2016年03月23日
最後の発語スイッチ
我が家の自閉症の子供達の中で、
最も言葉の習得が難しいと思われる子供。
この子供は、3才すぎまで言葉が出なかった。
言語指導の療育は、質・量ともに 不足を感じていたため、
「文字の読み書きの指導を始めて、その際に、発語を促してはどうか?」
業を煮やして相談したが、全面的に否定された。
「文字と音が1対1対応するとは思えない。
おそらく混乱し、最悪の場合、
文字を使えなくな恐れがある」との理由だった。
・・・もう、待てない。
結論として、この個人指導はやめ、
言語指導は家庭で行うことにした。
それから、約3ヵ月。
「ひらがな」の文字と「1~100」までの数字及びそれらの「音」を
私が、繰り返し教えた。
すると、300枚以上の「絵カード」と「文字」の対応を
子供自身でできるようになった。
※約5ヶ月目で1000枚以上が可能となった。
しかし、相変わらず言葉は出てこず、
発語を諦める覚悟も 心に抱きつつあった。
ところが、今月初めから、
子供の様子に変化が見られた。
不明瞭な消え入りそうな声で、突然 要求を始めたのである。
「ちょーう(だ)いー」「だっこー」「みーず」、、、
さらに、数日前から 外出先では
「くーるーまー」「ひ、こーうきー」、、、
しかも、日を重ねるごとに、声が太くなってきている。
ここまで、約5ヶ月かかった。
・・・我が家の最後の発語スイッチ、やっと入ったのかもしれない。
最も言葉の習得が難しいと思われる子供。
この子供は、3才すぎまで言葉が出なかった。
言語指導の療育は、質・量ともに 不足を感じていたため、
「文字の読み書きの指導を始めて、その際に、発語を促してはどうか?」
業を煮やして相談したが、全面的に否定された。
「文字と音が1対1対応するとは思えない。
おそらく混乱し、最悪の場合、
文字を使えなくな恐れがある」との理由だった。
・・・もう、待てない。
結論として、この個人指導はやめ、
言語指導は家庭で行うことにした。
それから、約3ヵ月。
「ひらがな」の文字と「1~100」までの数字及びそれらの「音」を
私が、繰り返し教えた。
すると、300枚以上の「絵カード」と「文字」の対応を
子供自身でできるようになった。
※約5ヶ月目で1000枚以上が可能となった。
しかし、相変わらず言葉は出てこず、
発語を諦める覚悟も 心に抱きつつあった。
ところが、今月初めから、
子供の様子に変化が見られた。
不明瞭な消え入りそうな声で、突然 要求を始めたのである。
「ちょーう(だ)いー」「だっこー」「みーず」、、、
さらに、数日前から 外出先では
「くーるーまー」「ひ、こーうきー」、、、
しかも、日を重ねるごとに、声が太くなってきている。
ここまで、約5ヶ月かかった。
・・・我が家の最後の発語スイッチ、やっと入ったのかもしれない。
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