなく、
食欲増進ホルモンの分泌も抑えられることが分かったという。

一つ目の研究は、前向きコホート研究である

CARDIA(Coronary Artery Risk Development in Young Adults)
研究に参加した男女2,717人
(平均年齢25歳、約40%が黒人、約60%が女性)
を対象としたもの。

参加者を30年にわたり追跡した結果、
成人早期から中年期にかけて
食事の質に改善がみられた人では、
食事の質がわずかに低下した人
と比べて糖尿病リスクが60%低いことが示された。

研究を率いた米ミネソタ大学ツインシティー校
のYuni Choi氏によれば、
「質の高い食事」とは栄養分に富んだ、
植物性食品が中心の食事だという。

今回の研究の対象者で10b37be6953570aad11c6118c5ca39db_s.jpg

最も質の高い食事を摂取していた人では、
毎日野菜を4サービング以上、
果物を2サービング、
ナッツまたは種子類を2分の1〜1サービング、
全粒穀物を約2サービング摂取していた一方、
加工肉の摂取量は1サービング未満、
赤肉の摂取量は約1サービングだった。

同氏らは
「植物性食品に含まれる多様な栄養素が
糖尿病予防に役立つと考えられる」
と述べている。

二つ目の研究は、
3件の大規模観察研究に参加した
計20万人の医療従事者から得られた
食事に関するデータを
15年間にわたって追跡したもの。


この研究では、
ビタミンB2とビタミンB6
の摂取量が最も多い人では、
最も少なかった人に比べて
2型糖尿病リスクが
約10%低いことが分かった。

一方、ビタミンB12については、
全体的な摂取量は
2型糖尿病リスクの上昇
とは関連しなかったが、
食事からの摂取量が多い
と同リスクは11%上昇した。

ただし、サプリメントからの摂取量
との関連は認められなかったという。

また、最後の研究では、
中国人の成人16人(ほとんどが男性)を対象に、
一定量の野菜、肉、米が含まれた食事を、
あらかじめ決められた5パターン
の順番のいずれかで摂取してもらい、
食後血糖値への影響を比較した。


その結果、
野菜または肉を最初に食べる
と食後血糖値の急上昇
が抑えられることが分かった。

特に、「野菜、肉、米」の順番
で別々に食べると
食後血糖値
の急上昇が最も抑えられ、
食欲増進ホルモン
にも好ましい影響が認められたという。

この研究を実施したグループ
の一人でシンガポール臨床科学研究所(SICS)
所長のChristiani Henry氏は

「野菜に含まれる食物繊維
や他の栄養素により、
食べ物の消化にかかる時間
が長くなり、
食後血糖値の急上昇
が緩やかになる可能性がある」
と説明。

米を食べるときには、
血糖値の上昇を抑えるため
に最初に野菜を食べる
ようにすることが
「シンプルで実践的な方法」
になるのではないかとしている。

専門家の一人で、
米ニューヨーク・プレスビテリアン/ワイルコーネル医療センター
の内分泌科医であるRekha Kumar氏は、
これらの報告を受けて、
「果物や野菜、自然なままの食品
を中心とした食事は、
2型糖尿病を管理する
上で極めて実践的で取り入れやすい方法だ」
とした上で、

「毎食必ず一皿の半分
を植物性の食品が占めるようにするべきだ」
と助言している。

また、食べる順番については、
「野菜や食物繊維が豊富な食品、
タンパク質は消化に長い時間がかかるため、
血糖値の上昇が緩やかになる。

理論的には、
食べる順番を変える
ことは体重や食欲のコントロール
に影響すると考えられる」
としている。

[2019年6月8日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay.

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posted by 田中松平 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 食事
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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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