―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ふとした瞬間に思い出す、前職のクソ社長。
ある出来事を思い出したので、記念に記事にします。
このクソ社長、旅行へ行ったときに高級ホテルに泊まるのが大好き。
1泊5万円ぐらいの、超高級ホテルです。
それは自分の金でやっていることなので、そのことに関して文句はありません。
(* 会社の損失を親の金を頼り、借金して埋めているような人間がやることではないけど)
様々な用事で出かけたとき、高級ホテルに泊まり、そこにいたスタッフの対応や素晴らしいサービス精神に感動して、帰ってきた後、よく部下である自分たちに、その素晴らしさを聞かせていました。
その話自体は、サービス業をやっていた人間にとっては勉強になる話。
自分も最初のうちは素直に聞いていました。
しかし、ある旅行から帰ってきて、また高級ホテルに関する話をしたときに「ん?」と思ったことが。
いつものように社長は上機嫌で、高級ホテルのスタッフは素晴らしい、超一流だ、と褒めたたえます。
ここまでは普通に聞いていました。
でも、途中からいつもとは異なった展開が。
社 「今回はな、ちょっと試したんだよ」
カニ 「ためしたんですか?」
社 「ああ・・・ホテルは部屋のゴミを2日間ほど保管しておくだろ、
お客様が大事なものを間違って捨ててしまったときのために」
カニ 「はい」
社 「それでな、今回はスタッフがどういう反応をするかを見るために、
帰りの新幹線の切符を間違ってゴミ箱に捨てたことにしたんだ」
カニ 「はあ・・・」
社 「それで何時間か探させたあとに、そのチケットを捨てた事を伝えたスタッフに言いにいった、
ごめ〜ん、さっき探したらバックの奥に隠れていたと」
カニ 「え?(心の中で)」
社 「そうしたらよ〜汚いゴミをあさって探したから大変な思いをしたはずなのに
嫌な顔ひとつしねーんだよな」
社 「満面の笑顔で “よかったですね” と言ってくれた」
社 「これがホスピタリティだ、お前らも見習わないといけないぞ!」
・・・・・・要はこのクソ社長、こういうことをした場合でも、
高級ホテルのスタッフがどんな対応をするのか見たくて嘘をついたわけです。
自分は話の途中でドン引きしました。
本当に無くして、上記のようなことがあったのなら良いのです。
しかし、今回は嘘をついて、スタッフに大量のゴミの中から切符を探させるということをさせたのです。
ホスピタリティに溢れているスタッフですから、お客さまのことを思い、真剣に探したはずです。
それが嘘とは知らずに・・・
クソ社長は嘘をついただけで労力はゼロに等しいですが、
スタッフは余計な仕事を増やされて大変なわけです。
少し考えれば分かるのに、自分の好奇心を満たしたいがために嘘をつきますか?普通。
嘘をついてスタッフを騙した話をして「お前らも見習わないといけないぞ!」って・・・・・・
まず、お前が人に迷惑をかけないようにしてから言え!(笑
この話を聞いたのは、自分が退職を決意する半年前ぐらいのことだったと思います。
正直、よくこの話を聞いた後に、半年も持ったと自分をほめてあげたい(笑
今思えば、この頃から本格的におかしくなっていたのでしょうね。
だって、こんなことをわざわざしなくても、スタッフの普段からの立ち振る舞いを見ていれば素晴らしさを感じることは出来ますから。
こんなクソ社長の元を離れて、1年4ヶ月になります。
風の噂で色々聞きますが、人が辞めては新しい人が入りの繰り返しみたいで・・・・・・
『永遠のクソ社長』では今後も変わらないでしょう。
変に知恵がついた奴って、馬鹿より何倍も性質が悪いと痛感した出来事でした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<スポンサーリンク>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
応援ありがとうございます↓
![]() | ![]() | ![]() |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image