タロッペはうちのおばあちゃんが買ってきた黄色いインコで、うちに来た当時(1987年春)はすでに人慣れしているインコで、ワシの足の上に乗っかったり、こんなに最初から人慣れしたインコを飼うのは初めてだった。翌年にワシが仙台に引っ越したりで、その後のことは詳しくは知らないが、ワシの父ちゃんが長期入院することになり、おばあちゃんの実家の納屋に5年間くらい預けられたことがあった。
その実家には猫がいたので、猫に狙われないように納屋の中では、一日中鳥かごに風呂敷を掛けてあったそうで、5年振りに家に戻ったときは、全く一声も鳴かない無口な鳥に激変していた。環境が元に戻っただけなのに、いつも暗い環境から明るい環境に激変したせいで、半年間くらい本当に一声も鳴かずに過ごしている。環境の激変の繰り返しがインコなりに相当ショックだったようだ。
その後、やっと何とか鳴き出すようになったが、すごくお利口さんのタロッペは、うちの猫が何度も脱走をしているように、タロッペの鳥かごも何度も入口を閉め忘れたりしたのに、一度も外へ飛んで行かずに中でじっとしているような賢いインコだった。ワシがタロッペのお世話を毎日するようになったのは、約2年間くらいだったが、寄る年波のせいか、くちばしの先が長くなり、枝につかまる爪もひどく長くなった。
おばあちゃんがそれを心配して動物病院に飛び込みで連れて行ったりしたこともあったが、爪を切る心労で死ぬこともあるので、そのままでもよいとのことで、そのまま帰ったこともあった。タロッペは約12年間の生涯だったが、うちのインコとしては相当の長寿だったのでよく覚えているインコだ。しかも、平坦な人生ではなく、途中の5年間以上よその知らないうちで、ご飯をもらう居候の身分になったりの、浮き沈みの激しい人生だったりで、本当に長い人生ご苦労さまでした。
だからだろうか、タロッペが死んだ日をいまだに覚えているので、こうしてブログのネタにもなっていて、多分、来年も同じことを書くのではないだろうか。タロッペ以下ペット全員を拝みに山に行ったら、土手のツツジの陰で水仙が咲き出したばかりのようだった。いつもうちで一番早く咲く木小屋裏のラッパ水仙も3年振りで咲いているのを確認できてうれしかった。今日、この陽気でモンキチョウが土手の辺りを飛んでいるのを今年初めて見た。
最近結婚したらしい日テレの水卜アナとほぼ同級生のタロッペ。そう考えると12年の人生は短くもあり、もし生きていれば今35歳くらいになっていたことになる。タロッペが12歳でこの世を去った同じ頃、これまたほぼ同級生のまーちゃんさんが最年少の小六にして東宝シンデレラに選ばれて芸能界活動をスタートさせている。
猫日記より(2021.3.31)
3/24にも書いたが、シロタンたら流し台に何がなくてもすぐやって来る。水を頭から浴びても平気。おばあちゃんがシロタンのために水を出してあげ、朝10時、チョロチョロ流れて止まってなかった。ダイソーで猫用の練り歯磨き粉買った。ミネちゃん一番臭いが、たまたまコタツに来たジロタンに試してみた。ミネちゃんにもやってみたが、こっちから磨こうとすると余りうまくいかないが、好きなボールペンと同じで、自分から歯ブラシに噛みついてくるので、これで歯磨きの代用になりそう。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image