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2019年03月27日

若年者高血圧症はやはり危険!

若年者高血圧症はやはり危険!

生活習慣改善、降圧剤治療開始にこの結果は心に響くだろう!

血圧レベル別の脳卒中・冠動脈疾患死亡の生涯リスク〜EPOCH-JAPAN

提供元:ケアネット 公開日:2019/02/25

生涯リスク(lifetime risk)は、
生涯に対象疾患を罹患する確率であり、長期的な絶対リスクを示す。

アジア人集団において、詳細な血圧分類別の脳卒中死亡および冠動脈疾患死亡の生涯リスクを算出した研究は存在しない

今回、日本の主要な循環器疫学コホート研究の個人レベルのデータを統合した大規模統合データベースEPOCH-JAPANを用いたことにより、
血圧レベル別の脳卒中死亡および冠動脈疾患死亡生涯リスクが明らかになったことを、
東北医科薬科大学の佐藤 倫広氏らが報告した。

本研究で算出されたLTRは、とくに10年間の循環器疾患死亡率が低い
『若年の高血圧患者に対して、早期の生活習慣是正と降圧治療開始の動機付けに役立つ』だろう、
と結論している。Hypertension誌2019年1月号に掲載。

主な結果は以下のとおり

・メタ解析には、13コホート、『10万7,737人の日本人』(男性42.4%、平均年齢55.1歳)が含まれた。

・平均追跡期間15.2±5.3年(155万9,136人年)の間に、
脳卒中で1,922人が死亡し、冠動脈疾患で913人が死亡した。

・アウトカム以外の死亡を競合リスクとして調整後、
35歳時点の脳卒中死亡および冠動脈疾患死亡の10年リスクは、それぞれ1.9%以下および0.3%以下であった。

・35歳時点の脳卒中死亡生涯リスク(男性/女性)は、
至適血圧群で6.1%/4.8%、
正常血圧群で5.7%/6.3%、
正常高値血圧群で6.6%/6.0%、
I度高血圧群で9.1%/7.9
II度高血圧群で14.5%/10.3%(指摘血圧群の2倍以上)、
III度高血圧群で14.6%/14.3%(指摘血圧群の2倍以上)であった。

・冠動脈疾患死亡生涯リスクも、血圧の上昇とともに高値を示したが、
脳卒中死亡生涯リスクよりも低かった(7.2%以下)。

『脳卒中または冠動脈疾患による死亡の生涯リスクは、基準年齢が若年ほど高値』を示した。(ケアネット 金沢 浩子)

原著論文はこちら
Satoh M, et al. Hypertension. 2019;73:52-59.
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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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