2017年04月07日
リズム感のいい人 >>4. 音の長さを大切にしている
「リズム感のいい人 >>4. 音の長さを大切にしている」
こんばんわ。
しげのです。
今日は、リズム感のいい人でまとめた第4項、
4. 音の長さを大切にしている
についてお話しますね。
結論からお話しますね。
具体的に言うと、おそらくこういうことだと思います。
リズム感の悪い人の特徴として、
これらと逆のことをやっている傾向があります。
もしあなたが「自分にはリズム感がない」と思っているなら、
心当たりがあるのでは?
でも大丈夫。
リズム感は才能ではなく、習慣です。
リズム感のいい人の習慣を真似していくだけで、
「気付いたらよくなっていた」
という瞬間が必ずあなたにもやってきます。
後天的に開発可能な能力なのです。
リズム感のいい人が、なぜ音の長さを大切にしているのか?
とても大切な考え方の基礎をお伝えします。
この例を見て下さい。
とても単純な譜面ですが、考え方としてはこうです↓↓
(▲クリックで画像拡大)
この譜面では、1小節に2回しか弾いていません。
当然ですが音は2回しか鳴らないわけです。
しかし、休符=お休み ではありません。
休符は空間(スペース)を演奏するものです。
間にある4分休符の輪郭をハッキリとさせることで、
逆に言うと、
音の長さを4分音符分キチンと伸ばしキチンと切ることで、
"リズム"が4回鳴っているように聴こえるのです。
これは、音の「長さ」でしか表現できない側面です。
この「長さ」が曖昧だと、
音の輪郭が曖昧になる
→ 休符の輪郭も曖昧になる
→ リズムが4回鳴らない
→ リズムが伝わって来ない演奏
となってしまうわけです。
だからこそ冒頭でお伝えしたように、
リズム感のいい人とは、こういうことを習慣としてやっているから「リズム感のいい演奏」になるんですね。
では、この考え方をもっと具体的な実例で見て行きましょう。
【例1:Swing、4つ切りでの例】
まずはJazzギターとかがよくやる「4つ切り」というやつです。
リズムはSwingです。
譜面ではこう描かれています↑↑
でも実際にジャズギタリストはこう弾いています↓↓
(▲クリックで画像拡大)
4つ切りバッキングSample音源
これは3連の感じを表現するためにこうしているのです。
これは「リズム感がいい」というレベルには及ばない話かもしれませんが、
初歩的なレベルでの実例の1つです。
勿論そのように演奏する指示なんて譜面に書いてあることはありません。
【例2:ピアノコンピングでの例】
2つ目の例は、ピアノで童謡などの伴奏に使われてそうなこういうコンピングフレーズ。
(▲クリックで画像拡大)
「長さ」と聞くと、「短いのはダメなんだ…」と思われそうですが、そんなことはありません。
この例では長くすることで「重さ」を表現し、短くすることで「軽さ」を表現しています。
これは、それぞれの音を目一杯伸ばし、「重さ」を表現した場合
↓↓
(▲クリックで画像拡大)
そしてこれは、「軽さ」を表現した場合
↓↓
(▲クリックで画像拡大)
コンピングSample音源
(※音源は、前半が「重さ」、後半が「軽さ」の表現になっています。)
譜面には4分音符と8分音符しか描いてなくても、
リズムを感じ取って表現をこのように変えて出すのです。
こうすることでここでは「軽快さ」を表現しています。
この2つ目の例は、どちらが正しいとかじゃなくて、どちらも正しいのです。
同じフレーズでも曲が変わればその曲の雰囲気に合わせて、
あなたからニュアンスを変えて出してあげましょう。
・・・なんて言うと、
↑↑
もし譜面がこうなっているのに、勝手に変えていいのか?って思うでしょう?
先ほどの2つの例を見てもわかるとおり、
譜面から得られる情報には限りがあります。
特に「リズム」という要素に感する情報は非情にPOORです。
例えば、、、
(▲クリックで画像拡大)
↑↑これ。
ビッグバンドのブラスの譜面とかに、よくこういう赤文字で描いたような記号がよく出てきます。
これも、スウィングのハネ感のニュアンスを表現しようとしているわけですが、
あなたにJAZZ経験が少しでもあったなら、
この記号の通りに吹いたってJAZZっぽくならない…なんていう経験はありませんか?
(別の機会に詳しくお話しようと思ってますが)
JAZZっぽさの最大の秘訣は「リズム」であるのに対して、
譜面は「リズム」を表現するのには向いてないから、だと昔から思ってきました。
(特に、グルーヴを出す要素は譜面には皆無だと思います。)
多くの人が
「譜面の言ってることは正しい」
という強烈な固定概念に囚われてしまっています。
でも、先ほどの2つの例のような場合、
譜面からは絶対に読み取れない情報なんですよね。
(僕はクラシック音楽はやったことないけど)
クラシック音楽では「譜面は絶対」なのかもしれませんが、
JAZZやPOPSなどの軽音楽に関しては、
譜面はちょっとした手がかり程度にしか役に立たないことがほとんどです。
だからこそ、「リズムを感じ取る」ことがとても大切になってくるのです。
感じ取れるようになればなるほど、
譜面とのギャップが大きいことに気付くようになってきます。
さて、いかがでしたでしょうか?
「音の長さ」でリズムを作る…という考え方。
とても重要な要素です。
リズム感のいい人は、音の長さを大切にしている。
これからいつも意識する習慣をつけましょう。
応援していますね。
こんばんわ。
しげのです。
今日は、リズム感のいい人でまとめた第4項、
4. 音の長さを大切にしている
についてお話しますね。
結論から言うと・・・?
結論からお話しますね。
具体的に言うと、おそらくこういうことだと思います。
- 音を入れるタイミングと同じ位、切るタイミングを大切にしている
- 音の長さでリズムを表現している
- 休符の長さも大切にしている
リズム感の悪い人の特徴
リズム感の悪い人の特徴として、
これらと逆のことをやっている傾向があります。
- 音を入れるタイミングにばかり集中していて、音の長さが曖昧
- 「音の長さでリズムを表現する」という考えがない
- 休符=お休み と思ってしまっている
もしあなたが「自分にはリズム感がない」と思っているなら、
心当たりがあるのでは?
でも大丈夫。
リズム感は才能ではなく、習慣です。
リズム感のいい人の習慣を真似していくだけで、
「気付いたらよくなっていた」
という瞬間が必ずあなたにもやってきます。
後天的に開発可能な能力なのです。
【超重要】 音の長さとリズムの考え方
リズム感のいい人が、なぜ音の長さを大切にしているのか?
とても大切な考え方の基礎をお伝えします。
この例を見て下さい。
とても単純な譜面ですが、考え方としてはこうです↓↓
(▲クリックで画像拡大)
この譜面では、1小節に2回しか弾いていません。
当然ですが音は2回しか鳴らないわけです。
しかし、休符=お休み ではありません。
休符は空間(スペース)を演奏するものです。
間にある4分休符の輪郭をハッキリとさせることで、
逆に言うと、
音の長さを4分音符分キチンと伸ばしキチンと切ることで、
"リズム"が4回鳴っているように聴こえるのです。
これは、音の「長さ」でしか表現できない側面です。
この「長さ」が曖昧だと、
音の輪郭が曖昧になる
→ 休符の輪郭も曖昧になる
→ リズムが4回鳴らない
→ リズムが伝わって来ない演奏
となってしまうわけです。
だからこそ冒頭でお伝えしたように、
- 音を入れるタイミングと同じ位、切るタイミングを大切にしている
- 音の長さでリズムを表現している
- 休符の長さも大切にしている
リズム感のいい人とは、こういうことを習慣としてやっているから「リズム感のいい演奏」になるんですね。
具体的な例を見てみましょう。
では、この考え方をもっと具体的な実例で見て行きましょう。
【例1:Swing、4つ切りでの例】
まずはJazzギターとかがよくやる「4つ切り」というやつです。
リズムはSwingです。
譜面ではこう描かれています↑↑
でも実際にジャズギタリストはこう弾いています↓↓
(▲クリックで画像拡大)
4つ切りバッキングSample音源
これは3連の感じを表現するためにこうしているのです。
- 1拍=3連で捉える
- 3連のアタマ2つを弾く
- 3連の3つ目はミュート
これは「リズム感がいい」というレベルには及ばない話かもしれませんが、
初歩的なレベルでの実例の1つです。
勿論そのように演奏する指示なんて譜面に書いてあることはありません。
【例2:ピアノコンピングでの例】
2つ目の例は、ピアノで童謡などの伴奏に使われてそうなこういうコンピングフレーズ。
(▲クリックで画像拡大)
「長さ」と聞くと、「短いのはダメなんだ…」と思われそうですが、そんなことはありません。
この例では長くすることで「重さ」を表現し、短くすることで「軽さ」を表現しています。
これは、それぞれの音を目一杯伸ばし、「重さ」を表現した場合
↓↓
(▲クリックで画像拡大)
そしてこれは、「軽さ」を表現した場合
↓↓
(▲クリックで画像拡大)
コンピングSample音源
(※音源は、前半が「重さ」、後半が「軽さ」の表現になっています。)
譜面には4分音符と8分音符しか描いてなくても、
リズムを感じ取って表現をこのように変えて出すのです。
こうすることでここでは「軽快さ」を表現しています。
この2つ目の例は、どちらが正しいとかじゃなくて、どちらも正しいのです。
同じフレーズでも曲が変わればその曲の雰囲気に合わせて、
あなたからニュアンスを変えて出してあげましょう。
・・・なんて言うと、
↑↑
もし譜面がこうなっているのに、勝手に変えていいのか?って思うでしょう?
譜面から得られる情報には限りがある
先ほどの2つの例を見てもわかるとおり、
譜面から得られる情報には限りがあります。
特に「リズム」という要素に感する情報は非情にPOORです。
例えば、、、
(▲クリックで画像拡大)
↑↑これ。
ビッグバンドのブラスの譜面とかに、よくこういう赤文字で描いたような記号がよく出てきます。
これも、スウィングのハネ感のニュアンスを表現しようとしているわけですが、
あなたにJAZZ経験が少しでもあったなら、
この記号の通りに吹いたってJAZZっぽくならない…なんていう経験はありませんか?
(別の機会に詳しくお話しようと思ってますが)
JAZZっぽさの最大の秘訣は「リズム」であるのに対して、
譜面は「リズム」を表現するのには向いてないから、だと昔から思ってきました。
(特に、グルーヴを出す要素は譜面には皆無だと思います。)
多くの人が
「譜面の言ってることは正しい」
という強烈な固定概念に囚われてしまっています。
でも、先ほどの2つの例のような場合、
譜面からは絶対に読み取れない情報なんですよね。
(僕はクラシック音楽はやったことないけど)
クラシック音楽では「譜面は絶対」なのかもしれませんが、
JAZZやPOPSなどの軽音楽に関しては、
譜面はちょっとした手がかり程度にしか役に立たないことがほとんどです。
だからこそ、「リズムを感じ取る」ことがとても大切になってくるのです。
感じ取れるようになればなるほど、
譜面とのギャップが大きいことに気付くようになってきます。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
「音の長さ」でリズムを作る…という考え方。
とても重要な要素です。
リズム感のいい人は、音の長さを大切にしている。
- 入れるタイミング、切るタイミングをキチッと
- サスティーン(長さ)+休符の長さで リズムを表現する
- 休符はお休みではなく"空間(スペース)"を演奏するもの
これからいつも意識する習慣をつけましょう。
応援していますね。
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