アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年03月28日

最新アンチエイジングー日本抗加齢医学会メディアセミナーA

アメリカでメラトニン受容体作動薬が発売されたが、まだ大きな評価を得ていない。
服部先生のAMKは?まずは健康食品としてアメリカでヒトでのデータを集めるとのこと

最新アンチエイジングー日本抗加齢医学会メディアセミナーA
2019年02月28日 05:15

2)抗酸化内分泌研究会:代表世話人・服部淳彦氏(東京医科歯科大学教養学部生物学分野教授)

メラトニン夜間の時刻情報の伝達物質として有名で不眠症の改善効果に関して多くの報告があるが、
その他にも抗酸化効果メラトニンの代謝産物での記憶力増強効果なども分かってきている。

抗酸化効果は最近研究が進んできており、

@フリーラジカルを直接除去する
A除去後のメラトニン代謝産物も抗酸化効果を持つ
Bメラトニン受容体を介して抗酸化酵素を産生させる―という三重に働くことが分かっている。

マウスの実験ではメラトニンの投与で寿命を約1.2倍に延伸し、ヒトでは3年間のメラトニン投与で脳の萎縮進行が抑制されたことが報告された。

またマウスでは脳内のアミロイドβの蓄積を抑制しており、その抗酸化効果の応用が期待されている。

われわれが発見したメラトニン脳内代謝産物AMKには記憶増強効果があることが分かった。
AMKは短期記憶を長期記憶に移行させる作用があると考えられる。

例えば、若齢マウスでは物体の認識は1回の記憶試験では2時間までしか記憶が保てないが、
AMKを投与すると24時間後にも記憶が保てていた。
メラトニンでも同じ作用が確認されたが、投与量がAMKの50倍必要だった。
おそらくメラトニンが効果を持つのではなく、脳内でメラトニンから代謝されたAMKが作用しているものと考えられる。

種々の実験から、記憶試験を2回繰り返せば投与量が少なくて済むし、訓練試験の15分後にAMKを投与するのが最も効果が高いことも明らかにできた。
また、記憶試験1回でAMKを投与すると、その記憶は7日間持つことも分かっている。

21カ月齢の老齢マウスでは、訓練試験を3回行っても24時間後に記憶が保持されておらず、記憶に老化が影響する。
この老齢マウスに対し記憶試験の15分後にAMKを投与すると24時間後でも記憶が保持されていた。
また、その記憶は4日後まで保たれていた。

われわれはAMKをヒトに応用しようと計画している。
健康食品分野では記憶力低下改善サプリメント、医薬品分野では認知症治療薬、またその他には警察犬や盲導犬の学習促進などが考えられる。
認知症の患者が家族と会う際に服用すれば、面会の記憶が次回の面会まで保持でき、本人、家族の幸せに貢献できる。
まずは米国で3〜4月にヒトでの試験を進めるために準備を進めている。健康食品としての展開を考えている。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8671230
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
プロフィール
田中松平さんの画像
田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
プロフィール
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。