私という現象は

会社にいる愚痴の多いおじさんを、前向きにさせようと
奮闘していましたが、負のパワーに負けて断念…

転じて、もっと後ろ向きにさせてしまうおうと、愚痴を聞かされる度に、
暗い返事をして、悪い方向へ誘導しようと企んでいます。

私の悪の心を察したのか、おじさんが謝ってきました。


おじさん「アリサヤさんに失礼な事を言ってしまったと思って…
　　　　　　すみませんでした」
私　　　　「え？　どのことですか？」

何について謝っているのか、沢山ありすぎて分りませんよぉ？

おじさん「いやぁ、色々失敗するので」
私　　　　「そうですか、まぁ、失敗は誰にでもありますよ」
おじさん「そうですよね」


おじさん、納得して行ってしまいましたが、
私の話しはまだ終わっていませんよぉ〜。
愚痴ってばかりいるのが、一番良くないと、分っているのでしょうか？

しかし、悪いと思って、謝る。　素直な所もありますね。
その点は評価しましょう。と、かなり上から目線の私です。

悪くても謝れない人も多いですからね。

それにしても、おじさんが謝ってくるとは思いませんでした。
私は考えている事や、思ってる事が、そのまま顔や態度に
出てしまいますから、おじさんは私が怒っていると思ったのでしょうね。


しかし、止めませんよ！　悪い方向へ誘導してやります！


お昼休みに、おじさんがまた愚痴って来ました。
謝っておいて早速ですかー？　
やはり、何が悪いか分っていませんね。

おじさん「疲れて嫌になりますよ。見て下さい。手にあざが出来て
　　　　　　いるんです。ぶつけた覚えもないのに」　
私　　　　「悪い病気かもしれませんね」
おじさん「ぶつけただけですよ」
私　　　　「でも覚えがないんですよね？」

休み時間なので、ネットで「あざ　病気」と検索してみました。
すると、色々と病例が出てきます。

私　　　　「ほら、ただのあざだと思ったら悪い病気だったって
　　　　　　ネットにも書いてありますよ」
おじさん「この前は足をぶつけて、大きなあざになっているんです」
私　　　　「短期間の内に2カ所もですか？病院へ行った方がいいですね」
おじさん「足は、ぶつけたんですよ。忙しいからあちこちぶつけるんです」
私　　　　「自分でそう思っているだけじゃないですか？
　　　　　　絶対ヤバイ病気ですよ！手遅れになってお医者さんに
　　　　　　どうしてもっと早く来なかったんですか？って
　　　　　　言われちゃいますよ」

と、ここまで言って、自分で可笑しくて、笑い出してしまいました〜。
おじさんも笑っています。

悪い方向へ誘導しようと思ったのに、なごませてしまいましたね。
失敗です。

まぁ面白かったから、今回はヨシとしましょう。