2014年01月18日
移動平均線について(3)グランビルの法則
こんばんは,kanatoです.
今週の中ごろにPepperstone口座(GemTrade)がシロクマショックの下落から,
原点まで復帰してくれました.
うれしいことですが,思っていたより早かったので,少し驚いています.
このまま順調に言ってくれるとよいのですが・・・.
さて,今回は,移動平均線を使ったトレード戦略についてまとめたいと思います.
まず,一本の移動平均線と終値を用いた戦略として,
有名なものにグランビルの法則があります.
1960年代にウォール街の投資関係の記者であったジョセフ・グランビルが考案した法則で,
もともとは株式取引で売買タイミングを判断するためのものでしたが,
FXにも応用することができます.
グランビルの法則は8つの基本売買手法で,以下のとおりです.
なお,オリジナルは200日移動平均線を使っています.
買いシグナル@
移動平均が下落から横ばいないし上昇に転じ,レートがこの平均線を上方に突き抜けたとき.
重要な買いシグナル.
買いシグナルA
平均線が上昇時に,レートが平均線を割り込んだ時.買いチャンス.
買いシグナルB
レートが平均線の上にあり,平均線に向かって下降してきたが,
下回ることなく,再び上昇に転じた時.買いの好機.
買いシグナルC
下降を続ける平均線をレートが割り込み,さらに急落するときは,
平均線へ向けての自律反騰が期待できる.短期的な反騰を狙って目先買い.
売り@シグナル
平均線が上昇から,横ばいないし下降に転じた局面で,レートが平均線を下方に抜けたとき.
重要な売りシグナル.
売りAシグナル
平均線が下降時に,レートが平均線を越えて上昇したとき.売りチャンス.
売りBシグナル
レートが平均線の下にあり,この線に向かって上昇してきたが,
上回ることなく,再び下落するとき.売りの好機.
売りCシグナル
上昇し続ける平均線をレートが越えて,さらに急上昇するときは,
平均線に向かって反落する可能性が大きい.短期的な反落を狙っての目先売り.
上記のシグナルを図にするとこんな感じです.
この中で一番重要なのは買い,売りともにシグナル@で,
エントリーするのに適しています.
シグナルA,Bについては押し目買い,戻り売りのタイミングです.
また,ポジションを持っている場合でもピラミッディングのチャンスと捉えます.
シグナル@〜Bは順張り用トレードのシグナルですが,
シグナルCだけは逆張り用のシグナルです.
シグナルCについてはうまくいけば短時間で大きな利益になる可能性がありますが,
反発が一時的なもので終わり,再度下落すると大きな損失になる場合もあります.
また,急上昇や急落といっても,どの程度とするかは状況しだいですし,
判断には「乖離率」などの別のテクニカル指標を組み合わせて使うこともあります.
また,シグナルCは利益確定のタイミングを判断するためにも使われます
また,売買タイミングを判断する際,単純に移動平均線が上向きか下向きかというだけでなく,移動平均線の角度も考慮に入れる必要があります.
上昇/下落の勢いが強いほど,移動平均線の角度は急になります.
逆にレンジ相場になると角度は緩やかになってきます.
移動平均線の角度が緩やかになってきたら,トレンドが転換する兆しとも取れますので,
シグナルAやBでのエントリーは見送る,早めにエグジットするなどの対応が必要かもしれん.
なお,グランビルが触れていないシグナルとして,「持続シグナル」があります.
上昇であれ下落であれ,移動平均線とレートがほぼ平行に推移している場合は8つのシグナルが発生しません.上昇局面であれば買いスタンスに変化は無く,下降局面では売り方が様子見のスタンスを継続することになります.こうした持続シグナルを意識することで相場のトレンドをつかめば,転換点の予測にも役立ちます.
以上,グランビルの法則をまとめてみました.
他にも複数の移動平均線を用いたものなどをまとめようと思っていたのですが,
それは次回にしたいと思います.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございます.
今週の中ごろにPepperstone口座(GemTrade)がシロクマショックの下落から,
原点まで復帰してくれました.
うれしいことですが,思っていたより早かったので,少し驚いています.
このまま順調に言ってくれるとよいのですが・・・.
さて,今回は,移動平均線を使ったトレード戦略についてまとめたいと思います.
まず,一本の移動平均線と終値を用いた戦略として,
有名なものにグランビルの法則があります.
1960年代にウォール街の投資関係の記者であったジョセフ・グランビルが考案した法則で,
もともとは株式取引で売買タイミングを判断するためのものでしたが,
FXにも応用することができます.
グランビルの法則は8つの基本売買手法で,以下のとおりです.
なお,オリジナルは200日移動平均線を使っています.
買いシグナル@
移動平均が下落から横ばいないし上昇に転じ,レートがこの平均線を上方に突き抜けたとき.
重要な買いシグナル.
買いシグナルA
平均線が上昇時に,レートが平均線を割り込んだ時.買いチャンス.
買いシグナルB
レートが平均線の上にあり,平均線に向かって下降してきたが,
下回ることなく,再び上昇に転じた時.買いの好機.
買いシグナルC
下降を続ける平均線をレートが割り込み,さらに急落するときは,
平均線へ向けての自律反騰が期待できる.短期的な反騰を狙って目先買い.
売り@シグナル
平均線が上昇から,横ばいないし下降に転じた局面で,レートが平均線を下方に抜けたとき.
重要な売りシグナル.
売りAシグナル
平均線が下降時に,レートが平均線を越えて上昇したとき.売りチャンス.
売りBシグナル
レートが平均線の下にあり,この線に向かって上昇してきたが,
上回ることなく,再び下落するとき.売りの好機.
売りCシグナル
上昇し続ける平均線をレートが越えて,さらに急上昇するときは,
平均線に向かって反落する可能性が大きい.短期的な反落を狙っての目先売り.
上記のシグナルを図にするとこんな感じです.
この中で一番重要なのは買い,売りともにシグナル@で,
エントリーするのに適しています.
シグナルA,Bについては押し目買い,戻り売りのタイミングです.
また,ポジションを持っている場合でもピラミッディングのチャンスと捉えます.
シグナル@〜Bは順張り用トレードのシグナルですが,
シグナルCだけは逆張り用のシグナルです.
シグナルCについてはうまくいけば短時間で大きな利益になる可能性がありますが,
反発が一時的なもので終わり,再度下落すると大きな損失になる場合もあります.
また,急上昇や急落といっても,どの程度とするかは状況しだいですし,
判断には「乖離率」などの別のテクニカル指標を組み合わせて使うこともあります.
また,シグナルCは利益確定のタイミングを判断するためにも使われます
また,売買タイミングを判断する際,単純に移動平均線が上向きか下向きかというだけでなく,移動平均線の角度も考慮に入れる必要があります.
上昇/下落の勢いが強いほど,移動平均線の角度は急になります.
逆にレンジ相場になると角度は緩やかになってきます.
移動平均線の角度が緩やかになってきたら,トレンドが転換する兆しとも取れますので,
シグナルAやBでのエントリーは見送る,早めにエグジットするなどの対応が必要かもしれん.
なお,グランビルが触れていないシグナルとして,「持続シグナル」があります.
上昇であれ下落であれ,移動平均線とレートがほぼ平行に推移している場合は8つのシグナルが発生しません.上昇局面であれば買いスタンスに変化は無く,下降局面では売り方が様子見のスタンスを継続することになります.こうした持続シグナルを意識することで相場のトレンドをつかめば,転換点の予測にも役立ちます.
以上,グランビルの法則をまとめてみました.
他にも複数の移動平均線を用いたものなどをまとめようと思っていたのですが,
それは次回にしたいと思います.
本日も最後までお付き合いいただき,ありがとうございます.
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