アフィリエイト広告を利用しています
カテゴリーアーカイブ
検索
QRコード
プロフィール
しげのさんの画像
しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
プロフィール
ファン
タグクラウド
<< 2020年08月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新記事
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2017年02月28日

リズム感のいい人 >>3. 複数のリズムをレイヤーさせて感じ取っている

「リズム感のいい人 >>3. 複数のリズムをレイヤーさせて感じ取っている」


こんばんわ。
しげのです。

今日は、リズム感のいい人でまとめた第3項、

3. 複数のリズムをレイヤーさせて感じ取っている

についてお話しようと思います。


今日のお話は、まとめた4項目の中で最もまとめにくいと予想してるんですが、
がんばってまとめますのでよろしくです。


「複数のリズム」ってどういうこと?


「複数のリズム」とは、
別々の音楽のリズムを同時に感じ取る、ということではありません。

例えば、SambaをやりながらSwingをやる、ということではないんです。



結論から言うと、
「ビートを感じながらフレーズを考えられる」
と言うもの。


話がすっ飛んだ感じがあるので、
順を追ってお話していきます。


理解を深めてもらうために、先に例を…



わかりやすい例で言うと、

メトロノームに合わせて弾く

なんていうのは、これの最たる基礎なわけです。

a52c44c38c77f1c18b4fdc3f3f9d0d86_s.jpg





きっとあなたも、こんな経験があるのでは?↓↓



曲が終わってから、

「テンポが走っちゃってた」

と思ったこと。




これ、なんでそうなってしまったのでしょうか?



大半の人が、
「うっかり」とか、
「つい…」とかを口にしている光景をよく目にします。

そうは言っても、じゃあちゃんと合わせて弾く習慣があるのかな?
と疑問に思うことが多々あるわけですが(笑)


実はリズム感のいい人って、メトロノームに合わせて弾き続けるということが、
初めのうちはそんなに簡単なことではないということをよく知っているのです。

脳を別々に動かす


少し切り口を深く見てみましょう。

メトロノームに合わせて弾くということは、

@メトロノームの四分音符
A自分の弾くフレーズ


@とAを"曲の始まりから終わりまでずーっと"、同時に感じ取っているということ。
(リズム感のいい人、第1項「周りの音をよく聴いている」とも密接な関係にありますね。)


@+A、この時点で2つのリズム同時に感じ取っていると言えます。

体感的に言うと、
・リズム@
・リズムA
・楽器を弾くこと

それぞれに脳みそを複数に分けて別々に動かしているような感覚です。

↑これ、伝わってますかね?

今日お話したかったのは、こういう脳の使い方があるということです。

5c1c81e6570946ed5e0fcac6c5386683_s.jpg



「クリック」ではなく「ビート」


さて、回り道しちゃいましたが、話を戻します。

メトロノームというのはあくまで「クリック」のこと。
ここまでのお話は、言い換えると、

@クリック
A自分の弾くフレーズ


ということ。

リズム感のいい人は、
「クリック」のみではなく「ビート」を感じながら自分の弾くフレーズのことを考えているのです。




「ビート」とは、単純にドラムやベースなどのリフ、と考えて下さい。

リズム感のいい人の第2項「ウラ拍」の記事で詳しくお話してますのでそちらも参照下さい。


ちなみにウラ拍というのはコレのことです↓↓
02_8.png
03_16.png


フレーズを弾く前に…


リズム感のいい人がフレーズを弾くまでのプロセスって、

  1. フレーズを弾く前にクリックを聴く

  2. クリックに乗せてビートをイメージする

  3. ビートがイメージできて初めてフレーズを弾く


↑↑
だいたいこんな感じになっています。
このプロセスを物凄い早さで処理しています。

逆にリズム感が悪い人って、
いきなりフレーズから入ろうとするんですね。

主に2番が抜けているか、2番がイメージできないか、です。


例えば曲を始める前の、カウントやイントロを出すシーンをイメージして下さい。

リズム感のいい人って、
まず、クリックを聴いてテンポを確認します。

そのあと数秒、"沈黙の間"がありませんか?

あれって単に集中してるだけじゃなくて、
テンポに合わせてビートをイメージしてるんですね。
例えばドラムのリフとかを。



「ビート」×「ブレーズ」


そこで、これです。

04_リズムレイヤー.png

「フレーズ」と聴くと、
メロディラインだったり使うスケールやコードのことが思い浮かぶかもしれません。

確かにそれらも大切な要素ですが、
リズム感のいい人は、
メロディラインやスケールなどから精製したフレーズを、
このイラストのように、一旦「リズム」でイメージするんです。

そしてその「リズム」がビートのスピード感を殺しちゃってないか?

これを瞬間的に判断しています。





「複数のリズム」



最後に、本題の「複数のリズム」についてお話します。


「ビート」×「フレーズ」

常にこの2つのリズムを同時に感じたまま曲を弾けていますか?
(クリック・ビート・フレーズと3枚レイヤーでもOKです。)

抽象的な表現が多かったので、僕が行っているイメージをシェアすると、

僕の場合は、

クリック × ドラムのリフ × ベースのフレーズ × 自分の弾くフレーズ

というイメージをすることが多いです。

a52c44c38c77f1c18b4fdc3f3f9d0d86_s.jpg83caa6fc8820bd1c67b9ca7b0583b2e4_s.jpge3bdbb5c6a0d6f89719829a3466d3e1f_s.jpg47c1fabfe99ed296a417687ea8ef677d_s.jpg





慣れてくるとこういうふうに、フレーズonフレーズでイメージできるようになってきます。


ピアノで言うと、
クリック × 左手 × 右手 でリズムと曲を表現する形になるんですね。


JAZZを経験している人は知ってると思いますが、
例えば「Chameleon」という曲。


01_chameleon.png
(▲クリックで画像拡大)

JAZZピアノ初心者でこれをピアノ1台で弾く、というのはなかなか難易度の高いプレイだと思います。

その原因は、今日お話しているような脳の使い方ができていないから、が最も大きな要因だと思います。
だってこれ、右手だけ or 左手だけ で弾くと全然簡単なんですもん。







まとめ


複数のリズム、いかがでしたでしょう?


リズム感のいい人は、
複数のリズムをレイヤーして感じ取っている。


それはつまり、

  • 脳を別々に使う
  • 常にリズムのことを考えている
  • リズムを優先して考える習慣が身に付いている
  • リズムをないがしろにしない


ということに他ならないのだと思います。

何度も言いますが、
リズム感は才能ではなく習慣なんですね。


こういう意識を持って日々プレイしていると、
今日お話したような脳の使い方も自然と身に付きます。


逆に言うと、
意識して習慣化することでしか、リズムは身に付いていかないのです。


初めのうちは誰だってできません。
僕もそうでした。

でもできました。

僕の場合、ピアノ1台で歌伴をする仕事が多かったので、
「歌いやすい伴奏を…」
と必死に毎日毎日考え続けて約10年。

答えは、
コードでもなく、
スケールでもなく、
フレーズでもなく、
「リズムを大切に表現しようとする意識」という、
たったこれだけだったのです。

この意識を持った瞬間から数ヶ月で別人のように進化した経験があります。

だからこそ、あなたにもガラリと覚醒する体験をして欲しいと思っています。


次回は、「音の長さを大切にしている」というお話をします。


この1〜3項を実践するだけでも、
あなたのリズム感に相当の刺激を与えてくれるはずですよ。


応援していますね。



















































posted by しげの at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 5. リズム
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント: 必須項目

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5996346
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。