2014年01月22日
移動平均線について(4)複数の移動平均線を使ったトレード戦略1
こんばんは,kanatoです.
それにしても,移動平均線だけでも奥が深いですね.
すぐに次のテクニカル分析に移れると思っていたのですが・・・
気長にお付き合いいただければ幸いです.
今回は複数の移動平均線を使用したトレード戦略をまとめたいと思います.
移動平均線を複数本使う場合ですが,平均期間の長短で2〜数本の移動平均線を引き,
それらの向きや重なり具合を参考に使用するケースが多いと思います.
例えば,長期の移動平均線で大きなトレンドを判断しつつ,
短期の移動平均線で短期的な動向を探るといったような使い方が考えられます.
また,上昇局面では上からレート→短期移動平均線→長期移動平均線の順(順パターン)に,
下落局面では逆に,上から長期移動平均線→短期移動平均線→レートの順(逆順パターン)に並びます.
その中で,まずは2本の移動平均線を使用する場合を考えてみたいと思います.
主な売買シグナルは次の6つがあります.
@買いシグナル1(ゴールデンクロス)
下降から横ばいか上昇し始めている長期線を短期線が下から上に突き抜け,
しかもその時のレートが交差点の上に位置している.
A買いシグナル2
安値圏で長期戦が横ばいの時,短期線が上昇方向にあり,
しかもその時のレートが両移動平均線の上に位置するときゴールデンクロスの接近から見切り的な買いシグナル.
B買い継続
上からレート→短期移動平均線→長期移動平均線の順(順パターン)でいずれも上昇トレンドなら買い継続.
C売りシグナル1(デッドクロス)
上昇から横ばいか下降し始めている長期線を短期線が上から下に突き抜け,
しかもその時のレートが交差点の下に位置している.
D売りシグナル2
高値圏で長期戦が横ばいの時,短期線が下降方向にあり,
しかもその時のレートが両移動平均線の下に位置するときデッドクロスの接近から見切り的な売りシグナル.
B売り継続
上から長期移動平均線→短期移動平均線→レートの順(逆順パターン)でいずれも下降トレンドなら売り継続.
図にすると次のようになります.
特に「ゴールデンクロス(GC)・デッドクロス(DC)」は有名で,
エントリーやエグジットのタイミングの判断によく使われています.
ただ,これだけを単体で使うとなると,実際には売買タイミングが遅れてしまう事が多く,
特にレンジ相場ではダマシのシグナルになることも多くなりがちです.
そのため,実際には他の指標と組み合わせて,補助的に使うことが現実的です.
また,GC・DCでのダマシの多さでトレンドを判断することもできるように思います.
GC・DCでダマシが多くなる時期はトレンドがはっきりしていない時期(レンジ相場)として,
レンジ相場に強いオシレーター系のテクニカルを使うという判断もできるかと思います.
今回は複数本の移動平均線を用いたトレード戦略として,
2本の場合をまとめてみました.
次回は3本以上の場合をまとめてみたいと思います.
最後までお読み頂き,ありがとうございました.
それにしても,移動平均線だけでも奥が深いですね.
すぐに次のテクニカル分析に移れると思っていたのですが・・・
気長にお付き合いいただければ幸いです.
今回は複数の移動平均線を使用したトレード戦略をまとめたいと思います.
移動平均線を複数本使う場合ですが,平均期間の長短で2〜数本の移動平均線を引き,
それらの向きや重なり具合を参考に使用するケースが多いと思います.
例えば,長期の移動平均線で大きなトレンドを判断しつつ,
短期の移動平均線で短期的な動向を探るといったような使い方が考えられます.
また,上昇局面では上からレート→短期移動平均線→長期移動平均線の順(順パターン)に,
下落局面では逆に,上から長期移動平均線→短期移動平均線→レートの順(逆順パターン)に並びます.
その中で,まずは2本の移動平均線を使用する場合を考えてみたいと思います.
主な売買シグナルは次の6つがあります.
@買いシグナル1(ゴールデンクロス)
下降から横ばいか上昇し始めている長期線を短期線が下から上に突き抜け,
しかもその時のレートが交差点の上に位置している.
A買いシグナル2
安値圏で長期戦が横ばいの時,短期線が上昇方向にあり,
しかもその時のレートが両移動平均線の上に位置するときゴールデンクロスの接近から見切り的な買いシグナル.
B買い継続
上からレート→短期移動平均線→長期移動平均線の順(順パターン)でいずれも上昇トレンドなら買い継続.
C売りシグナル1(デッドクロス)
上昇から横ばいか下降し始めている長期線を短期線が上から下に突き抜け,
しかもその時のレートが交差点の下に位置している.
D売りシグナル2
高値圏で長期戦が横ばいの時,短期線が下降方向にあり,
しかもその時のレートが両移動平均線の下に位置するときデッドクロスの接近から見切り的な売りシグナル.
B売り継続
上から長期移動平均線→短期移動平均線→レートの順(逆順パターン)でいずれも下降トレンドなら売り継続.
図にすると次のようになります.
特に「ゴールデンクロス(GC)・デッドクロス(DC)」は有名で,
エントリーやエグジットのタイミングの判断によく使われています.
ただ,これだけを単体で使うとなると,実際には売買タイミングが遅れてしまう事が多く,
特にレンジ相場ではダマシのシグナルになることも多くなりがちです.
そのため,実際には他の指標と組み合わせて,補助的に使うことが現実的です.
また,GC・DCでのダマシの多さでトレンドを判断することもできるように思います.
GC・DCでダマシが多くなる時期はトレンドがはっきりしていない時期(レンジ相場)として,
レンジ相場に強いオシレーター系のテクニカルを使うという判断もできるかと思います.
今回は複数本の移動平均線を用いたトレード戦略として,
2本の場合をまとめてみました.
次回は3本以上の場合をまとめてみたいと思います.
最後までお読み頂き,ありがとうございました.
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