2015年03月11日
わが家もスマートメーターになりました
タイムリーというかなんというか、ついこの間、電気事業法改正案が閣議決定(それを伝える→時事ドットコムのニュース)されましたが、わが家でも先月スマートメーター取替え工事が済んだのですが、昨日、関電の人がその操作方法を説明しに来られました。操作方法っていっても、メーターがスマホみたいにタッチパネルになっているわけではなく、関電HPからログインする方法、各家庭毎の電力消費量データ(時間毎のデータが把握できる)の見方や最適な契約の選び方(シュミレーションできる)等の説明と、 ひょっとするとこっちの方が主目的かもしれませんが…、 今度の値上げ(この前値上げして間もないから再値上げ) についての理解を求めるような感じのひじょうに低姿勢での訪問でした。値上げについてはいろいろ批判がでているので、まァ、いろいろあるのでしょう(関電再値上げのニュース→Yahooニュースの産経ニュースから)。
ところで、そのスマートメーターってどんなん???って言う方に、写真をば…、
ウチの猫がクルクル回るのが無くなってるって不機嫌そうに眺めておりますが、見た目はその程度の違いであんまり変化ありません。グッドデザイン賞は狙ってないようです。ただ、機能的には従来と別物になりまして、無線LANによるデーター通信機能が装備されており電力使用量のライブデーターを近くにある電柱に設置された親機とやりとりするとのことです。その説明を聞いた管理人はすぐさま、「エッ!ウチは電磁波過敏&恐怖症で無線LANにせず、面倒臭いけど全部配線して有線接続してるんですけど、こいつが手加減なしに発生させますね。」というと、「いや、データ通信は常時行っているわけではなく一日のうちでもほんの僅かな時間ですから…」とお茶を濁されてしまいましたが、ホントにそうなん??
関電さんについては、”値上げを人質に原発再稼働を要求している”という論調で、ここんとこ風当り強いですから、訪問する家庭によってはかなり手厳しく文句いわれているのでしょう。値上げじゃなくて、そっちに食いつくか?という少しズッコケた感じでしたが、真面目な話、出来れば有線接続して欲しいものです。カナダのオンタリオ州の学校で無線LANが廃止されるっていう話を聞いたことがありますし、WHOも無線端末と発がん性の関連性については可能性が無いとはいっておりませんので、近い将来アスベストのような扱いに変化しているといったようなこともなくはありません。リスク管理手法の予防原則からいけば、その技術代替化の困難性や不可避性、経済性を総合的に判断するわけですから、この場合、モバイル用途以外のほとんどのケースは有線接続すれば事足りるわけですから、管理人の場合そちらを選択しております。
ところで、家庭内にLANコンセント設置する場合、初めに可とう管を設置していればわけないです。これから新築しようっていう人は出来るだけ太い可とう管を入れるように設計しといてもらいましょう。費用はしれてます。管理人のおウチはそれが入ってなかったので、屋根裏入ったり、床下潜り込んだりして可とう管敷くのが大変でした。それに、業者に見積もり出すと、面倒な作業なので壁を一回剥がして行う事になるようで凄くお高かったです。結局、自分で忍者のように配管しました。
話は無線LANの電磁波の方に向かってしまいましたが、報道の方に戻りましょう。
関電の値上げについては、2016年から予定されている電力自由化や、原発の問題、ここんとこの急激な円安(原油安で相殺されているっていうのもあるけど)等のファクターが関係しております。そこで、ちょっと古いニュースですが東洋経済オンラインニュースから「大幅増益の東京電力と苦戦の関西電力を分析」という記事を(→Yahooニュースから東洋経済オンライン1/21ニュース)。
記事にもありますように、2010年3月期の発電量に対する原発依存度が、東電32.0%に対して関電53.6%(依存率は東電の1.68倍!)で、原発停止が業績に与えた影響は、実は東電より関電のほうがはるかに大きかったということです。つまり、事故後の処理で財務上の毀損が激しかった東電ですが、今後、原発が停止した状況が長引くほど関電が厳しくなってくるというわけです。
折しもあの震災から4年、電源構成についての激しい議論もありましたが、結局のところ原発回帰の流れになりつつあるように感じておりますが、そもそも、電力会社の財務上の話ではなくて、国民負担として考えたときの原発の発電コストって本当に安いのか?っていうところの答弁書を未だ為政者から受け取っていないように感じるのですが…。
(追記)あれから4年… といえば
関電の値上げに対して、身を切っていないとの批判が多いですが、ここは一回グッと堪えて、こうしたコスト的にもリスク管理上も不適切な電源構成(コスト評価については、今回、長くなるので言い切っておきましょう。また別の機会に…。)にするよう舵を切った意思決定者が、その結果に見合ったサンクションなりペナルティーが与えられているのかどうかを考えてみましょう。 …っていうのも、現在、関電で働いている人は2年賞与無しと聞いておりますから(こういう報道あんまり大きくされなかったりするんで→産経WESTニュース)、まるっきり何も手を付けてないわけでもありません。もちろん、記事にもありますように、生活支援名目の事実上の賞与があるから”名前変えてるだけジャン”っていう指摘も一理ありますし、また片方で、苦労して超優良企業に就職したつもりなのに「話がちがうよー」的になっている従業員の方がいるっていうのもこれまた事実だと思われます。
ここで一つ言えるのは、こうした結果評価までに世代を超えるようなひじょうに長いタイムラグがあるケースでは、そうした不適切な意思決定に積極的に関与した、いわば、”実行犯”が食い逃げしてしまい、化けの皮が剥がれたときに間が悪く居合わせた世代に、”実行犯”と比べると”改革への不作為者”責任としてはアンフェアなペナルティーが科せられる事がままあるっていうことです。もちろん、意思決定当時の科学水準、社会的要請の差から、当時の責任が免責され得るっていう理屈もわかりますし、それが無ければ私たち怖くて何も新しい事にチャレンジできなくなりますから、その論理構成は重要です。しかし、意思決定当時に、高度に科学的な助言が提出されていたにも関わらず、それを見て見ぬふりしていたとなると話は大きく変わってきます。
こういう話をしているのは、あの東電という組織内にも原発反対派がしっかり存在していて、しかも、それが情緒的な反対意思というよりは企業価値を守るという企業人としての立場から強く意思表示していた幹部がいたという話を目にしたからです。
原発事故より14年も前ですから今から18年前の1997年3月に起きたひじょうにセンセーショナルな事件で、ご記憶の方も多いと思います。「東電OL殺人事件」の被害者、渡邉泰子 とその父親渡邉達雄さんです。
詳細はキーワードでググってもらえれば色々ヒットすると思いますので、ここは簡単に…。
渡邊達雄さんは、東電の工務部副部長でありながら原発の危険性を指摘したことから降格人事となり、その1年後、52歳で癌で亡くなられております。
渡邉泰子さんは、東電初の女性総合職として入社し(超ウルトラエリートじゃん!)、事件直前は企画部調査課に所属し、その中の経済調査室副長を務めていたとのことです。この企画部経済調査課は東電内でも花形部署とのことで、何をするところかっていうと、電力事業に対する経済の影響を研究する部署で、彼女は、その中で、国の財政や税制及びその運用等が 電気事業に与える影響をテーマにした研究を行い、 月一、二本の報告書を作成していたそうで、 そのリポートは高い評価を得ていたと言うことです。 しかも、そのリポートには原発のリスクやコストの問題を指摘するものがあり、賞もとっているとのことですから、こうした先見性のある(というより利益供与等で歪んでないニュートラルな知見とでもいった方が良いかも…)科学的知見に当時の意思決定者は接する事が出来る状況にあったと想像します。
さて、その彼女の上司は?というと勝俣恒久部長(後に会長)、藤原万喜夫課長(後に副社長)であり、こちらは当たり前ですが全開ベタ踏みの原発推進派です。 誤った意思決定をした者がとんとん拍子で出世し、まともな主張をした者が降格して早死にするという、何とも皮肉なことになっておりますネ(プラトーンのジュニアなら”イッツファッキンポリティクス”って愚痴りそう)。
ちなみにこの殺人事件、相棒の右京さんなら、ザートらしく現場に残されたゴビンダ・プラサド・マイナリのコンドームに不自然さを感じ、いち早く、別の犯人像をイメージしていることでしょう。
話が逸れましたが、渡邉泰子さんのリポートで地熱発電のポテンシャルを評価するものがあったといったような事をネットで見ましたがそのリポート原文が見つけられません。誰かオセーてっていう感じです。それに賞とったっていうリポートも…。
以前の記事にも少し書きましたが、管理人も地熱発電のポテンシャルが高いと考えています。あんまりスポット浴びてないようですが…。
でも、有力候補過ぎるからスポット当たってないっていう事も良くありますから、興味持った方は各自ググって調べてみましょう。後の世代から墓に唾吐かれるのは嫌なんで、せめて、アンテナははっておきたいものです。渡邊親子のように、頭の良い人達はいますから、より最適な意思決定のためのヒントは目を凝らせば転がっているものかもしれません。
ただ、そういう有益なものに限って見つけ難くなっていることがありがちですけど…。
ちなみに、「東電OL殺人事件」とマスコミが銘打ってますが、彼女の地位からして、OLの方には少し失礼ですが、「普通OLって言うかァー?こういう役職」的な感覚がありますネ。少なくとも、管理人が合コンしませんか?とは委縮していえない程度の地位です。管理人が委縮して合コン誘えない程の地位なので(←ここひつこい目)、ここは、「東電女性管理職殺人事件」あるいは、「東電女性幹部殺人事件」の方がスッキリしますネ。
…それじゃマズイのかなァ?
ところで、そのスマートメーターってどんなん???って言う方に、写真をば…、
ウチの猫がクルクル回るのが無くなってるって不機嫌そうに眺めておりますが、見た目はその程度の違いであんまり変化ありません。グッドデザイン賞は狙ってないようです。ただ、機能的には従来と別物になりまして、無線LANによるデーター通信機能が装備されており電力使用量のライブデーターを近くにある電柱に設置された親機とやりとりするとのことです。その説明を聞いた管理人はすぐさま、「エッ!ウチは電磁波過敏&恐怖症で無線LANにせず、面倒臭いけど全部配線して有線接続してるんですけど、こいつが手加減なしに発生させますね。」というと、「いや、データ通信は常時行っているわけではなく一日のうちでもほんの僅かな時間ですから…」とお茶を濁されてしまいましたが、ホントにそうなん??
関電さんについては、”値上げを人質に原発再稼働を要求している”という論調で、ここんとこ風当り強いですから、訪問する家庭によってはかなり手厳しく文句いわれているのでしょう。値上げじゃなくて、そっちに食いつくか?という少しズッコケた感じでしたが、真面目な話、出来れば有線接続して欲しいものです。カナダのオンタリオ州の学校で無線LANが廃止されるっていう話を聞いたことがありますし、WHOも無線端末と発がん性の関連性については可能性が無いとはいっておりませんので、近い将来アスベストのような扱いに変化しているといったようなこともなくはありません。リスク管理手法の予防原則からいけば、その技術代替化の困難性や不可避性、経済性を総合的に判断するわけですから、この場合、モバイル用途以外のほとんどのケースは有線接続すれば事足りるわけですから、管理人の場合そちらを選択しております。
ところで、家庭内にLANコンセント設置する場合、初めに可とう管を設置していればわけないです。これから新築しようっていう人は出来るだけ太い可とう管を入れるように設計しといてもらいましょう。費用はしれてます。管理人のおウチはそれが入ってなかったので、屋根裏入ったり、床下潜り込んだりして可とう管敷くのが大変でした。それに、業者に見積もり出すと、面倒な作業なので壁を一回剥がして行う事になるようで凄くお高かったです。結局、自分で忍者のように配管しました。
話は無線LANの電磁波の方に向かってしまいましたが、報道の方に戻りましょう。
関電の値上げについては、2016年から予定されている電力自由化や、原発の問題、ここんとこの急激な円安(原油安で相殺されているっていうのもあるけど)等のファクターが関係しております。そこで、ちょっと古いニュースですが東洋経済オンラインニュースから「大幅増益の東京電力と苦戦の関西電力を分析」という記事を(→Yahooニュースから東洋経済オンライン1/21ニュース)。
記事にもありますように、2010年3月期の発電量に対する原発依存度が、東電32.0%に対して関電53.6%(依存率は東電の1.68倍!)で、原発停止が業績に与えた影響は、実は東電より関電のほうがはるかに大きかったということです。つまり、事故後の処理で財務上の毀損が激しかった東電ですが、今後、原発が停止した状況が長引くほど関電が厳しくなってくるというわけです。
折しもあの震災から4年、電源構成についての激しい議論もありましたが、結局のところ原発回帰の流れになりつつあるように感じておりますが、そもそも、電力会社の財務上の話ではなくて、国民負担として考えたときの原発の発電コストって本当に安いのか?っていうところの答弁書を未だ為政者から受け取っていないように感じるのですが…。
(追記)あれから4年… といえば
関電の値上げに対して、身を切っていないとの批判が多いですが、ここは一回グッと堪えて、こうしたコスト的にもリスク管理上も不適切な電源構成(コスト評価については、今回、長くなるので言い切っておきましょう。また別の機会に…。)にするよう舵を切った意思決定者が、その結果に見合ったサンクションなりペナルティーが与えられているのかどうかを考えてみましょう。 …っていうのも、現在、関電で働いている人は2年賞与無しと聞いておりますから(こういう報道あんまり大きくされなかったりするんで→産経WESTニュース)、まるっきり何も手を付けてないわけでもありません。もちろん、記事にもありますように、生活支援名目の事実上の賞与があるから”名前変えてるだけジャン”っていう指摘も一理ありますし、また片方で、苦労して超優良企業に就職したつもりなのに「話がちがうよー」的になっている従業員の方がいるっていうのもこれまた事実だと思われます。
ここで一つ言えるのは、こうした結果評価までに世代を超えるようなひじょうに長いタイムラグがあるケースでは、そうした不適切な意思決定に積極的に関与した、いわば、”実行犯”が食い逃げしてしまい、化けの皮が剥がれたときに間が悪く居合わせた世代に、”実行犯”と比べると”改革への不作為者”責任としてはアンフェアなペナルティーが科せられる事がままあるっていうことです。もちろん、意思決定当時の科学水準、社会的要請の差から、当時の責任が免責され得るっていう理屈もわかりますし、それが無ければ私たち怖くて何も新しい事にチャレンジできなくなりますから、その論理構成は重要です。しかし、意思決定当時に、高度に科学的な助言が提出されていたにも関わらず、それを見て見ぬふりしていたとなると話は大きく変わってきます。
こういう話をしているのは、あの東電という組織内にも原発反対派がしっかり存在していて、しかも、それが情緒的な反対意思というよりは企業価値を守るという企業人としての立場から強く意思表示していた幹部がいたという話を目にしたからです。
原発事故より14年も前ですから今から18年前の1997年3月に起きたひじょうにセンセーショナルな事件で、ご記憶の方も多いと思います。「東電OL殺人事件」の被害者、渡邉泰子 とその父親渡邉達雄さんです。
詳細はキーワードでググってもらえれば色々ヒットすると思いますので、ここは簡単に…。
渡邊達雄さんは、東電の工務部副部長でありながら原発の危険性を指摘したことから降格人事となり、その1年後、52歳で癌で亡くなられております。
渡邉泰子さんは、東電初の女性総合職として入社し(超ウルトラエリートじゃん!)、事件直前は企画部調査課に所属し、その中の経済調査室副長を務めていたとのことです。この企画部経済調査課は東電内でも花形部署とのことで、何をするところかっていうと、電力事業に対する経済の影響を研究する部署で、彼女は、その中で、国の財政や税制及びその運用等が 電気事業に与える影響をテーマにした研究を行い、 月一、二本の報告書を作成していたそうで、 そのリポートは高い評価を得ていたと言うことです。 しかも、そのリポートには原発のリスクやコストの問題を指摘するものがあり、賞もとっているとのことですから、こうした先見性のある(というより利益供与等で歪んでないニュートラルな知見とでもいった方が良いかも…)科学的知見に当時の意思決定者は接する事が出来る状況にあったと想像します。
さて、その彼女の上司は?というと勝俣恒久部長(後に会長)、藤原万喜夫課長(後に副社長)であり、こちらは当たり前ですが全開ベタ踏みの原発推進派です。 誤った意思決定をした者がとんとん拍子で出世し、まともな主張をした者が降格して早死にするという、何とも皮肉なことになっておりますネ(プラトーンのジュニアなら”イッツファッキンポリティクス”って愚痴りそう)。
ちなみにこの殺人事件、相棒の右京さんなら、ザートらしく現場に残されたゴビンダ・プラサド・マイナリのコンドームに不自然さを感じ、いち早く、別の犯人像をイメージしていることでしょう。
話が逸れましたが、渡邉泰子さんのリポートで地熱発電のポテンシャルを評価するものがあったといったような事をネットで見ましたがそのリポート原文が見つけられません。誰かオセーてっていう感じです。それに賞とったっていうリポートも…。
以前の記事にも少し書きましたが、管理人も地熱発電のポテンシャルが高いと考えています。あんまりスポット浴びてないようですが…。
でも、有力候補過ぎるからスポット当たってないっていう事も良くありますから、興味持った方は各自ググって調べてみましょう。後の世代から墓に唾吐かれるのは嫌なんで、せめて、アンテナははっておきたいものです。渡邊親子のように、頭の良い人達はいますから、より最適な意思決定のためのヒントは目を凝らせば転がっているものかもしれません。
ただ、そういう有益なものに限って見つけ難くなっていることがありがちですけど…。
ちなみに、「東電OL殺人事件」とマスコミが銘打ってますが、彼女の地位からして、OLの方には少し失礼ですが、「普通OLって言うかァー?こういう役職」的な感覚がありますネ。少なくとも、管理人が合コンしませんか?とは委縮していえない程度の地位です。管理人が委縮して合コン誘えない程の地位なので(←ここひつこい目)、ここは、「東電女性管理職殺人事件」あるいは、「東電女性幹部殺人事件」の方がスッキリしますネ。
…それじゃマズイのかなァ?
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