『21エモン』
[登場人物]
藤子・F・不二雄キャラクターズフェア ローソンオリジナル クリアファイル 21エモン 単品
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【登場人物】
◆つづれ屋
⇒21エモン(本名:つづれ屋21エモン)
声優:井上和彦/佐々木望/斎賀みつき(Fシアター上映作「21エモン&ドラえもん ようこそ!ホテルつづれ屋へ」)
本作の主人公。通称“エモン”。江戸初期から続くホテル「つづれ屋」の跡取り息子(21代目)。ホテルのボーイのような服装を日常的にしている。
将来「宇宙パイロットになりたい」という夢を持ち、それに反対する父親への反発も根強い。家業の手伝いもするが、宿泊客からのチップを貯め、宇宙旅行の資金にすることが目的である。その一方ギャラクシーによるつづれ屋の買収に反対したり、リゲルにつづれ屋を馬鹿にされると取っ組み合いの喧嘩をしかけるなど、つづれ屋への愛着も強い。また宇宙旅行の資金をつづれ屋の改築用に置いていくなど、根が親孝行である。そのため、宇宙パイロットになるかつづれ屋を継ぐかの板挟みに悩み続けており、その葛藤が原作・アニメともにストーリーの軸になっている。
性格は一本気で頭に血が上りやすく、容姿とともに父親譲りである。正義感が強く、勇気も行動力もあるが、行き当たりばったりでもあるため、無茶をして周囲を心配させることもしばしばある。また、貧乏暮らしの影響から図々しいところもある。原作ではややとぼけた少年であったが、アニメではかなりの切れ者と思わせる描写もある。また、通信講座でナビゲーターの資格を取るなど(26話)、好きなものに関する勉強は得意な模様。
ハルカによると「(幼稚園児のころから)無茶ばっかりしていたみたい」(22話)、ルナによると「すぐに怒るから心配」(1話)と評されている。
アニメ版では小学6年生、原作では中学生。
⇒モンガー
声優:杉山佳寿子/大谷育江/小林由美子(Fシアター上映作「21エモン&ドラえもん ようこそ!ホテルつづれ屋へ」)
原作では、つづれ屋に宿泊したササヤマ星人が連れていたペットで、宿泊費代わりに置いていった。テレビアニメでは、ササヤマ星人のバッグに隠れて密航し地球へ訪れる。それ以来、つづれ屋を気に入り住んでいる。エモンを慕っており彼の夢を献身的に支援する。行き当たりばったりな面があるエモンと比較して、かなりのしっかり者である
ヘッコロダニ星雲タンバ星系ササヤマ星出身の「絶対生物」。学術名ケイイチハラ。銀河連立図書館(原作では国立図書館。ただし国立国会図書館との関連は不明)によると、絶対生物であるため、真空や数万度の高熱、絶対零度に近い極寒に耐え、何を食べてもエネルギーにする生命力を持つという。テレポーテーションや透視(原作、映画1作目のみ)の能力もあるが、移動や透視の制限範囲は3キロメートル。テレポーテーションは「モンガー」との掛け声が必要。アニメ版でのみ、マジカル星の発明家・ポロロッコリー(後述)が宿代代りに残していった無限トランクを飲み込んだことから、アイテムを出す能力がある。ただし、尻尾を強打または負傷すると超能力の使用に支障を来たし、無理に使おうとすると激痛を伴うのが弱点。
基本的には「モンガー」「モア」「ムイ」などが本来の言葉(鳴き声?)と思われるが、知能が高いので人語を理解し発することも出来る。すべての人語を理解できるわけではなく、古い共宙語の文字は解読できないらしい描写もある(34話)。原作では、種としての性質が無口であり、原作初期は人語を週に一言しかしゃべることができないという設定だった。そのため、一言人語をしゃべってしまうと、一週間後まで人語は発することが出来ない。後に、尻尾に相当する部分にある脳に衝撃を受けたおかげで、おしゃべりになる(他の副作用は見られない)。しかしテレビアニメではそのような制約はなく、また別冊少年サンデーに発表された21エモンの江戸時代の先祖のエピソードでは、別個体のモンガーが登場して自由にしゃべっていた。
原作では3歳で誕生日は10月11日。
⇒ゴンスケ
声優:肝付兼太/龍田直樹
元イモ掘り用ロボットで、無断で掘ったイモを焼いて食べたせいでクビとなり廃棄されそうになったところを、正規のボーイロボットやメイドロボットを買えなかった20エモンに安く買われてつづれ屋でボーイとして働くことになった。
言葉に訛りがあり、口が悪い上に傍若無人な態度をとる典型的トラブルメーカーで、周囲もよく悩まされる。運転技術は荒く、アニメでは女性ロボットを口説いては毎回すげなく振られている。
ボーイの仕事にはまるで興味がなく怠けてばかりいて、常にイモ掘りのことばかり考えている。愛読書は「月刊イモ生活」と「月刊イモ掘り新聞」。夢はイモの星へ行き、宇宙でイモ畑を作ること。雨漏りで使っていないつづれ屋の客室の一室を勝手にイモ畑に改造してイモを栽培し、それを売って金銭を貯めている。
また資産運用に才能がある模様で、イモの売上げ金、チップ、バイト代などを元手にかなりの小金を貯め込んでいる。アニメでは株や不動産取引にも手を出して成功させており、ユナイテッド・エクスプレス・プラチナカードを保持しており、それでリゲルを黙らせている(16話)。原作ではエモンはゴンスケの資金援助によってスペースシップを手に入れる事が出来た。
性格に難はあるものの農作業用ロボットとしての性能は健在で、イモ栽培の特別講師のアルバイトをしたり(13話)、土の質などを的確に分析していた場面もあった(14話、37話)。また栽培したイモの味をつづれ屋の面々や宿泊客から絶賛され、結果イモ料理がつづれ屋の客寄せ材料として採用されている(16話)。基本的にサツマイモと戯れる描写がほとんどだが、アニメ版では長芋やジャガイモも栽培していた(16話)。またイモそのものよりもイモ栽培に執着しており、「イモは作ることに意義がある」と発言したり、栽培したイモを食べて良いか尋ねられた際には「好きなだけ持って行け」と返している(16話)。原作にて宇宙の墓場に漂着し食料が尽きた際にも、自身が栽培したイモを食べるよう促している。
かなり型の古い旧型ロボットだが、それゆえに相手からの操作を受けないなどの利点を発揮することもある。サルガッソー探検の際、サルガッソーを住処とするガウシーが発する電磁波の影響で一時的に高性能かつ聡明になったことがある(27話)。また、スターターの回路が切断されたロケットのエンジンを元通りに修理するという離れ業を成し遂げたこともある(36話)。
動力源は原子力電池で背中の部分に入っており、電力が切れれば電池交換する必要がある。
モンガーとは基本的に不仲であり、「宇宙だぬき」「フーセンだぬき」「水滴野郎」「ラッキョウだぬき」などと罵り、頻繁に衝突する。しかし21エモンの息子の22エモンの頃には「久しぶりにやるか」など、頻度が激減している模様。
原作では5歳で、誕生日は偶然にもモンガーと同じく10月11日。
アニメ版ではガンスケというゴンスケによく似た赤色版が登場する。
藤子・F・不二雄はゴンスケのキャラクターを相当気に入っていたようで、『ウメ星デンカ』など、他作品にもゴンスケを登場させている。
⇒パパ(本名:つづれ屋20エモン)
声優:二見忠男/中庸助(少年時代:菅原淳一)
21エモンの父で、つづれ屋の20代目当主。歴史あるつづれ屋に誇りを持っている。
息子の21エモンにつづれ屋を継がせたいと強く願っており、エモンの宇宙行きに対して徹底的に反対するが、中古ロケットを買い与えたり、エモンの旅立ちを素直に祝えずに悩むなど、実際には息子想いの父親である。
典型的な昔気質の頑固親父であり、善良かつ正直者で、曲がったことを嫌う。また、古き良きものを愛し、つづれ屋の向かいにあるレトロな町並みの昭和村へよく散歩に行く。
年齢は40代半ば-後半。アニメには父の19エモンと遥か祖先の5エモンも登場している。
⇒ママ
声優:栗葉子/松島みのり
21エモンの母。つづれ屋の料理担当のほか、生存環境の異なる宇宙人宿泊客の部屋の環境設定も行う。
21エモンの将来を巡って夫と意見が衝突したこともあったが、概して夫婦仲はよい。
性格は温厚で、一本気で対立しやすい夫と息子、トラブルメーカーのゴンスケなどの間に立ち、なだめ役にまわることも多い。マスコミが押し掛けた際には、しっかりとつづれ屋の宣伝をしているなど、ちゃっかり者の一面もある。
容姿は美人で、スリット入りのスカートを身につけるなど、貧乏ながらそれなりにお洒落もしている。
⇒オナベ
声優:丸山裕子/肝付兼太
メイドロボット。つづれ屋の清掃を主に担当し、料理の補助も行う。
原作では、中古ロボットバーゲンで11,000円で売られていたものを、苦心して購入資金を調達した20エモンが買ってきた。アニメでは、モンガーのテレポートサービスで急に増えた客に対応するために新たに20エモンが購入した中古ロボットである。
よく気がつく働き者だが、おせっかいすぎるのが玉にキズ。
強い腕力を持ち、手から磁力を発生させることで、相手の拳銃を奪うなど、高い戦闘力も備えている。へらず口、暴言を吐くゴンスケを制裁する場面も多い。
アニメ版ではオミソというオナベに似た金色版が登場している。
⇒22エモン(本名:つづれ屋22エモン)
声優:佐々木望
21エモンとルナの間に生まれた子供。テレビアニメ最終回に登場。愛称は「マゴエモン」。
幼いころの父同様に宇宙にあこがれ、モンガーやゴンスケと行動を共にしている。
基本的に容姿と性格は父と似ている一方、両親にめったに会えないことを寂しがる側面を持つ。また父親の21エモンが少年時代に被っていた帽子と着ていた宇宙服をもらっている。
◆21エモンの関係者
⇒ルナ
声優:潘恵子/冬馬由美
つづれ屋の隣に建つ高級ホテル・ギャラクシーの社長の娘。2040年に、月のコペルニクスシティーで生まれる。21エモンの同級生でガールフレンドでもあるが、ビジネス面のライバルでもある。原作とテレビアニメ版では髪型も髪の色も異なり、原作では金髪、テレビアニメ版では緑になっている。
ビジネス面でのドライで容赦ない面が描かれており、父や支配人の代理としてつづれ屋の買収に関わったこともある(2話)が、一個人としてはつづれ屋に友好的であり、20エモン夫妻からも好意的に受け入れられている。
しっかり者で頭の回転が速く行動力もあり、周囲への気配りができる。頻繁に喧嘩をする21エモンとリゲルやモンガーとゴンスケの仲裁役もこなす。粘り強さや根気も兼ね備えており、物事への責任感も強い。また、かなりお転婆。
テレビ版では原作以上に21エモンに対し想いを寄せているように描写されている。その一方、エモンはルナに対して好意をもってはいるものの恋愛感情についてはまだ自覚がないようである。
後に21エモンと結婚し、22エモンを出産した後、21エモンの宇宙探検に同行している。
⇒ルナのパパ
声優:塩見竜介/上田敏也(少年時代:山崎たくみ)
ホテル・ギャラクシーの経営者。企業人としての冷徹さと良識ある思慮深い人格者ぶりを併せ持つ(娘・ルナにも多分に見られる)。
ルナにはあまり小遣いを与えず、アルバイトをさせている。つづれ屋をトイレの増設用地として買収しようと企んだこともある。
アニメでは20エモン、リゲルの父・マサカズとは同級生で、過去も現在も喧嘩の仲裁役である(28話)。
なお、原作の裏設定[4]では、ギャラクシーが建設されたのはまだ10年ほど前のことで、つづれ屋が落ち目になったのはそれ以降とされている。アニメではその描写はなく、ギャラクシー建設は原作より古いようである。
⇒カメキチ
声優:はせさん治(映画)
原作のみ登場のエモンやルナのクラスメイト。
金持ちの息子で、エモンを馬鹿にしている。しかし、本人は小柄で、大した才能も見受けられない。ルナに好意を持っていることもあり、何かとエモンをおとしめようとするが、やればやるほど墓穴を掘ってしまう。
⇒オリノ・リゲル
声優:真柴摩利
原作でのカメキチに相当し、テレビアニメにのみ登場する人物。
カメキチと異なり、容姿には恵まれており、才能もある模様。エモンやルナに比べてやや長身である。ゴージャスをモットーとするホテル・オリオンの社長の息子。
金持ちの息子ゆえにプライドが高く、エモンを馬鹿にしているのはカメキチと同じ。自らを「貴公子」と呼び、普段は強気な態度を見せているが、逆境には弱い。いわゆるヘタレである。
ルナに好意を持つが、ルナがエモンに好意を持っているのを快く思っておらず、その反動でエモンにケンカを売っては、カメキチ同様墓穴を掘っているが、憎らしくも友情も抱く。
髪型から、しばしばゴンスケに「しいたけ」と呼称される。
⇒オリノ・マサカズ
声優:矢田耕司(少年時代:伊藤美紀)
リゲルの父親でテレビアニメにのみ登場する人物。
「あわてる二枚目はもらいが少ない」と息子に言い聞かせている。少年時代は息子同様かなり容姿に恵まれていた。
20エモンとは小学校時代に同級生であり、過去も現在も喧嘩相手である(28話)。
⇒スカンレー
声優:飯塚昭三/玄田哲章
著名な宇宙探検家。片腕をロケットのエンジン爆発で吹き飛ばされ、片脚を冥王星での凍傷で切断し、わき腹を火星のモンスター(原作では大ダコ)に食われるなど、数々の冒険により体の部分部分を失い、その箇所をサイボーグ化している。
原作では1話のみの登場だが、アニメ版では常連客となり、つづれ屋を我が家のように愛する。
性格は豪快かつ剛毅だが、マスコミに追われてつづれ屋を騒がせたことを気遣うなど、周囲への気配りを忘れない一面も持つ。21エモンに自身のサイボーグ化された体を見せて宇宙冒険の厳しさや家業や家族の大切さを説く一方で、その宇宙冒険を許すよう20エモンに宇宙のすばらしさを説き、サルガッソーへの探検では21エモンと旅を共にした。
⇒ジンゴロー
原作にのみ登場。エモンのクラスメイトであり、メカ好きの少年。何かを作らせた時の腕前は天下一品。
性格的にエモンやルナよりも大人だが、超大出力のステレオをテストしようとして、自宅の天井を吹き飛ばしたこともある。どうしても自分の宇宙船が欲しいエモンが、彼に子供センターの工作室で(本物の)宇宙船を作らせようとしたが、モンガーとゴンスケのわがままのせいで大失敗してしまった。
⇒ハルカ(本名:ホシノ・ハルカ)
声優:江森浩子
テレビアニメにのみ登場する。エモンが幼い頃、隣に住んでいた同世代の女の子。地球から引っ越す際、エモンに帽子をプレゼントした。木星の衛星であるガニメデに在住。月在住時には、コペルニクス・シティーのパレードでバトンをやっていた。父親は宇宙監察官。
⇒ホシノ(ハルカの父)
声優:掛川裕彦
ハルカの父で宇宙監察官。エモンが違法砕石者から追われているのを救い出した。エモンの行動によって長いこと追跡していた違法砕石者を逮捕できたために、お礼代わりにガニメデまで自家用ヨットでエモンたちを送っていった。
エモン親子とも旧知の仲である。年齢は不詳だが40代半ば-後半の20エモンよりやや若年に見える。
⇒ホシノ夫人(ハルカの母)
声 :佐々木るん
ガニメデの自宅を訪れたエモンたちを料理で歓迎した。エモンについては「あのエモン君がこんなに大きくなってるなんてね」と言っていた。
⇒先生(ヤマダ先生)
声優:上田敏也/稲葉実
エモンのクラスの担任。スカンレーの恩師でもある模様。
⇒ギャラクシーの支配人
声優:加藤治/島香裕
ホテル・ギャラクシーの支配人。つづれ屋買収の交渉に訪れたり、つづれ屋に苦情を言いに来たりする。
◆ゲストキャラ
⇒ワントナック公爵
声優:古谷徹
ワンダラー星の大使。テレビアニメでは第6話に登場。故郷の最新鋭の科学を苦手とし、レトロなものを愛好する趣味を持ち、先に泊ったギャラクシーの設備に難色を示し、ギャラクシー隣接のつづれ屋に泊まる。つづれ屋の向かいにある昭和村でレトロなものを存分に味わっていた。
腕っ節が強く、自身の暗殺を試みたウキキラス星人を返り討ちにしている。
筒状の容器に入った電柱のような形の携帯トイレを所持していた。
⇒ジロ・ミケラン
声優:田中秀幸
アニメ版のみ登場。全宇宙的に有名なファッションデザイナーで、後にエモンが着用する宇宙服をデザインした人物。
子どもの頃からの夢だった宇宙旅行をするためにデザインしたものをゴミ処理してもらうようにエモンたちに依頼。その時にエモンに宇宙服を無料で与えている。
相棒のガンスケ(声優:龍田直樹)はゴンスケとほぼ同形式の芋掘りロボット。口の悪さはゴンスケと同様だが、奔放で子供っぽいジロとは対照的なしっかり者である。
⇒ガトミック
声優:矢田稔
アニメ版のみ登場。アニメ登場時には老齢だが、宇宙航行技術が未発展だった時代に活躍した名パイロットである。現役時代には数多くの航路を開拓し、その存在はパイロットの間では伝説となっている。ハンドルを握ると現役時代を思い出し、高揚する。スカンレーの師匠でもある模様。
妻は宇宙船の客室乗務員(声優:原えりこ)であったが、間もなく「宇宙のサルガッソー」と呼ばれる航行危険区域での事故により亡くなっている。後にガトミック自身がその宙域を探検し、条例によって航行禁止区域に指定した。エモンを気に入り、後にロケットのエンジンを提供した。
メイドとして「オミソ」(声優:肝付兼太)という名のロボットがいる(オナベとほぼ同形式のメイドロボットで、金色に塗装された色違い版)。
⇒リッチマン
声優:辻村真人
会社の経営者でその名の通りの大金持ち。ギャラクシーの常連客でもあるらしい。原作では木星行きのチケットと引き替えに、モンガーの買収をもちかけるなど、成金で嫌みな人物であったが、アニメ版では愛嬌のある性格になっている。
月で自家用ロケットを見物しているときに、モンガーのテレポートであちこちのロケットの乗り心地を味わわせてもらったことから、エモンたちを気に入る。その後、夕食やホンキートンクホッパーでの月面遊覧にエモンたちを誘い、過去に遺棄され廃墟となった月面都市で鉱物資源を発見した。だがその際に宇宙服を損傷し遭難しかけ、エモンたちに救われる。予定が変わり、木星にはエモンたちと同行できなくなったが、木星行きのチケットをプレゼントした。
エモンたちの旅の目的を聞いて「青春しとるのう」と笑顔を見せた。また、かなりのスピード狂でもある。
⇒アケッチー
声優:村山明
アケッチー探偵事務所のオーナーでテレビ版のみ登場する(13話)。事務所はあまり流行っている様子がなく、仕事がない。
普段はだらしない性格で、意地汚く、頼りなく、美女に弱い。しかし宇宙怪盗を追跡してからは、宙吊状態のまま単身で追い詰めるなど、いざという時の行動力は高い(ある意味エモンに似ている)。また、動物を捕らえる罠や、拳銃の先から吸盤を発射する装置を自作するなど、発明家としての才能も見せている。宇宙怪盗を捕らえてからは有名になった。
⇒ウキキの木
ブッシュ星雲マングローブ星(原作では木星)出身の植物型宇宙生物。自我と知性を持ちながら自力では移動も会話もできず、脳波を放出して周囲の生物をコントロールすることで意思表示や様々な行動をする。主食は水で、地球の植物のように根から吸収する。
やや傍若無人だが宇宙各地に知人は多く、気に入った相手には協力を惜しまない。
エモンを気に入り、その身を助けたり、金塊を生み出し宇宙旅行の資金として提供した。
⇒コイケラス星人
声優:加藤治
コイケラス星から来た宿泊客で、実はコイケラス星の最高司令官。
エモンたちがサービスの一環として見せた大昔の怪獣映画『怪獣キャプテン』の敵役「スズキラス星人」が自分とそっくりなことに激怒、地球のコイケラス星への敵対行動と誤解して宇宙艦隊まで呼び寄せる。
モデルは藤子漫画の常連キャラクター「小池さん」。
⇒トッヂ、ドッチ
声優:横山智佐(トッヂ)、柳沢三千代(ドッチ)
それぞれツイン星人。双子星であるツイン星のそれぞれからやってきた。
2016年に地球から贈られたメッセージを受け取り、その返事と共にやってきた代表者。地球で対面後、大喧嘩を始めてしまい、エモンとリゲルの父親をも巻き込んでしまう。
⇒モコラ
声優:高乃麗
モチ星雲モコモコ星から宇宙家出をして地球に密航してきて生き倒れになっていた所を21エモンと20エモンに助けられたモコモコ星人の子供。純真無垢だが世間知らず。
金属を食べるため、ゴンスケの手を食べたりする等したためにゴンスケからは嫌われている。登場時は50cm位の大きさだったが、モコモコ星人の第二次成長期で著しく大きくなり、ついには巨大化した為に本人の意図に反して大騒動を巻き起こしてしまう。最後は父・モゴランによって実家に連れ戻された。
⇒モゴラン
声優:屋良有作
モチ星雲モコモコ星人で、モコラの父。大型機械修理店を営んでいる。宇宙家出したモコラを連れ戻しに地球に来訪。モコラが迷惑をかけたお詫びに自身の弟子のレストアロボットたちを客として来訪させた。
⇒グーパー・H・トロイ
声優:堀内賢雄
連邦入国管理局の捜査官で、不法入国者を取り締まる仕事をしている。モコラの一件でつづれ屋に捜査に訪れる。捜査官としての用心深さと冷徹さと、一個人としての良識を併せ持っている。
コーヒーが好物。
⇒ポロロッコリー
声優:掛川裕彦
マジカル星出身の発明家でテレビ版のみに登場する(29話、32話)。発明の才能はあるものの、それ以外は非常に不器用で気弱な性格。
同じ星の出身者のハリハリフラワー(声優:岸野一彦)に乗せられて地球で発明品の売り込みをしたが当然うまくいかなかった。地球に滞在していた時につづれ屋に発明品を悪用して泊まっていたが、良心の呵責から告白、宿代代わりに発明品を置いて帰郷。その中にモンガーが飲み込んだ無限トランクがある。
その後はギャロット博士(声優:宮内幸平)の下で発明家の修行に励んでいる。
ギャロットの下に部品を卸している業者の娘・チップル(声優:小林優子)と仲が良い。
⇒ムエ
声優:塩屋翼
テレポート、テレキネシス、透視など、強力な力を持つ長命のクエ星人の青年(35話、36話)。クエ星人の外見は妖怪の鵺に酷似している。
900年前に地球探検に来ていた父・ヌエ(声優:掛川裕彦)を殺害した源三位頼政(声優:加藤正之)を仇討ち相手として追っていたが、偶然見かけたエモンを頼政と誤解し、仇として執拗に命を狙った。
根は礼儀正しく情け深い善良な性格であるが、思い込みが激しく頭に血が上りやすい(ある意味、エモンに似ている)。謎の伝染病に侵されたナイナイ星でエモンたちを苦しめ追い詰めたものの伝染病(実は地球のただのインフルエンザ)に侵されたところをエモンに救われ、誤解が解けて和解、許婚であるミエ(後述)やモンガーとともにナイナイ星ごと伝染病を根絶しようとしたミサイル攻撃を阻止し、エモンたちの苦境を救った。
⇒ミエ
声優:鈴木みえ
ムエの婚約者であるクエ星人の女性。自身を置き去りにして900年もの間、仇を追い続けてきたムエに仇討ちを止めるように説得しにきた。ムエ同様、根は礼儀正しい善人ではあるものの、思い込みが激しく血気盛んである。
⇒マルス
声優:江森浩子
故郷の惑星を爆発によって失い、新天地を求めて宛てのない旅をする植物型宇宙人・シード星人の少年。シード星人は本来は植物の姿をしているが人型の姿も持ち、他の種族への変装能力も併せ持つ。
基本的には心優しく正義感が強い。エモン一行ではエモンに擬態するもエモンたちに接した際に友情を深めてしまい、そのために同胞らの地球侵略計画との板挟みに苦悩。最終的には改心し、エモンとも和解。エモン一行が見つけた自然そのものの移動惑星に移住する。
⇒演出家
声優:徳丸完
シード星人の指導者であり、旅周りの一座の時は演出家として振る舞っている。
指導者としての人格者の部分と狡猾な部分を併せ持ち、自ら率先してマルスや女性シード人と共にエモンたちに化け、自身はゴンスケに擬態。地球侵略の先鋒となった。最終的には改心。
⇒女性シード星人
声優:横山智佐
シード星人の女性。マルスと演出家と共にエモン一行に擬態し、自身はモンガーに擬態した。マルスと同じく、地球侵略に罪悪感を抱くようになる。
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