2019年03月29日
最新アンチエイジングー日本抗加齢医学会メディアセミナーB
1日に必要なタンパクは体重g、50kgの人は50g!
100gの蛋白源を食べて摂取できるタンパク質は約2割
50gを摂取するためには250gの卵、肉、魚、大豆を取る必要があります。
年寄りだと吸収効率が落ちるので、さらに2割り増しで300g
患者さんに指導するのに、『手のひら1枚分のお肉とお魚を毎日食べるようにしてください』と説明しています!
最新アンチエイジングー日本抗加齢医学会メディアセミナーB
2019年02月28日 05:15
アンチエイジングと聞いても、具体的な事例が思い浮かばない方もいるかもしれない。
日本抗加齢医学会が2月18日に開催した4つの研究会の最新トピックスを解説するメディア向けセミナーの内容を紹介する。
3)運動器抗加齢医学研究会:世話人・石橋英明氏(伊奈病院整形外科部長)
運動器疾患は、要支援・要介護の要因の2割以上を占めており、女性に限ると3割以上となる。
運動器疾患のために使われている医療費はがんに迫る勢いであり、重要な疾患の1つである。
運動器疾患の代表的なのが骨粗鬆症。
には2種類あり、長管骨の骨幹部や骨の外殻を形成している皮質骨は代謝が遅く骨粗鬆症による骨折が少ない。
一方、長管骨の骨端部や脊椎骨椎体部などを形成する海綿骨は代謝が早く骨粗鬆症による骨折が多い。
このため骨粗鬆症で多い骨折は大腿骨近位部と脊椎椎体である。
椎体骨折は3分の2が本人の知らない間に起きる。
また、骨密度の6割は遺伝で決まるという研究結果がある。
骨粗鬆症もそれに伴う骨折も無症状なので、
早期に気付くことが大切。
FOSTAスコアは骨粗鬆症の自己評価ツールで、
体重と年齢により算出できるので便利である。
(体重−年齢)×0.2の数値が−4未満だと骨粗鬆症の高リスクと判定される。
身長の低下も目安だ。
25歳のときからの身長低下が4cm以上!だと椎体骨折のリスクは2倍。
さらに閉経後3年の身長低下が2cm以上で椎体骨折リスクが13.5倍になる。
運動器で骨と並んで重要なのが筋肉。
筋肉量は40歳以降、1年間に0.5〜1%減少することが分かっている。
つまり、40歳から80歳までに20〜40%減少する計算。
文部科学省が行った運動能力調査の結果を見ると、
若年者では、40歳代後半の週3日以上運動をしている人は
20歳代後半で運動習慣がない人と同等で、20歳も開きがある。
高齢者でもその差は10歳。
運動が筋肉量の減少を食い止めるのに有効である。
それとともに、十分な栄養補給も大切になる。
『特に蛋白質の摂取は重要』で、
男性で1日60g、
女性で1日50g必要といわれる。
高齢者では、蛋白質の利用効率が落ちているので、若年者の2割増し!の摂取が望ましい。
100gの蛋白源を食べて摂取できるタンパク質は約2割
50gを摂取するためには250gの卵、肉、魚、大豆を取る必要があります。
年寄りだと吸収効率が落ちるので、さらに2割り増しで300g
患者さんに指導するのに、『手のひら1枚分のお肉とお魚を毎日食べるようにしてください』と説明しています!
最新アンチエイジングー日本抗加齢医学会メディアセミナーB
2019年02月28日 05:15
アンチエイジングと聞いても、具体的な事例が思い浮かばない方もいるかもしれない。
日本抗加齢医学会が2月18日に開催した4つの研究会の最新トピックスを解説するメディア向けセミナーの内容を紹介する。
3)運動器抗加齢医学研究会:世話人・石橋英明氏(伊奈病院整形外科部長)
運動器疾患は、要支援・要介護の要因の2割以上を占めており、女性に限ると3割以上となる。
運動器疾患のために使われている医療費はがんに迫る勢いであり、重要な疾患の1つである。
運動器疾患の代表的なのが骨粗鬆症。
には2種類あり、長管骨の骨幹部や骨の外殻を形成している皮質骨は代謝が遅く骨粗鬆症による骨折が少ない。
一方、長管骨の骨端部や脊椎骨椎体部などを形成する海綿骨は代謝が早く骨粗鬆症による骨折が多い。
このため骨粗鬆症で多い骨折は大腿骨近位部と脊椎椎体である。
椎体骨折は3分の2が本人の知らない間に起きる。
また、骨密度の6割は遺伝で決まるという研究結果がある。
骨粗鬆症もそれに伴う骨折も無症状なので、
早期に気付くことが大切。
FOSTAスコアは骨粗鬆症の自己評価ツールで、
体重と年齢により算出できるので便利である。
(体重−年齢)×0.2の数値が−4未満だと骨粗鬆症の高リスクと判定される。
身長の低下も目安だ。
25歳のときからの身長低下が4cm以上!だと椎体骨折のリスクは2倍。
さらに閉経後3年の身長低下が2cm以上で椎体骨折リスクが13.5倍になる。
運動器で骨と並んで重要なのが筋肉。
筋肉量は40歳以降、1年間に0.5〜1%減少することが分かっている。
つまり、40歳から80歳までに20〜40%減少する計算。
文部科学省が行った運動能力調査の結果を見ると、
若年者では、40歳代後半の週3日以上運動をしている人は
20歳代後半で運動習慣がない人と同等で、20歳も開きがある。
高齢者でもその差は10歳。
運動が筋肉量の減少を食い止めるのに有効である。
それとともに、十分な栄養補給も大切になる。
『特に蛋白質の摂取は重要』で、
男性で1日60g、
女性で1日50g必要といわれる。
高齢者では、蛋白質の利用効率が落ちているので、若年者の2割増し!の摂取が望ましい。
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