2014年08月05日
【魔法科高校の劣等生】第17話・・・お兄様が激おこである
【魔法科高校の劣等生】第17話 九校戦編Ⅹ
モノリス・コードで一条将輝率いる第三高校に勝利した第一高校は新人戦総合優勝を果たす。残りは本戦の2日間のみだが、そこでまたしても予期せぬ事故が起こってしまう。達也は早々に事故の究明に奔走する。
第一高校の優勝は最早確定したようなものだ。
無頭竜の幹部は損失によるボスからの制裁に怯えていた。
殺されるだけならまだしも下手をすればジェネレーターにされてしまう。
ジェネレーターというのは脳外科手術と薬品投与により作られる操り人形の魔法師です。
「魔法を使うこと」「主の命令を聞く事」この二つがジェネレーターの存在意義になります。
原作ではジェネレーターとしての適性がなければ「ブースター」にさせられるのですが、まあその話は次回に。
明日のミラージバットで一校の選手には棄権してもらうという不穏な発言をする幹部。
大会九日目曇り
空中にホノグラムを映すミラージバットにはいい天気だと言える。
しかし達也は何やら不吉な事が起きる予感を感じていた。
さすがです、お兄様。
不安がる深雪の肩を抱き、達也はささやく。
達也「何があってもお前だけは俺が守ってやるから」
「だけ」というのがミソですね。
本戦ミラージバット第一試合
第一高校からは小早川先輩が出場する。
見た目もさながら、声がひどい・・・
観客席では美月が、眼鏡を外して観戦していた。
「霊子放射光過敏症」の美月には負担のかかる行為だ。
しかし、摩利が怪我をした時に自分が何か見えてさえいれば達也の役に立てていたかもしれなかったという思いが美月にはあり、今回はそれを見逃すことができなかったのだ。
妨害工作に精霊魔法が使用されている可能性を示唆し、その際に美月の目は頼りになるとフォローを入れる幹比古。
さらに後遺症が残るようなことがないように、霊子放射光を緩和する結界も用意する。
イケメンミッキーだ!!
エリカ「幹が美月を守ってあげるんだ～じゃあ美月に何かあった時には幹が責任をとりなさいよ～もちろん男の子が女の子に対してする責任だからね～」
他選手との激突を避けるため小早川先輩は移動魔法を重ね掛けする。
また予定していた着地点に先客がいたため、移動と減速の魔法を発動しようとするが・・・
―発動しない―
CADが停止し真っ逆さまに落下する小早川先輩。
幸い大会委員が減速魔法で小早川先輩を受け止め大事には至らなかった。
しかし、魔法失敗による危険体験は魔法への不信感を抱かせ、今後の魔法師生命を断つ要因になる。
要は魔法を信じないものが、魔法を使うことはできないということですね。
達也「小早川先輩はもうダメかもしれんな」
サラッと言いすぎですお兄様。
美月は小早川先輩のCADから精霊がはじけるようなものを見たと達也に報告する。
これにより事故の原因に概ねの予想をつけることができた達也。
深雪のCADを試合前のデバイスチェックに出す達也。
大会委員は事務的にチェックをするが、この時達也はCADの中に何かが混入した事に気づく。
なぜ気付いたのでしょうね、エレメンタルサイトかな？
そして突然チェックをする大会委員の胸ぐらを掴み、組伏せる達也。
達也「舐められたものだな、深雪が身につけるものに細工をされてこの俺が気づかないと思ったのか」
さすがシスコンです。
CADの検査装置であればウィルスを混入させる事は容易。
達也は大会委員の胸を足で圧迫しながら尋問する。
だ、誰かお兄様を止め・・・れる人間なんていませんよね・・・
「何事かね？」
九島がその場に現れ、達也は冷静に事情を説明する。
九島はCADを見ただけで異物が混入していることに気づく。
それは九島がまだ現役だった頃、広東軍が使用していた電子金蚕と呼ばれるSB（精霊）魔法の一種だった。
プログラムそれ自体を改竄するのではなく、出力される電気信号に干渉してこれを改竄する性質を持つため、OSの種類やアンチウィルスプログラムの有無に関わらず、電子機器の動作を狂わせる遅延発動術式。
まるでソニータイマーみたいです。
達也に関心する九島だが、同時に運営側には厳しい目を向ける。
電子金蚕を仕込んだ男は他の大会委員に連行されていく。
まあ大会を運営する側の中に不正を犯す者がいて、あげくに学生に怪我をさせたとなるとお爺ちゃんでなくても無能がと怒りますわな・・・
第一高校のテントに戻ってきた達也は周囲から畏怖の目で見られていた。
やべえよ、あいつマジやべえよお兄様!!
そこへ兄の一騒動を聞き、駆けつける深雪。
深雪「お兄様が本気でお怒りになるのはいつも私のためにですから」
達也「そうだな、俺はお前のためにだけ本当に怒ることができる」
会話だけ聞くと何言ってるんでしょうね。
達也「でもな深雪、兄貴が妹のために怒るのは当たり前なんだ。そしてそれは俺の心に唯一残された当たり前なんだ」
達也の事情を知っていれば温かいセリフに聞こえなくもなですが、これだけだと草が生えます。
ミラージバット予選第二試合
深雪は第二ピリオドが終了した時点で首位を獲得していたが、二位とはそれほど差がなかった。
相手選手がこの競技に特化したスペシャリストなので、普通だったら深雪も負ける可能性があったんですがね。
実際第一ピリオドでは首位を奪われています。
深雪は意を決し達也に進言する。
深雪「お兄様アレを使わせていただけませんか」
例のアレか!?なるほどアレならアレできますからね。しかしアレはアレで・・・
達也「いいよ、全てはお前の望むままに」
妹に甘すぎるよ、このお兄ちゃん!!
第三ピリオド
深雪は先日達也が開発した飛行魔法をこの試合で披露する。
観衆は驚きの声をあげた。
一応先月、トーラス・シルバーの名で術式の発表はしていたようですが、こんなのチートと代わりない気がします。
というかお兄様正体隠す気が一切ないですやん。
他選手はあくまでジャンプであり、空中を自在に飛んでいるわけではありません。
飛びあがりから着地までの工程を計算された魔法でその都度10mの高度を往復しています。
しかし、深雪は一度空に昇ったら、そのままターゲットを打つことがでっきるのですから勝てるわけがないですね。
試合は圧倒的点差で深雪が勝利する。
無頭竜の幹部はもはや手段を選んでいられなかった。
ジェネレーター17号により、無差別殺人を起こし大会を中止させようと画策する。
上手くいかずに、全て壊す子供みたいな思想、まさに頭がありません。
17号は手近にいた男に襲いかかろうとする。
だが逆にその男に会場外までなげとばされてしまう17号。
柳「あの段階から間に合わせるとは大したもんだ」
独立魔装大隊大尉・柳。
真田もからかいながら柳と17号のもとへ現れる。
柳は「転」（てん）という体術と魔法を組み合わせた戦闘方式で敵をほふった。
近接戦闘であれば達也より強いかもしれないすんごい人なのです。
真田は転（まろばし）だと言うが、本人は否定している。
柳は真田にも手伝いを促すが、すでに藤林が「避雷針」で取り押さえていた。
藤林「本当にお二人は仲がいいのですね」
おっさんカップリングとは・・・
そんなやりとりが裏でおこなわれていたとは知らず、達也が自室で休憩（昼食）を取っていると深雪が部屋を訪れる。
達也「深雪、シャワーは終わったのかい？」
先にシャワー浴びてこいよ展開か!?
達也が深雪に自分にしてほしい事はないかと問う。
深雪は顔を赤らめながらも、達也にお願いをする。
次の試合まで体力を温存するためベッドで仮眠をとる事を達也は勧めていたのだが・・・
深雪「よろしければ・・・隣にいていただけないかと」
達也「甘えん坊だな深雪は」
痒い!!色んな所が痒い!!
達也「いいよ、子守唄は歌えないけどね」
こんなセリフが吐けるなんて、さすがですお兄様。
隊よりジェネレーターによる大量殺人が行われようとしていたと連絡があった達也は深雪への思いを巡らせる。
ミラージバット決勝戦
最初から飛行魔法で勝負をかける深雪。
しかし、他校も深雪同様飛行魔法を使用してきた。
二回戦の後、不正疑惑が上がり、大会委員から深雪のCADを調べさせてくれという要請があった。
その際に他校へ術式をリークしたのではと達也は予測する。
まあ、そうでもしないと周りも納得しないし、面白くないですもんね・・・
飛行魔法はぶっつけ本番で使える代物ではないと真由美が苦言を呈す。
飛行魔法には膨大なサイオン量が必要なため、並の魔法師だと魔力切れを起こし、下手をするとそのまま落下する事故へと繋がる可能性がある。
だが、トーラス・シルバーの開発した術式には「安全装置」が施されており、サイオン供給の効率が悪くなると飛行を停止し、ゆっくりと地面へと下降するようになっている。
次々と「安全装置」により地面に下降する他校の生徒達。
その中で尋常ではないサイオンを保有する深雪だけが、空を舞い続ける。
こんなんチートや、チーターや（キバオウ）
達也は意を決する。
九校戦の数々の事故。
俺と深雪の日常を壊そうとする輩は誰であろうと許さない
今回はお兄様の怒りが爆発しましたね。
ただ競技自体はおまけみたいで、そこは盛り上がりにかけるかなと。
次回はまたお兄様が大活躍です。
さあお兄様の美技に酔いしれましょうby深雪
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