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2019年07月11日

地中海食は好きなだけ食べても太らない?

地中海食は好きなだけ食べても太らない?

初の霊長類による対照試験
2019年05月15日 06:05

西洋食よりも地中海食の方が、
満足するまで食べても体重は増加しない
ことを示した初の霊長類の対照試験の結果を、
米・Wake Forest School of MedicineのCarol A. Shively氏らが
Obesity(2019; 27: 777-784)に発表した。

ここでの地中海食は”植物由来の食品から”
(通常の地中海食はー地中海食.jpg

@果物や野菜を豊富に使用する
A乳製品や肉よりも魚を多く使う
Bオリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う 
飽和脂肪酸を減らし、豚牛よりも圧倒的に鶏肉や魚介類が多い特徴があります)


<要約>
対象はメスの中年期のカニクイザル38頭。
蛋白質や脂質を主に『動物由来の食品から摂取する西洋食群』と、
主に『植物由来の食品から摂取する地中海食群』
のいずれかにランダムに割り付けた。

食餌に含まれる脂質、蛋白質、炭水化物の構成比は
西洋食と地中海食で同程度とし、
西洋食は40歳代の平均的な米国人女性が摂取している食事に類似した内容とした。
なお、試験期間の38カ月間はヒトでは約9年間に相当するという。

多めに食べてもBMIを維持

西洋食群では、介入期間の後半(27〜30カ月)で
前半と比べて有意にカロリー摂取量が少なかったが、
増加したBMIは維持されていた。

一方、地中海食群では後半でカロリー摂取量が多かったが、
BMIはベースライン時とほぼ同等の水準を維持していた。

さらに、研究開始から2.5年後の時点では、
地中海食群と比べて西洋食群で
体脂肪率の上昇、活動量やエネルギー消費量の増加が認められ、
インスリン抵抗性や脂肪肝(CTで評価した脂肪沈着量)の増加も認められた。

一方、地中海食群では西洋食群と比べて中性脂肪の低下が認められた。

カニクイザルを用いたこの研究では、
地中海食を与えられた群と比べて西洋食を与えられた群において
カロリー摂取量や体重の増加
体脂肪率の上昇などが認められたという。

脂肪肝も予防

Shively氏は「地中海食群では提供された食餌を全て食べることはなく、
適正体重が維持されたのに対し、
西洋食群では必要量をはるかに超える量を食べ、
体重が増加していた」と説明。

また、「西洋食と比べて地中海食は脂肪肝の予防に優れている
ことを示した実験に基づく初のエビデンスが得られた」としている。
(岬りり子)
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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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