2007年05月15日
●ワンペーパーにまとめる技術
最近、メールとか企画書など、いわゆる「書く機会」が増えて
いませんか?
大量生産して、駆けずり回って売りさばいてきた時代から
商品、またはサービスのアイデア、新しいビジネスモデルを
生み出す「企画力」が重要視される時代になったということです。
そこで昨今、「書かれたもの」すなわち論文、リポート、企画書
なるものが重要視されてきています。
何をすべきか?
それらを、文章を持って表現しなければなりません。
でも、書くことは苦手という方が意外と多いのです。
何故苦手なのでしょう。
頭の中で考えていることを、書いてまとめることがそれほど、
難しいことなのでしょうか。
その理由はたぶん、説得力ある文章を「どう表現していいかわからない」
「どういう構成で書けばいいのか・・」といったところにあるように
思います。
実はそう考えるところに落とし穴があります。
私たちは小説家ではありません。
じっさいに仕事で書く文章には「表現力」「文章構成」などは
求められません。というより、企画書、報告書の構成はだいたい
定型とし存在しているのです。
1.背景
2.中身
3.見込み
この3つの構成が定型方といえます。
例えば花屋さんであれば:
1.母の日に花を買う男の子が増えてきた、だけど男の子は何を
買っていいかという知識がない、という背景。
2.そこで企画の中身として、1位から3位まで売れ筋セット花なるモノを作ってしまう。
また、母の年代別人気セット花なども作る。
そして「母の日特別セール」を企画し、メルアドに告知。
3.効果として、女性の購買数に上乗せして、男性購買層の広がる。
などと頭に浮かびます。
そしてそれらを企画書にまとめる際は、詩的表現や比喩的に読者を魅了しようとする
必要などありません。企画書の性格上それらは、かえって不適切な表現となります。
むしろ仕事上で「書く」場合に求められるものは、「情報処理能力」という事になります。
以上、次の書籍を参照しました:
中野雅至(著) 「劇的ワンペーパーたった一枚にまとめる技術」
http://tinyurl.com/2tg9nd
では。
写真はイメージです。
↓↓↓↓↓