くり子です。
山畑には竹笹が繁茂しています。
竹笹は地下茎でつながり、放置するとどんどん広がってしまうのです。
母が健在の折には、農閑期の冬になると、スコップを渡されて、「ここを掘って!」との指示のもと、笹の駆除に勤しんでいました。
が、この作業、なかなかの重労働で後回しになります。スコップでは井桁状に張り巡らされた笹の地下茎には歯が立ちません。
今年の冬、山畑に玉ねぎとニンニクとスナップエンドウとそら豆以外の作物を植えなかったので、敷地が広く遊んでいます。
すると生い茂った笹が気になり始めました。
このまま放置しておくと手の付けられないことになりそうです。
そこで、普通のツルハシを買ってきてくれるよう父に頼みました。
父が「買ってきたよ〜」と電話をしてきたので、古民家の畑から降りて行ってみると、柄の短いツルハシが。
「え〜小っさ!てこの原理で根が掘り起こせんじゃん!」
「だって、柄のついたツルハシはこれだけしかなかったもん。あとは自分で組み立てんといけんかったし。」
文句を言ったもものの、意外と使い勝手が良いかもしれませんので使ってみることに。
一日使ってみたところ、先端が尖っているのでスコップより遥かに作業効率は良いものの、しゃがんで体全体で力をかけるので腰が痛くなってしまいました。
「おと〜さん、ツルハシ便利やけど、やっぱし柄は長くないと腰がいかれるわ。付け替える長い柄を買ってきて。前にツルハシを買ったレシートを持って行って合うかどうか確認してから買ってきてね。」
・・・
で、次回、買ってきてくれた柄は合わず、付け替えることができませんでした。
よく見るとメーカーが違います。
「これじゃあ合わんじゃろ。メーカーが違うわ。」
「でも、これしかなかったし。何でも合うかと思ったんじゃ。まあ、これはこれで置いとけばいいよ。何かで使えるじゃろ。」
よく見ると、その柄は3千円もします。
「いやいや、ただの棒として使うとしても3千円の棒は高すぎる。返品せな。」
というわけで、その足でホームセンターに一緒に行き、返品して、合う柄を購入しなおし、ついでに長靴も買ってもらいました。
長靴の右足も左足もパックリと破れていて、丁度良かったです。
ちなみに、破れた長靴を捨てるのがもったいないな〜と悩んでいたら、
「蛸じゃないんだから、そんなに沢山の破れた靴は要らんじゃろ。履かない靴は捨てな!」と父に言われたので、処分しました。
それは、いつもくり子が父に言うセリフでした。ぎゃふん
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