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2016年04月20日

地元怪談シリーズ4 岬町のだるま亭 木林博喜

これは私の仕事仲間から聞いた話です。
彼の名を仮にTさんとします。
Tさん自身は霊感も何もない人なのですが
若かりし頃は良く心霊スポットなどに行くのが
好きで良く行っていたそうです。
そんな今から10年くらいまえの話で、その時の
心霊スポットめぐりがきっかけで、それ以降は
一切行くのをやめたとのことで、私もその
心霊スポットへ行くのをやめたきっかけを知りたくて
中々話したがらないTさんに少ししつこく聞くとやっと
教えてくれました。
以下はTさんから聞いた話です。
Tさんは当時、中の良い友人5人と心霊スポットめぐりを
しようという事で週末の夜、地元の心霊スポットに次々友人達と
足を踏み入れていたそうです。
その友人の中の1人にTさん曰く【霊感が異常に強いオカマ】の友人が居て
仮にその人をHさんとします。
Tさん達が次々心霊スポットに行くが結局、何も起こらず
面白くないなぁと言いながら最後のダルマ亭という元々料理屋であった
が当時から数年前に閉店し廃料理屋と化した料理屋が出るとの噂だったらしく
そのダルマ亭に忍び込んだとの事です。
中は汚く寂れた座敷や厨房があり全体的に外から入る明かりはのみで
暗く不気味ではあるが、結局何もないようなので料亭内の探索を皆で
開始したそうです。
すると友人の1人が地下へ行ける階段をみつけ皆で地下に行くことにし
地下に行くと殆ど明かりは無く隙間明かりはあるものの数十センチ先くらいしか
見えない明るさで地下に入り物色を繰り返していると友人の1人が
キャー!!と突然悲鳴を上げ皆がその悲鳴もとに集まると悲鳴を上げた友人が
何かいてる〜!
と言い前を指差しました。
元々肝の据わっているTさんがその何かに近づき良く見ると
ダルマの置物だったそうです。。
ダルマ亭にダルマがあるのは当然やろ?と皆で笑いながら
Tさんがさらに奥に進んで行くと他の友人たちは中々ついてこなかった
みたいですがTさんがそのまままだ奥に進もうとすると霊感が異常に強い
HさんがTさんに
それ以上行ったらあかん!あかんで〜!!やめとき!!
と凄い勢いで止められたそうです。
Tさんはいけるいけるとそれでも進もうとするとHさんは
お願いやからやめて〜!行かんどいて〜!と見たこともないくらい
本気で言うのでTさんは仕方なくそこで立ち止まり結局皆でダルマ亭を
出る事にしました。
そしてまだ若い男女+おかま1人の6人組は夜はこれからと
何も無かった心霊スポットめぐりの打ち上げなのか友人宅で
集まりしゃべったり飲み食いしたりしていました。
するとTさんは急に体調が悪くなりその夜40℃の高熱が出たそうです。
その時にHさんは青ざめた顔でTさんに
アンタそれで済んで儲けもんやで・・
アンタあの時私が止めな死んでたかもしれんよ
だってアンタの手から肩まで掴まれまくってたんやから
自分の意思で奥に進もうとしてたんちゃうんやから・・・
とHさんに真顔で言われたそうで
Tさんはそれ以来二度と怪談話に参加したり心霊スポットに足を
運ぶ事はしなくなったとの事です。




posted by kaidann at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元怪談
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