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2017年03月20日
個人型確定拠出年金「iDeCo」
個人型確定拠出年金「iDeCo」についてです。
今まで、話題に触れいなかったので
すごくざっくりと説明していきたいと思います
今年の1月から開始されました。
加入者が月々の掛金を拠出(積立)し、予め用意された金融商品で運用し、
60歳以降に年金または一時金で受け取ることが出来ます。
(※60歳になるまで、引出不可)
メリットは
@掛け金分が節税になる。(掛け金が全額所得控除される)
A利益が出ても課税されない。(運用益が全て非課税)
B将来、年金として受け取るときにも節税できる。(公的年金等控除等の対象になる)
つまり、iDeCoは所得控除に加え、長い運用期間中に発生する運用益が非課税で、
受け取り時には各種控除の対象になるということです。
ここまで、聞くと非常にお得感が強く、魅力的な商品に感じます。
続いて、私がこの制度を利用していない最大のデメリットが、
@投資で一番重要で大切な流動性(換金性)がない。
換金性の部分が非常にネックに感じます。
通常、金融商品は、自分の好きなタイミングで現金化することができます。しかし、iDeCoでは
60歳にならないと資金を取り出すことができません。将来手元の資金が枯渇した場合にも、
解約することができないのです。
結論を言うと、iDeCoは高所得者に向いている商品と言えるでしょう。
所得税率が30%以上あるような方々には、節税効果が大きく、加入するだけで税金が安くなる
仕組みは非常に魅力的でしょう。又、現在の貯蓄額が多い人も、資金が枯渇する可能性が
低いため、iDeCoに向いているといえます。
所得が限られている人には、デメリットの部分がネックに感じますね
国が加入を推奨する仕組みには、裏の理由がありますし、そもそも自分が
iDeCoに向いているかどうかを知ってから、加入を検討したほうが良さそうです。