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posted by fanblog

2015年10月01日

古代の天文コンピューター?「アンティキティラの歯車」

こんばんわ、もんじです。

ここんところ風邪でダウンしてました。
季節の変わり目には絶対ひきますね。

それはさておき、今回は久しぶりにオーパーツねたです。



現存するすべての中でも、一番高品質だと言われているオーパーツが今回紹介する「アンティキティラの歯車」です。

この機械は1901年に、地中海のアンティキティラ島沖で引き揚げられた沈没船から発見されたもので、主に青銅で作られたの3つの塊のことを「アンティキティラの歯車」と呼んでいます。

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一番大きな塊は縦17センチ、横は約15センチ。
表面は腐食していましたが、歯車のような形が確認できました。
(※下の画像はクリックで拡大します)

Highslide JSアンティキティラの各部品。
左は目盛り、真ん中はギアです。

Highslide JS目盛り部品の拡大図(左の部品)

Highslide JSギア部品の拡大図(真ん中の部品)

Highslide JS目盛り部品の拡大図(右の部品)


上の拡大図をよく見るとわかると思いますが、部品には古代ギリシア文字で暦に関する記述や星座の名前が記されています。

この刻まれた古代ギリシア文字から、紀元前150年から100年の間に作られたものだと推定されています。


1971年、当時エール大学で科学史を研究していた デレク・デ・ソラ・プライス教授 がガンマ線とX線で検査を行ったところ、大小あわせて30個くらいの歯車が見つかりました。

Highslide JSX線で撮影されたアンティキティラの歯車。
内部に多数の歯車があることがわかります。

Highslide JSアンティキティラ機械の構造図

この調査結果を元に、縦33センチ、横17センチ、厚さ9センチの復元品を作成しました。

Highslide JS復元されたアンティキティラ機械

これらの経過を経て、このアンティキティラ機械は目盛りを動かすことで、太陽や月、惑星の運行まで算出できる 天文観測儀 であることが分かりました。

この機械で実際に月の軌道を計算したところ、なんと誤差は100分の1!
まさしくこれは、古代ギリシアの精密なアナログコンピューターです。

このアンティキティラ機械の研究は、2005年からアテネ国立考古学博物館とアテネ大学、テッサロニキ大学、イギリスのカーディフ大学、ヒューレット・パッカードの共同学術プロジェクトによって進められています。

このプロジェクトによって更なる分析が行われ、3次元表面イメージスキャナーによって、新たな機構部分を多数発見し、また判読不能だった古代ギリシア文字を2,610文字まで判読可能とし、古代ギリシア文字をほぼ解読(全体の約95%)しました。

この解読によって、太陽や月の周期、惑星、星座との相対的な動きを正確に表示し、その運行も予測可能な装置であることがわかった。

機械に刻まれた文字には、このような天文学以外にも機械学、地理学の項目に分かれたマニュアルが含まれていることがわかりました。


この発見で一番驚くべきことは、アンティキティラ機械のような差動ギアの複雑さは18世紀の時計と比較しても遜色がないほどだということ。

しかもこの遺物が、16世紀にコペルニクスが唱えた、現在では常識である「地動説」を基本として作成された可能性もある、と言われています。

まだ詳細は不明ですが、ギリシアの哲学者アルキメデスが製作したものではないか?とも言われていますが、はたしてこの時代にそのような技術があったのでしょうか?

これはもしかしたら、ギリシア以前の超文明アトランティスの遺物なのかもしれませんね。

信じるか信じないかはあなた次第です。

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タグ:古代の機械
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前職はシステム開発の仕事でプロジェクトリーダーをやっていました。そこで疲れ果て、精神を病み、退職へ。今は前職で培った技術を元に、独立に向けて勉強中の身です。
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