2016年04月01日
我が家の「言葉が出ない子供」に対する家庭療育での言語指導(1)
我が家の自閉症の子供達の中で、最も言葉の習得が難しいと思われた子供。
3才すぎになって、少し言葉が出てきている。
この子供は、生まれた時から哺乳力が弱く、ほとんど泣かなかった。
何しろ、一日中寝てばかりで、現在も、伏せっている時間が多い。
歩行は可能だが、あまり動かないし、長く座っていることも難しい。
そのため、体力も免疫力も低く、病気になるとすぐ重症化する。
特定の物に好奇心はあるが、持続性は低い。
外出して療育を受けること自体、困難でもあった。
結局、思うところがあって、言語指導を家庭で行った結果、
約5か月後 なんとか発語に至った。
cf.「最後の発語スイッチ」「無発語から二語文へ」
(他の療育機関で、歩行訓練や座る練習などは継続していた。)
家庭療育にあたり、参考にした書籍等は以下のもの。
新発語プログラム1:無発語から発語までの31 ステップ
新発語プログラム2:発語してから会話・概念獲得への32〜60ステップ
発達に心配のある子が 座れる! まねる! ことばが育つあそびうた (集会DVD付)
※全て購入したが、発語に関しては、「新発語プログラム1:無発語から発語までの31 ステップ」のみで足りたと思う。
上記3冊は、いずれも療育機関としてよく知られている「コロロ学舎」のメソッド。
ざっと目を通したところ、我が子には、書籍どおりに実践可能なものは少なかった。
まず、机とイスを用いた指導は難しい。行動トレーニングなど論外である。
さらに、ペンを保持できないため、自力での書字も当分不可能だ。
しかし、「無発語の子供に模写や書字から始める」方法や
その他の細かな指導技術を獲得できた点で、非常に有効だった。
この本と出合って、これらの知識を得ることがなければ、
無発語の子供に、自分だけで言語指導を行うという無謀な選択は、
考えもしなかっただろう。
家庭療育では、これらの書籍の内容を参考にしつつも、子供の実情にあわせ
ほとんどの時間、ベッドで添い寝をしながら言語指導を行った。
因みに、カード等を見せた場合、我が子の様子から、
「これは見たことがある」という反応がわかる状態ではあった。
そこで、教える際には、一般的ではあるが「記憶の定着」を常に意識し、
「新規事項はスローステップでゆっくり進め、既習事項は徐々にスピードアップして
復習すること」を大事にした。
なお、この復習に関しては、子供の「忘却曲線」を少し把握できるようになると、
当然だが効率が良くなり、こちらの負担がぐっと減る。
この子供の場合、最初期のころは、1〜2分の療育を1時間に1〜3回、
1日に合計3〜5回くらいの頻度で行っていた。
正直なところ、慣れるまでは 結構疲れた。
3才すぎになって、少し言葉が出てきている。
この子供は、生まれた時から哺乳力が弱く、ほとんど泣かなかった。
何しろ、一日中寝てばかりで、現在も、伏せっている時間が多い。
歩行は可能だが、あまり動かないし、長く座っていることも難しい。
そのため、体力も免疫力も低く、病気になるとすぐ重症化する。
特定の物に好奇心はあるが、持続性は低い。
外出して療育を受けること自体、困難でもあった。
結局、思うところがあって、言語指導を家庭で行った結果、
約5か月後 なんとか発語に至った。
cf.「最後の発語スイッチ」「無発語から二語文へ」
(他の療育機関で、歩行訓練や座る練習などは継続していた。)
家庭療育にあたり、参考にした書籍等は以下のもの。
新発語プログラム1:無発語から発語までの31 ステップ
新発語プログラム2:発語してから会話・概念獲得への32〜60ステップ
発達に心配のある子が 座れる! まねる! ことばが育つあそびうた (集会DVD付)
※全て購入したが、発語に関しては、「新発語プログラム1:無発語から発語までの31 ステップ」のみで足りたと思う。
上記3冊は、いずれも療育機関としてよく知られている「コロロ学舎」のメソッド。
ざっと目を通したところ、我が子には、書籍どおりに実践可能なものは少なかった。
まず、机とイスを用いた指導は難しい。行動トレーニングなど論外である。
さらに、ペンを保持できないため、自力での書字も当分不可能だ。
しかし、「無発語の子供に模写や書字から始める」方法や
その他の細かな指導技術を獲得できた点で、非常に有効だった。
この本と出合って、これらの知識を得ることがなければ、
無発語の子供に、自分だけで言語指導を行うという無謀な選択は、
考えもしなかっただろう。
家庭療育では、これらの書籍の内容を参考にしつつも、子供の実情にあわせ
ほとんどの時間、ベッドで添い寝をしながら言語指導を行った。
因みに、カード等を見せた場合、我が子の様子から、
「これは見たことがある」という反応がわかる状態ではあった。
そこで、教える際には、一般的ではあるが「記憶の定着」を常に意識し、
「新規事項はスローステップでゆっくり進め、既習事項は徐々にスピードアップして
復習すること」を大事にした。
なお、この復習に関しては、子供の「忘却曲線」を少し把握できるようになると、
当然だが効率が良くなり、こちらの負担がぐっと減る。
この子供の場合、最初期のころは、1〜2分の療育を1時間に1〜3回、
1日に合計3〜5回くらいの頻度で行っていた。
正直なところ、慣れるまでは 結構疲れた。
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