四季ラビオリ

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先日、TVで「うちのママは大黒柱！4男3女一夫を支える“ダイナマイトママ”」
を放送していました。
大家族ものとあっては見ないわけにはいきません。
録画してじっくり見てみました。
しかし、どのTV局も大家族の発掘に必死ですね（笑



CMでは茶髪の奥さんが旦那に怒っているシーンなどを流していて
あれだけ見ると、「なかなかの逸材が現れたか？」と期待したのですが、実際は全然違っていました。
自分からすると文句のつけようのない奥さんというか、立派な母親でした。



どんな点が立派かというと、まず部屋がきれい。
番組がスタートしてすぐに「何か違うぞ・・・」と違和感を覚えたぐらい。
理由は母親が「子供多いから部屋が汚くて当たり前と思われるのが嫌」なので
毎日、1時間かけて掃除しているそうです。
本当にキレイな部屋で子供が大勢いるとは思えないほど。
他の大家族の部屋と見比べると、天と地の差。
しかも専業主婦ではなく、工務店を経営している旦那の仕事を
手を真っ黒にしながら手伝ったりもしています。



もう、この時点で立派すぎて唖然としました。
こうなると自分の中での問題点は見た目だけで
「髪を変に染めたりしなければ、悪いイメージをもたれないのに・・・」
と気を揉んでいたところ、番組の途中で長男の私立中学受験の話があり
親子で面接に行く時に、きちんと髪を黒く染めていました。
これで自分は非難出来る部分がゼロになりました。
要はやる時はきちんとやる人。
結果、長男は私立中学に受かっていました。



子供たちも学校に帰ってから、すぐ宿題をやるし、長男はめちゃくちゃ頭がいい。
子供を見ると親がわかるといいますが、この家族に関しては
普段からきちんと子供と向き合っているのがよくわかりました。



誤解されそうなケンカのシーンも最初から見てみると
衝動買いしている旦那が悪いだけの話で
それも仕事道具を購入するというのだから、可愛いレベルです。
ビックダディシリーズを見ている自分からすると、まったく問題にもなりません（笑
ダイナマイトママの口の悪さが批判の対象になりそうですが、自分の旦那に対してだし・・・
というか、正論すぎて返す言葉もありません。
子供が大勢いても手を抜かず、仕事もやる良妻賢母。
ダイナマイトママというネーミングはまったく当てはまりません。
タイトルだけで客を寄せようという思惑が見えたようで嫌でした（笑



まあ、こんな感じで立派な人だったので、いつものノリで批判など出来ません。
明らかに自分よりも数段上で格が違いました。
それで、この人を見て新たに気付いたことがあります。



それは大家族ものにおいて、批判される人々の原因は責任感の無さなのだと痛感しました。
ビックダディや佳美さん、渡津家の遥さんなど
自分の都合であちこちに引っ越したり、子供達を置いて島を出ていこうとしたり、
育てられないのに新たな命を宿すなど、どれも人としてやってはいけないことです。



きちんと面倒を見られないのに、生むだけ生んで後は知らん顔。
その部分に責任感の無さを感じて、視聴者は激しい怒りを覚えるのです。
仕事などでも、やっぱり無責任な奴って見ていると腹がたつじゃないですか。
それと一緒です。
今まではよく理解できていませんでしたが、このダイナマイトママを見て
いくら産んでもきちんとやっているなら（家事や仕事など）文句など言われないのだなと
心の底から思いました。



ただ、このダイナマイトママに一つ問題点があるとすれば、TV的な面白さに欠けることでしょうか。
まともな人ほど盛り上がりに欠けます（笑
しかし、このシリーズを続けるなら、このままのテイストで年一回ぐらいの放送でやってほしい。
見ていてイライラするシリーズは「ビックダディ」「渡津家」で足りていますから（笑



どんな状況でも出来る人は出来る。
そんなことを思ったダイナマイトママでした。
見たあとに清涼感がある大家族ものって素敵ですね。
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