2020年05月20日
顔がわからない女性
幼稚園ぐらいのとき、両親が出かけていて、家に独りになったときがあった。
俺は昼寝してたから親が出かけていたのを知らなくて、起きたときにだれもいないから、怖くて泣きながら母を呼んでいた。
で、探してもいないから、あきらめて居間で座って泣いていた。
そしたら、庭の道を女の人が歩いて行ったのが窓から見えた。
白い服を着ていて、顔も真っ白で、眼も鼻も口も無いように見えたけど、女性だというのはわかったので、母だと思った。
その人が通って行った後、すぐに窓を開けて「お母さん!」て叫んだけど、誰もいなかった。
追いかけて行って探したけど、やっぱり誰もいなかった。
俺んちの庭はそんなに大きくなくて、隠れるところもないはずなのに・・・
俺はその後、二回同じ女を見た。
二度目はまた一人でいるとき、三度目は姉と一緒にいるとき。
姉も同じ人を見たと言ったので、俺の幻覚ではないだろう。
その後もまた、姉は一人でいるときに見たらしいので、その女は我が家に合計四回現れたことになる。
いつも同じ姿、つまり全身真っ白で、顔がわからない。追いかけても必ずいない。
そして女は、絶対に窓際の庭の道を西にむかって歩いていく。
あれはなんだったんだろう・・・
<感想>
いつか行きたいところにたどり着ければいいんですけど…。
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posted by kowaidouga at 09:05| 超怖い話(家・賃貸編)