くり子です。
ある有名人が「あなたの幸せって?」というインタビューに答えている記事を読みました。
幸せって、その時々におかれた状況と、個人の感じ方によるところが大きいと考えます。
くり子の母は、闘病中、使用していた薬の副作用で味覚障害を起こしていました。
闘病中は、食べることが唯一と言っても良いくらいの楽しみだった母ですが、
味覚がおかしくなってからは、色々なものが苦く感じられていたようです。
その母に『美味しい』と言ってもらえるものを・・・と思い、色々なものを持って行っていました。
好きだった太鼓饅頭を持って行っても、お気に入りだった梅が枝餅を持って行っても「苦い」・・・と。
日々のおかずにしても、砂糖を多めに入れてみたり、薄味にしてみたり、色々工夫してみました。
たまに、「これは食べやすいわ」と言われると、とても幸せな気持ちになりました。
薬をやめてしばらくすると味覚障害は落ち着きましたが、日々のそうした小さなことがとてもうれしかったことが心に残っています。
頭が固いくり子は、なんとか栄養バランスのとれた食事を。と難しく考えていたのですが、
お医者さんは「アイスクリームでもなんでもいいから、食べられるものを口にすれば良い。量が食べられないなら、アイスが食べられたら、カロリーがとれるから。」と。
成程な〜と感心はしたものの、母は饂飩でもお好み焼でも何でも食べてくれたので、(そして母にも食事にアイスクリームを摂ることには抵抗があったようで)それ(何でも食べられること)にも幸せを感じられました。
タグ:思い出
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