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2015年07月17日

本紹介 No. 029『週刊 世界遺産 No. 83 インド』

『週刊 ユネスコ世界遺産 No. 83 インド』

前回中村 元 著『古代インド』を読みアジャンター石窟寺院壁画に興味を持った。

『古代インド』図版のアジャンター石窟寺院壁画は全てモノクロで小さいため、文面で示された壁画の説明内容ほど図像を理解することができなかった。

アジャンター石窟寺院壁画が見やすいカラー図版の含まれている本はないだろうか。

『週刊 ユネスコ世界遺産 No. 83 インド』(講談社 2006)


表紙の写真はどこかで見覚えのあるアジャンター石窟壁画であり、
表紙のサブタイトルに

  アジャンターの石窟寺院群 
  エローラーの石窟寺院群


とある。

それで、それら二つの石窟寺院に関わる記事や写真がほどんどを占めると思ったのだが・・・
構成

A4変形、34ページ、フルカラー、分冊百科のNo. 83

主要な記事は以下の通り。

アジャンターの石窟寺院群
エローラーの石窟寺院群
カジュラーホの寺院群
サーンチーの仏教遺跡
ハンピの都市遺跡
コナーラクのスーリヤ寺院
大チョーラ朝寺院群
マハーバリプラムの建築と彫刻群
パッタダカルの寺院群
エレファンタ島の石窟寺院群
ゴアの聖堂と修道院
古代インドの神々
並外れた行動力とアイデアでスラム街を舞台に活躍したマザー・テレサ
大貿易都市ムンバイを起点に古代ヒンドゥー教遺跡を巡る旅
底知れぬパワーに溢れるインドの娯楽


アジャンターエローラーの石窟寺院群だけでなく多数のインドの遺跡が載っているようであり・・・
内容

34ページと紙面数は少ないが、A4変形版に掲載される比較的大きなフルカラー写真は見やすい。解説も必要最小限に抑えられているので無駄がない。

しかし、この種の冊子に期待しすぎてはいけないのだけれど、アジャンター石窟寺院については6ページ、エローラ石窟寺院についても6ページのみと全くもって不十分な情報量でとても残念。

それでも、アジャンター石窟寺院壁画のカラー写真を拝見できたことで、もっとたくさんいろいろな角度からアジャンターの写真を見たいという思いが強くなった。

アジャンターやエローラの他にもカジュラーホの寺院群、ハンピの都市遺跡、大チョーラ朝寺院群、エレファンタ島の石窟寺院群なども写真が小さく枚数も少ないが、ヒンドゥー教美術に興味を引き起こさせるには十分だった。

本書にはインド宗教遺産のほかにマザー・テレサについてのお話や簡単なインド旅行案内やインド娯楽文化などの記事も載っており様々なことに興味を惹く週刊誌としての側面も見られる。
曼荼羅作画とのかかわり

本書で少ないながらもアジャンター石窟寺院壁画を比較的大きなカラー図で見ることができた。

そのんかで、時代の空気というかインド仏教的なものなのか、アジャンター石窟寺院壁画と西院本両界曼荼羅に共通にあるなにかが感じられる。

西院本両界曼荼羅の静的な図像の中に見えるダイナミックな精神の躍動感のようなものを描き出すのは難しい。

感覚的には西院本両界曼荼羅は2次元的であり、アジャンター石窟寺院壁画は3次元的に感じ、アジャンター石窟寺院壁画の中から西院本両界曼荼羅の図像に移行できるある種のリアリズムがあるのではないかと期待している。

神仏のリアリズムとはなんぞやということはさておき、絵を見て絵を描いただけでないそれ以上の何かを立ち上がらせることはできないかと暗中模索している。

また、バラモン教・ヒンドゥー教は密教の基盤の一つであり、密教美術である両界曼荼羅を理解する上でバラモン教・ヒンドゥー教をもっと理解することも重要なのではないかとも思い始めている。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ




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posted by mandalazu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介
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