2019年07月12日
尿酸値と認知症リスク〜44年の追跡調査
(高尿酸血症、痛風は先天的な病気!9以上で初めて治療対象になる。
何も勉強していないドクターにだまされて、尿酸値を下げると、認知症の憂き目に
最近、フェブリクというさんざん宣伝していた新薬の心毒性が報告されました。
売りは、尿酸値を下げることによって、狭心症、心筋梗塞を予防できるだったのに)
尿酸値と認知症リスク〜44年の追跡調査
提供元:ケアネット 公開日:2019/05/17
血清尿酸が減少すると抗酸化力が損なわれる可能性があるため、
血清尿酸値が低いと認知症リスクが増大することが示唆されている。
一方、血清尿酸値が高いと心血管リスクが増加し、
認知症とくに血管性認知症のリスクが増大する恐れがある。
今回、スウェーデン・ヨーテボリ大学のLieke E.J.M. Scheepers氏らによる集団ベースの研究で、
認知症のサブタイプにかかわらず、
『血清尿酸値が高いと認知症リスクが低い』ことが示された。
Alzheimer's & Dementia誌オンライン版2019年5月2日号に掲載。
1968〜69年に38〜60歳の女性1,462人を44年(平均33.1年)にわたって追跡調査し、
血清尿酸(1968〜69年および1992〜94年に調査)と晩年の認知症リスクとの関連を調べた。
その結果、44年の追跡調査期間中、
高い血清尿酸値(標準偏差76.5μmol/L当たり)は、
認知症(n=320、ハザード比[HR]:0.81、信頼区間[CI]:0.72〜0.91)、
アルツハイマー病(n=152、HR:0.78、CI:0.66〜0.91)、
および血管性認知症(n=52、HR:0.66、CI:0.47〜0.94)における低いリスクと関連していた。
今回の結果は、認知症のサブタイプにかかわらず、
認知症発症において血清尿酸が保護的役割を果たすという仮説を支持する。
著者らは、
「これは、痛風患者の認知症治療および高尿酸血症の治療目標に重要な意味を持つかもしれない」
としている。
(ケアネット 金沢 浩子)
原著論文はこちら
Scheepers LEJM, et al. Alzheimers Dement. 2019 May 2. [Epub ahead of print]
何も勉強していないドクターにだまされて、尿酸値を下げると、認知症の憂き目に
最近、フェブリクというさんざん宣伝していた新薬の心毒性が報告されました。
売りは、尿酸値を下げることによって、狭心症、心筋梗塞を予防できるだったのに)
尿酸値と認知症リスク〜44年の追跡調査
提供元:ケアネット 公開日:2019/05/17
血清尿酸が減少すると抗酸化力が損なわれる可能性があるため、
血清尿酸値が低いと認知症リスクが増大することが示唆されている。
一方、血清尿酸値が高いと心血管リスクが増加し、
認知症とくに血管性認知症のリスクが増大する恐れがある。
今回、スウェーデン・ヨーテボリ大学のLieke E.J.M. Scheepers氏らによる集団ベースの研究で、
認知症のサブタイプにかかわらず、
『血清尿酸値が高いと認知症リスクが低い』ことが示された。
Alzheimer's & Dementia誌オンライン版2019年5月2日号に掲載。
1968〜69年に38〜60歳の女性1,462人を44年(平均33.1年)にわたって追跡調査し、
血清尿酸(1968〜69年および1992〜94年に調査)と晩年の認知症リスクとの関連を調べた。
その結果、44年の追跡調査期間中、
高い血清尿酸値(標準偏差76.5μmol/L当たり)は、
認知症(n=320、ハザード比[HR]:0.81、信頼区間[CI]:0.72〜0.91)、
アルツハイマー病(n=152、HR:0.78、CI:0.66〜0.91)、
および血管性認知症(n=52、HR:0.66、CI:0.47〜0.94)における低いリスクと関連していた。
今回の結果は、認知症のサブタイプにかかわらず、
認知症発症において血清尿酸が保護的役割を果たすという仮説を支持する。
著者らは、
「これは、痛風患者の認知症治療および高尿酸血症の治療目標に重要な意味を持つかもしれない」
としている。
(ケアネット 金沢 浩子)
原著論文はこちら
Scheepers LEJM, et al. Alzheimers Dement. 2019 May 2. [Epub ahead of print]
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