こんにちは。
くり子です。
緑肥についてメモ(くり子用覚書)をしておきます。
くり子がネットで調べて理解したところ適当に書いたただけなのでキレイにまとまっていないです・・・あしからず・・・
「緑肥(りょくひ)」とは、植物そのものを肥料の一種として利用すること。緑肥作物としては、主にイネ科やマメ科の植物が使われる。
作物を栽培して収穫すると、土壌中の肥料成分が過不足の状態になったり、窒素や微生物のバランスが悪化したりする。これらを回復させることが、緑肥の重要な役割。
緑肥には、土壌に有機成分を供給したり、土壌中への窒素の固定をしたり、微生物の増殖促進をしたりする効果がある。
さらに土壌を物理的に改良する効果も高く、団粒(だんりゅう)構造の形成を促進するほか、透水性の改善や土壌病害を抑えるなどの効果も期待できる。緑肥作物は肥料と土壌改良剤とを合わせた働きをする植物。
@イネ科・・・ソルゴー、エンバク、オオムギ、ライムギ、コムギ など
●イネ科は草丈が高いので、肥料分の供給、害虫の飛来阻止、風よけなどに期待される
●生育後に刈り取ったわらは、敷わらとしても使える
●コムギやオオムギでは、カボチャやスイカなどつる性の野菜のマルチング代わりにする特殊な使い方もある(リビングマルチ)
★ソルゴー/ソルガム
土壌中への有機物補給効果が非常に高く、窒素やカリの吸収力も高いため、過剰な肥料成分の除去に最適な植物。播種期は一般地が5〜8月で、寒冷地では5〜7月が目安。ナスなどのバンカークロップ(害虫の天敵を保護・利用するための植物)としても効果的。
★エンバク
根菜類やレタスなどの大敵である、キタネグサレセンチュウを抑える効果がある緑肥作物。播種の時期は春・夏・秋が可能で、播種から60日程度で草丈が1m弱になったころにすき込む。
★大麦
緑肥の効果と同時に、リビングマルチ(生きた植物を土壌表面を覆うマルチとして利用すること)としても人気がある作物で、「らくらく麦」や「てまいらず」などの専用品種も販売されている。
にんじん、大根、ごぼうなどの根菜類に被害をもたらすキタネグサレセンチュウの発生や雑草を抑える効果がある。播種期は一般地が4〜6月、寒冷地では5〜7月で、マルチ利用の場合は刈り取りも不要。
Aマメ科・・・(夏)クロタラリア、セスバニア、エビスグサ、(秋冬)ヘアリーベッチ、クリムソンクローバー、レンゲ など
●根や茎葉の量が多いので、マルチにしたりすき込むことで堆肥を施用するのと同様の物理性の改善や肥料効果が期待される。
★クロタラリア
クロタラリアは草丈が1.5〜2mにもなるマメ科植物で、窒素固定効果とサツマイモネコブセンチュウを抑える高い効果を発揮。播種の時期は中間地では4〜7月、暖地では4〜8月が適していて、7〜10月にすき込みを行う。
★セスバニア
草丈が3〜4mにもなり、根も1m以上に伸びるため、防風や土壌の透水性改善にも効果がある。小麦・大麦・ネギなどのほ場の緑肥に向いており、6〜7月に播種を行い、草丈が伸び切った8〜10月にすき込みを行う。
★ヘアリーベッチ
ヘアリーベッチはつる性植物で、特に枝豆用の緑肥として用いられる。ヘアリーベッチを利用すると、窒素を施さなくても慣行栽培と同程度の収量・品質が確保できると報告されている。前年の秋9〜10月に播種し、翌年5〜6月に草丈が伸び切ったところですき込みする。
マメ科のため根粒菌が付き窒素を固定し、ヘアリーベッチ本体にカリを含み、菌根菌を増やしリン酸呼吸を促すため、緑肥としては優秀。
直根で50cm伸びるため、土壌の水はけを良くする。
アレロパシー効果でほかの雑草が生えにくい。
カボチャ・トマト・柑橘類のコンパニオンプランツとして相性が良い。
漉き込んで1か月ほどで使える。
★クリムソンクローバー
緑肥としての効果以外にも、春には美しい花を咲かせて景観を楽しむことができる植物。ダイズシストセンチュウを抑える効果があり、通常3〜4月と9〜11月の年2回播種することができる。切り花や鉢植えにもできる。
★レンゲ
昔から水稲用の緑肥として使われてきたレンゲは、美しい花畑が景観アップにも貢献する植物。窒素の固定以外にも、菌根菌を増殖させて土壌にリン酸を供給する。一般地では9〜10月、寒冷地では8〜9月が播種の目安。
他にキク科(マリーゴールド・ひまわり)とアブラナ科の緑肥もある。
★ひまわり
主に土壌の菌根菌を増やして、後作の作物のリン酸吸収を促す。また、深根性のため土壌の透水性改善効果もある。全国的に5〜8月が播種に適しており、景観もよい。
※アブラナ科の緑肥はセンチュウが増えやすくなるので、キク科と植えるとよい