飛鳥時代、聖徳太子は日本の力を強めるために、隋(ずい)へ使節を送ります。
遣隋使です。
当時の中国は、隋という国でした。
優れた政治制度や文化を取り入れることが目的でした。
遣隋使といえば、小野妹子。
小野妹子といえば、遣隋使。
聖徳太子の国書をたずさえ、海を渡ります。
そして、隋の皇帝からも国書をさずかるという大役を担いました。
しかし、大事な国書を盗られています。
何という詰めの甘さ。
その罪で、あやうく流刑になるところでした。
ちなみに、遣隋使として派遣された留学生や僧は、のちに大化の改新で活躍します。
今日は何を勉強しましたか?
塾で教えていると、解ける問題ばかりをする生徒がたまにいます。
できる問題は、テストに出れば点が取れるのだから、わざわざ時間を使う必要はありません。
できない問題こそ、攻略していくべきです。
当たり前のことですが、それができない人がいます。
たとえば、フィギュアスケートの場合、高難度の技であるトリプルアクセルが飛べると、高得点に結びつきます。
ダブルアクセルをきれいに飛んだところで、点は少ない。
だから、少しでも点数を取るため、難しい技にチャレンジしていく。
勝つというのは、そういうことです。
入試も同じ。
応用問題の占める割合が多いので、難易度の高い問題を解くことにこそ、力を入れるべき。
しかし、生徒の中には、応用がわからないからと、避ける人がいます。
わからないと、確かにイヤになってきます。
できない自分を、直視したくないのかもしれません。
受験勉強というのは、できない問題をいかにできるようにするか、それしかありません。
イヤな問題ばかりをするのが、受験勉強です。
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