四季ラビオリ

以前は録画して毎週見ていましたが、バトスピ熱の低下や
宇宙兄弟が始まって、そちらを録画するようになった為、しばらく見てなかったバトスピ覇王。
ここ２週間ほど朝７時に起きていたので47話、48話を見ました。



このアニメの内容を簡単に言うと、
主人公がライバルやチャンピオンなどを倒して、
最終的にはバトスピ界の覇王（ヒーロー）を目指すというお話だと思っていました。



久々に見たストーリは主人公とライバルの決勝戦。
気になったのは、ライバルだけが持つ世界に一枚しかないカードの存在。
「絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン」
凄い性能のカードみたいです。
・・・この時点で、既にライバルが超有利な気がするのですが、
その後の戦いを見るとちょっと「えっ？」っていう感じでした。



ライバルはそのアマテラスを出すまでは、ひたすら防御。
素人の自分から見ると、まったく面白みのない戦い方です。
（実際は高度なプレイングにより計算されているのかも知れませんが）
そして主人公は、ライバルにアマテラスを出される前に倒そうとしますが
残念ながら負けてしまいます。
今までライバルに負け続けてきましたが、相手が世界に一枚しかないカードを持っているという
更に不利な状態で倒してこそ、ヒーローだと思っていたのですが・・・



そして次週の48話
チャンピオンとライバルの初代覇王をかけた戦い。
ここでもライバルはひたすら防御。
アマテラスを出すことのみが目的です。
そしてチャンピオンは主人公がやったと同じように、ひたすらラッシュで攻めますが
アマテラスを出されて負けます。
そしてライバルが初代覇王に・・・



いやぁ・・・展開がクソ寒い、まさに絶甲氷盾。
なんだ、コレ？



そして49話、50話（最終回）では主人公とライバルが戦って
大団円を迎えるみたいですが、これは盛り上がらないだろ・・・・・・・
王道の展開として、ライバルと主人公の戦いは大苦戦の末、主人公が辛くも勝利。
そしてその後に、長年の憧れだったチャンピオンと勝負して勝ち、見事、初代覇王になる。
これでメデタシ、メデタシだと思うのですが、実際はテンションだだ下がりのような話で。



以前のライバルは仲間思いでしたが、いつの間にか、のし上がる事しか考えなくなり
仲間を捨て、上を目指している様子。
そこで最終回では、主人公が戦って、あの優しかったころのライバルに戻してやろうと
しているみたいですが、正直、面倒くせぇ話です。



子供向けアニメを、おっさんが見ているのもアレですが
こんなストーリじゃなくて、もっとスカッとした展開をやれないものかなと思います。
結局、主人公は初代覇王になれなかったわけで、これだと
「努力しても報われない世界」を表しているような気がします。
アニメだから、頑張ったら報われる世界で良いと思うのは自分だけでしょうか。
現実で嫌というほど辛いことあるのだから・・・



もちろん、そこら辺をシビアに作るアニメもありだと思いますが
このアニメであの展開は、ライバルの戦いかたの寒さと相まって
えらくガッカリしました。
最初のころはもっと面白かったと思うだけに。



色々言いましたが、作り手の方々は寝ずに苦心して作っておられるし
自分みたいな浅はかなブタ野郎が文句いうのは失礼ですね。
これ読んで気分を害された方にはお詫びします。
でも、久々にちょっと思うところがあったので書いてみました。



そんなバトルスピリッツ覇王も来週で最終回。
起きていたら見ようと思います（笑