アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2020年06月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
月別アーカイブ
写真ギャラリー
タグクラウド
最新コメント

広告

posted by fanblog

2020年01月27日

半分の家

じいちゃんから聞いた話。 従軍中、幾つか怪談を聞いたそうだ。その中のひとつ。真偽は不明。 大陸でのこと。 ある部隊が野営?することになった。 宿営地から少し行ったところに、古い小さな家が周辺の集落からはずれてぽつんと建っている。廃屋らしい。 使えるようなら接収するかということで、数人が調べに行った。 家の中には什器や家具が一部残っていた。 だが、なぜかその全てが真っ二つに割れ、半分しかなかったそうだ。 テーブル?、椅子、水瓶、かまど、戸棚、何もかもが半分。 おかしなことに、それらも家同様かなり古いもののように見えるのに、 幾つかの品物の切断面は妙に真新しかったらしい。 調べに来た者たちがその異様な雰囲気に呑まれていると、一人が家の裏手から鶏の死骸を見つけてきた。 白骨化したそれも半分だった。 戻った彼らはそのことを報告し、結局その家は使わないことになった。 夜、警戒のため何人かが宿営地の周辺を巡回した。 翌朝になって、最後に巡回に出た一人が戻っていないことがわかった。 他の者の中に、夜中にあの家に明かりがついていたと話す者がいて、すぐに捜索を行うことになった。 民間ゲリラかもしれないからだ。 時機を見て突入したが、家には誰もおらず、また火を使った形跡もなかった。 行方不明になった一人は、昨日鶏が見つかった家の裏手で死んでいた。 争った様子はなく、着衣や装備にも乱れはなかったが、部隊に戻されることなくその場で埋葬された。 遺体はひどく小さかったという。 その後まもなく、部隊は転進命令を受けてそこを離れた。 後になって、その辺りではあの家が『半分の家』と呼ばれて忌まれ、昼間でも近づく者はいないという話を聞いたそうだ。 かなり前に聞いた話なんで記憶が曖昧。 ていうか、リア消寝かす前にこんな話すんなよ、じいちゃん。 <感想> 半分コレクターの妖怪でもいるんだろうか?
検索
最新記事
カテゴリーアーカイブ
アクセスカウンター
にほんブログ村 本ブログ ホラー・怪奇へ
にほんブログ村
にほんブログ村 動画紹介ブログ ホラー・怪奇動画へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク集
プロフィール
みもんさんの画像
みもん
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。