2012年03月24日
ワーグナーの楽劇タンホイザー あらすじと感想
今日は朝からワーグナーの歌劇タンホイザーを聴いたので、
タンホイザーについて語ってみたいと思います。
タンホイザーには、大きく分けて、ドレスデン版とパリ版があります。
最大の違いは、ドレスデン版は序曲が独立して1つの曲になっており、
パリ版(ウィーン版も)は、序曲からバッカナールという音楽へ
切れ目なく移行しています。
バイロイトでは、現在ドレスデン版が上演されています。
私の持っているドレスデン版のCDと2幕のラスト近くの部分の譜面が違うので、
どちらが元祖ドレスデン版なのか悩むのですが…
パリ版は、ワーグナーが政治的圧力で編曲したという背景があります。
ご贔屓のバレリーナを舞台で躍らせたい有力者がいて、バレエを踊れるように
編曲を上演の条件にしたのですね。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
タンホイザーの主な登場人物
タンホイザー テノール。主役です。
オペラの中で、一度もタンホイザーと呼ばれることはありません。
「ハインリヒ」と呼ばれています。
テューリンゲンのヴァルトブルク城の騎士です。
ここの騎士達は全員吟遊詩人でもあり、竪琴を持っています。
エリーザベト ソプラノ。ヒロインです。
ヴァルトブルク城の領主の姪で、お姫様です。
タンホイザーの事が好きです。一途に想っています。
領主へルマン バス
テューリンゲンのヴァルトブルク城の領主です。
身内はエリーザベト以外居ないようで、彼女の父親代わりです。
ヴォルフラム・フォン・エッシンバッハ バリトン
タンホイザーの友人です。ヴァルトブルクの騎士で吟遊詩人です。
かなり良い人です。
エリーザベトに密かに想いを寄せています。
彼女がタンホイザーを好きな事を知っています。
ヴェーヌス メゾソプラノ
愛の女神様です。英語風に言うとヴィーナスですね。
ヴェーヌスベルクに住んでいます。
タンホイザーをとても気に入っているご様子です。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
あらすじと音楽
序曲の後。
第1幕
場面はヴェーヌスベルクです。
タンホイザーは、ヴェーヌスの元で、快楽の日々を過ごしています。
つまりスケベ男ですね。最低な人なのですが、音楽が素晴らしいので
彼の最低さはあまり意識されません。
ある日タンホイザーは故郷へ帰りたくなります。
何不自由ない暮らしに飽きちゃったんですね。
ヴェーヌスはタンホイザーを引き留めます。
彼はヴェーヌス賛歌を3度歌いますが、帰る決心は変わりません。
「帰っても皆には受け入れて貰えないから、また戻っていらっしゃい」
とヴェーヌスに言って貰います。
しかし、彼はもう帰る気はなく「わが救いは聖母マリアに」と言い、
ヴェーヌスブルクを後にするのでした。
一瞬にして場面はヴァルトブルク城の近くの谷場です。
牧童が歌を歌っています。
ローマへ向かう巡礼者達が通りかかります。
巡礼の曲を聴いて、タンホイザーは今までの行いを急に後悔し、
自分も巡礼の旅へ出ようと思います。
そこへヴァルトブルクの騎士達が通りかかります。
タンホイザーをみつけて、一緒にお城へ帰ろうと誘います。
彼は帰る気はありませんが、親友のヴォルフラムから
領主の姪のエリーザベトが待っていると聞かされて、突然気が変わります。
「彼女の元へ」と言って、お城へ帰るのでした。
第2幕
お城ではエリーザベトがタンホイザーと、再会を喜び合います。
ヴォルフラムは、エリーザベトの事が好きなので絶望します…
領主のヘルマンが、歌合戦を開くことにしました。
有名な大行進曲で歌合戦が始まります。
歌合戦の課題は「愛の本質について」です。
騎士で吟遊詩人達が、女性を称える歌を歌います。
放蕩者のタンホイザーは独自の愛の定義を歌い、険悪なムードに。
とうとうタンホイザーはキレてヴェーヌス賛歌を歌ってしまいます。
いかがわしいとされるヴェーヌスブルクに居た事が発覚して、
罪を問われます。命に関わる大ピンチです。
エリーザベトがタンホイザーを庇って止めに入ります。
中世娘から『聖エリーザベト』へ覚醒です。
タンホイザーは、彼女の聖女ぶりに「天の使いを見誤った」と
激しく後悔します。
エリーザベトにいさめられた人々の合唱をバックに、オケピットを乗り越え、
タンホイザーのテノールと、エリーザベトのソプラノの歌声が響きます。
並みの声量では歌えません。だからオペラ歌手の体格って………
領主へルマンの勧めもあり、タンホイザーは「ローマへ」と言って
救済を求めて巡礼の旅へ向かうのでした。
3幕
ヴァルブルクの近くの谷場。
エリーザベトがタンホイザーの帰りを待って祈っています。
ヴォルフラムが近くで見守っています。
巡礼達が帰ってきますが、その中にタンホイザーの姿はありません。
エリーザベトは決心して山の中へ去って行きます。
「死をもって、神にタンホイザーの許しを請う」のです。
お供させて貰えなかったヴォルフラムは夕星の歌(ゆうづつのうた)を歌います。
この歌の美しい事!最高傑作です!
するとタンホイザーが現れます。
「ローマに行ったんじゃなかったのか?」「行ったよ」と
ヴォルフラムに説明をするためにタンホイザーはローマ語りを歌います。
3幕の見せ場です。
タンホイザーは、ローマで法王から
「この杖に2度と緑の芽が息吹かないように、お前の罪は許されない」
と宣告を受けてしまったのです。
タンホイザーは説明を終えると絶望して、ヴェーヌスの元へ戻ろうとします。
ヴォルフラムが止めますが、禍々しい異界の空気が立ち込めてきて
ヴェーヌスの登場です。「さぁ戻っていらっしゃい」
ヴォルフラムは「エリーザベト」の名前を口にして、タンホイザーを止めます。
タンホイザーは我に返り、ヴェーヌスは消え去ります。
人々がエリーザベトの「棺」を持ってやってきます。
「聖なるエリーザベト、どうか私のために(祈って下さい)」と言って、
タンホイザーは棺の横で息絶えます。
「Heilige Elisabeth.bitte für mich」を直訳すると、
こんな台詞になってしまうのですが…
そこへローマからの使者が、緑に葉が芽吹いた法王の杖を持って
やって来ます。タンホイザーは救済を得ることができたのです。
救済の大合唱で幕が降ります。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
ワーグナーのオペラでは、よく登場人物が急死します。
病気でも怪我でも何でもないのに、絶命する場合もあります。
タンホイザーもそうですね。ラストで突然息絶えます。
エリーザベトの場合も、祈っただけで絶命したと考えられますが、
山へ登って行ったので、真相は分りません。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
3幕の聞き所でもあるローマ語りは、
重々しい旋律が含まれています。
夕星の歌辺りで、心地よくなって、うっかりCDを聴きながら
眠ってしまった事がありました。
ドーーーンという衝撃的な音で、ドキリとして目が覚めて、
とても心臓に悪かったです…
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
私の素朴な疑問シリーズです。
エリーザベトはどうしてヴォルフラムより、タンホイザーが好きなのでしょう…
どう考えても、タンホイザーは最低男で、
いつも見守ってくれるヴォルフラムの方が、役柄的にはカッコイイです。
エリーザベトは命まで捨てて、タンホイザーの為に祈ります。
愛の女神ヴェーヌスは、タンホイザーを引き留めたり、取り戻そうとします。
聖なる女性と、愛の女神。
対照的な二人の女性に、熱烈に愛されるタンホイザー。
そこには、オペラの中では語られない、秘密がっ!
ずばり!顔ですね。
タンホイザーはかなりの美形とみました。
ヴォルフラムは、性格は申し分ないのに、おそらくブサイクです。
お顔の差って悲しいですね…
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
今日聴いた「タンホイザー」は2005年7月28日にバイロイト音楽祭で
上演されたものです。
毎年夏に行われるバイロイト音楽祭の録音は、
年末にNHK-FMで放送されています。
指揮はクリスティアン・ティーレマン氏です。
ティーレマン氏は、今私の1番好きな指揮者です。
クリスティアン・ティーレマン氏
2004年のバイロイトのタンホイザーの録音を聴いて、ファンになりました。
バイロイトでも大人気の指揮者です。
緩急自在で、ゆったり引っ張ったかと思うと、ハイテンポで鳴らしたり、
それをここぞと思う場面でやってのけるので、聴いていて飽きません。
しかもわざとらしくなく自然なのです。
私が指揮者だったら、こんな指揮がしたい、そう思わせてくれます。
長年私の中でNO.1の地位にいた、指揮者サー・ゲオルグ・ショルティ氏は、
安心して聴ける指揮をしていました。
勿論、今でもショルティ氏は大好きです。
(ショルティ氏は故人なので、今はティーレマン氏がNO.1です)
ティーレマン氏はどこで何をやってくれるのか、
そんな期待を感じさせる指揮です。
ティーレマン氏は2006年から2010年までは、
バイロイトで「ニーベルングの指輪」を振りました。
この演奏が実に良かったです。
2012年の今年は、バイロイトで再びティーレマン氏が「タンホイザー」と、
「さまよえるオランダ人」を振るそうなので、かなり楽しみにしています。
とは言っても、バイロイトのチケットはまず手に入りませんので、
年末のFM放送等で聴くしかなさそうです。
上手くすれば、ネットで中継が聴けるかもしれません。
でも、間違いなく有料です。決してお安くはないでしょう。
タンホイザーについて語ってみたいと思います。
タンホイザーには、大きく分けて、ドレスデン版とパリ版があります。
最大の違いは、ドレスデン版は序曲が独立して1つの曲になっており、
パリ版(ウィーン版も)は、序曲からバッカナールという音楽へ
切れ目なく移行しています。
バイロイトでは、現在ドレスデン版が上演されています。
私の持っているドレスデン版のCDと2幕のラスト近くの部分の譜面が違うので、
どちらが元祖ドレスデン版なのか悩むのですが…
パリ版は、ワーグナーが政治的圧力で編曲したという背景があります。
ご贔屓のバレリーナを舞台で躍らせたい有力者がいて、バレエを踊れるように
編曲を上演の条件にしたのですね。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
タンホイザーの主な登場人物
タンホイザー テノール。主役です。
オペラの中で、一度もタンホイザーと呼ばれることはありません。
「ハインリヒ」と呼ばれています。
テューリンゲンのヴァルトブルク城の騎士です。
ここの騎士達は全員吟遊詩人でもあり、竪琴を持っています。
エリーザベト ソプラノ。ヒロインです。
ヴァルトブルク城の領主の姪で、お姫様です。
タンホイザーの事が好きです。一途に想っています。
領主へルマン バス
テューリンゲンのヴァルトブルク城の領主です。
身内はエリーザベト以外居ないようで、彼女の父親代わりです。
ヴォルフラム・フォン・エッシンバッハ バリトン
タンホイザーの友人です。ヴァルトブルクの騎士で吟遊詩人です。
かなり良い人です。
エリーザベトに密かに想いを寄せています。
彼女がタンホイザーを好きな事を知っています。
ヴェーヌス メゾソプラノ
愛の女神様です。英語風に言うとヴィーナスですね。
ヴェーヌスベルクに住んでいます。
タンホイザーをとても気に入っているご様子です。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
あらすじと音楽
序曲の後。
第1幕
場面はヴェーヌスベルクです。
タンホイザーは、ヴェーヌスの元で、快楽の日々を過ごしています。
つまりスケベ男ですね。最低な人なのですが、音楽が素晴らしいので
彼の最低さはあまり意識されません。
ある日タンホイザーは故郷へ帰りたくなります。
何不自由ない暮らしに飽きちゃったんですね。
ヴェーヌスはタンホイザーを引き留めます。
彼はヴェーヌス賛歌を3度歌いますが、帰る決心は変わりません。
「帰っても皆には受け入れて貰えないから、また戻っていらっしゃい」
とヴェーヌスに言って貰います。
しかし、彼はもう帰る気はなく「わが救いは聖母マリアに」と言い、
ヴェーヌスブルクを後にするのでした。
一瞬にして場面はヴァルトブルク城の近くの谷場です。
牧童が歌を歌っています。
ローマへ向かう巡礼者達が通りかかります。
巡礼の曲を聴いて、タンホイザーは今までの行いを急に後悔し、
自分も巡礼の旅へ出ようと思います。
そこへヴァルトブルクの騎士達が通りかかります。
タンホイザーをみつけて、一緒にお城へ帰ろうと誘います。
彼は帰る気はありませんが、親友のヴォルフラムから
領主の姪のエリーザベトが待っていると聞かされて、突然気が変わります。
「彼女の元へ」と言って、お城へ帰るのでした。
第2幕
お城ではエリーザベトがタンホイザーと、再会を喜び合います。
ヴォルフラムは、エリーザベトの事が好きなので絶望します…
領主のヘルマンが、歌合戦を開くことにしました。
有名な大行進曲で歌合戦が始まります。
歌合戦の課題は「愛の本質について」です。
騎士で吟遊詩人達が、女性を称える歌を歌います。
放蕩者のタンホイザーは独自の愛の定義を歌い、険悪なムードに。
とうとうタンホイザーはキレてヴェーヌス賛歌を歌ってしまいます。
いかがわしいとされるヴェーヌスブルクに居た事が発覚して、
罪を問われます。命に関わる大ピンチです。
エリーザベトがタンホイザーを庇って止めに入ります。
中世娘から『聖エリーザベト』へ覚醒です。
タンホイザーは、彼女の聖女ぶりに「天の使いを見誤った」と
激しく後悔します。
エリーザベトにいさめられた人々の合唱をバックに、オケピットを乗り越え、
タンホイザーのテノールと、エリーザベトのソプラノの歌声が響きます。
並みの声量では歌えません。だからオペラ歌手の体格って………
領主へルマンの勧めもあり、タンホイザーは「ローマへ」と言って
救済を求めて巡礼の旅へ向かうのでした。
3幕
ヴァルブルクの近くの谷場。
エリーザベトがタンホイザーの帰りを待って祈っています。
ヴォルフラムが近くで見守っています。
巡礼達が帰ってきますが、その中にタンホイザーの姿はありません。
エリーザベトは決心して山の中へ去って行きます。
「死をもって、神にタンホイザーの許しを請う」のです。
お供させて貰えなかったヴォルフラムは夕星の歌(ゆうづつのうた)を歌います。
この歌の美しい事!最高傑作です!
するとタンホイザーが現れます。
「ローマに行ったんじゃなかったのか?」「行ったよ」と
ヴォルフラムに説明をするためにタンホイザーはローマ語りを歌います。
3幕の見せ場です。
タンホイザーは、ローマで法王から
「この杖に2度と緑の芽が息吹かないように、お前の罪は許されない」
と宣告を受けてしまったのです。
タンホイザーは説明を終えると絶望して、ヴェーヌスの元へ戻ろうとします。
ヴォルフラムが止めますが、禍々しい異界の空気が立ち込めてきて
ヴェーヌスの登場です。「さぁ戻っていらっしゃい」
ヴォルフラムは「エリーザベト」の名前を口にして、タンホイザーを止めます。
タンホイザーは我に返り、ヴェーヌスは消え去ります。
人々がエリーザベトの「棺」を持ってやってきます。
「聖なるエリーザベト、どうか私のために(祈って下さい)」と言って、
タンホイザーは棺の横で息絶えます。
「Heilige Elisabeth.bitte für mich」を直訳すると、
こんな台詞になってしまうのですが…
そこへローマからの使者が、緑に葉が芽吹いた法王の杖を持って
やって来ます。タンホイザーは救済を得ることができたのです。
救済の大合唱で幕が降ります。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
ワーグナーのオペラでは、よく登場人物が急死します。
病気でも怪我でも何でもないのに、絶命する場合もあります。
タンホイザーもそうですね。ラストで突然息絶えます。
エリーザベトの場合も、祈っただけで絶命したと考えられますが、
山へ登って行ったので、真相は分りません。
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
3幕の聞き所でもあるローマ語りは、
重々しい旋律が含まれています。
夕星の歌辺りで、心地よくなって、うっかりCDを聴きながら
眠ってしまった事がありました。
ドーーーンという衝撃的な音で、ドキリとして目が覚めて、
とても心臓に悪かったです…
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
私の素朴な疑問シリーズです。
エリーザベトはどうしてヴォルフラムより、タンホイザーが好きなのでしょう…
どう考えても、タンホイザーは最低男で、
いつも見守ってくれるヴォルフラムの方が、役柄的にはカッコイイです。
エリーザベトは命まで捨てて、タンホイザーの為に祈ります。
愛の女神ヴェーヌスは、タンホイザーを引き留めたり、取り戻そうとします。
聖なる女性と、愛の女神。
対照的な二人の女性に、熱烈に愛されるタンホイザー。
そこには、オペラの中では語られない、秘密がっ!
ずばり!顔ですね。
タンホイザーはかなりの美形とみました。
ヴォルフラムは、性格は申し分ないのに、おそらくブサイクです。
お顔の差って悲しいですね…
☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆
今日聴いた「タンホイザー」は2005年7月28日にバイロイト音楽祭で
上演されたものです。
毎年夏に行われるバイロイト音楽祭の録音は、
年末にNHK-FMで放送されています。
指揮はクリスティアン・ティーレマン氏です。
ティーレマン氏は、今私の1番好きな指揮者です。
クリスティアン・ティーレマン氏
2004年のバイロイトのタンホイザーの録音を聴いて、ファンになりました。
バイロイトでも大人気の指揮者です。
緩急自在で、ゆったり引っ張ったかと思うと、ハイテンポで鳴らしたり、
それをここぞと思う場面でやってのけるので、聴いていて飽きません。
しかもわざとらしくなく自然なのです。
私が指揮者だったら、こんな指揮がしたい、そう思わせてくれます。
長年私の中でNO.1の地位にいた、指揮者サー・ゲオルグ・ショルティ氏は、
安心して聴ける指揮をしていました。
勿論、今でもショルティ氏は大好きです。
(ショルティ氏は故人なので、今はティーレマン氏がNO.1です)
ティーレマン氏はどこで何をやってくれるのか、
そんな期待を感じさせる指揮です。
ティーレマン氏は2006年から2010年までは、
バイロイトで「ニーベルングの指輪」を振りました。
この演奏が実に良かったです。
2012年の今年は、バイロイトで再びティーレマン氏が「タンホイザー」と、
「さまよえるオランダ人」を振るそうなので、かなり楽しみにしています。
とは言っても、バイロイトのチケットはまず手に入りませんので、
年末のFM放送等で聴くしかなさそうです。
上手くすれば、ネットで中継が聴けるかもしれません。
でも、間違いなく有料です。決してお安くはないでしょう。
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