週一で姐御が家に来るが、必ず猫らのために「銀のスプーン」をオヤツに持って来る。三匹に平等に分け与ええるのだが、ここで育った環境が如実に出る。いつもひもじい思いをしてきた、元野良猫のミネちゃんはいつも出された分は一粒も残さずに全部食べる。
ところが、食べ物に苦労して育っていないシロタンや特にジロタンは、贅沢なオヤツなのに、結構残してプイとどっかへ行ってしまったりする。その息子らが残した物を母猫ミネちゃんが全部食べるというのがいつものパターンだ。ミネちゃんは自分で満足するまで姐御の前から離れず、催促するように自分からうるさく鳴いたりせず、まるでお地蔵さんみたいに、じっと待ってもっと貰えるのを待っている。
今度いつこんな旨い物が食べられるか分からないので、貰えるうちに全部貰っておこうという野良猫時代の癖が今でも抜けないのだろう。ジロタンやシロタンは、最初からこの家の生まれなので遠慮も何も無いので「くれくれ攻撃」でうるさいのと違って、ミネちゃんは後から家に入ったお嫁さんみたいなものだから、遠慮ばかりしているので、何だか健気なミネちゃんだけには、息子らには内緒で、もっと旨い物をあげたくなってしまう。
猫日記より(2021.6.18)
二階のコタツは赤い薄っぺらの上掛けのみだが、中にいるミネちゃんが、ワイの足の上に突っかかったりじゃれて遊んでた。爪を出すので少々痛かったが、他の子猫らはここまで本気になれない。
2023年06月18日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12039728
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック