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2017年10月05日

21歳、ひとり1ヶ月ヨーロッパ。(#2『タリスでパリス』ロンドン/ブリュッセル編)


Holaaa, como están??


こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
あず(🇯🇵 IG @ PlaythislifeAzusa 博多っ子、旅大好き、AB型)& あめっど(🇨🇺ラテン系弁護士、特技キューバンサルサ&コンガ、血液型不明)の、同い年の国際結婚カップル。カナダ在住。
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今日は、1ヶ月ヨーロッパバックパッキング #2、ロンドン&ブリュッセル編

前回は、日本を発ち、ロンドンへ降り立ったところまでいきました。

(もし質問などあれば、Instagram のコメント欄へお願いします!)



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ロンドンでは、前回も書いたように、特別何かをしたわけでもなくなんとなくブラブラ散歩をして2泊くらいした(それでも十分楽しんだ)。

毎日夕方ごろになるとシトシト雨が降っていた気がする。
ちょっと寒いと感じた記憶はあるけど、全然耐えきれないほどではなかった。
ワクワクとドキドキと開放感と緊張がそれをはるかに上回っていて、私はいつもハッピーな気持ちだった。


旅行出発前に、一応ロンドンから南下して、ユーレイルパスを使ってスペインまで向かおうというルートは決めていた。スペイン南部まで南下しきった後で、最後にバルセロナへ戻りロンドンへ飛ぼうというプランだ。

そういういうわけで、ロンドンの次は、ベルギーの首都ブリュッセルへ向かうことになる。

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旅の中でも、ブリュッセルからパリまではけっこう思い出深いシーンとなっている。
というのは、ブリュッセルで出会った旅の仲間たちと、予想外に、パリへ移動するまで計5日間ほどずっと共にすることになったからである。


ロンドンをあとにし、電車でブリュッセルへ向かう。
ユーロスターという夜行電車で、12時間かそれ以上か・・くらいだったと思う。
どうやって電車内で過ごしていたかは、ほぼ記憶がない。
どんなベッドだったのかすら(ベッドがあったのかすら)覚えていない。
多分寝ていたんだろう。

ブリュッセルに着いてからの記憶は、わりとハッキリしている。

早朝にブリュッセル駅に降り立った。ピリっと冷たい空気、真っ白に近い曇り空。
通勤ラッシュだったので、駅にはスーツを着た人の群れが「これがぼくらの毎朝のルーティンです」的な顔をして、ゾロゾロと歩いていた。

実はブリュッセルの宿を取っていなかったので行き場がなかった私は、とりあえず目星をつけていた駅近のホステルへ向かうことにする。(携帯を持っていなかったので電話をするすべが公衆電話以外になかった)

ホステルは、駅から徒歩で行ける距離だったと記憶している。
古く大きな建物でうす暗く、「こじんまりして居心地の良い」とは正反対の雰囲気をかもし出していた。

が、ここで問題勃発。

なんと、「部屋の空きがない」と言われたのだ。(予約はしていなかった)

が、このホステルのロビーで、同じく一人旅をしていた日本人の女の子、2人旅をしていた日本人男子2人組と、一人旅をしていた日本人の男の子の、計4人と出会うことになる。

女の子は、仮名カヨとしよう。彼女は私の1,2歳年下で同じく大学生だった。
カヨは、もうハッキリ覚えてないが、軽くベルギーとフランスを見た後に、アイルランドだかスコットランドだかにいる友達の家にホームステイをしに行くんだと言っていた。

歳はみな同じくらいで、そろって都内の大学生だった。
男子2人組は、私よりたしかひとつかふたつ年上で、大学の最後の春休みだと言っていた(と思う)。
最後の春休みに2人で欧州めぐりをしようとやって来たようだ。

一人旅をしていた男の子(仮名テツ)は、私の1,2歳年下で、同じくバックパッキングでひとり欧州を旅していた。
彼はヨーロッパを北上するルートを取っていたため、すでにスペイン、イタリアを巡ったと言っていた。

要するに皆同じようなコンディションで、同じようなことを考え旅をしていたわけだ。
年齢も近かった私たちはあっという間に仲良くなった。


ここでホステルの話に戻るが、そんなわけで私はその日の路頭に迷っており、さらに話していると男性陣3人は今日揃って、列車でブリュッセルからパリへ向かうと言う。

ベルギーでは、ブリュッセルと、「ベルギーの京都」と呼ばれる(誰が言ったか知らないが)ブルージュという街へ行く予定をはじめは立てていた。
が、正直特にベルギーに深い思い入れはなかったので、「私も今日パリに行く」と、その場でパリ行きを断言。笑
カヨもそんなみんなに押され、「それなら私も行くわ」と、全員でその日の夜パリへ行くことへ。笑

ベルギーでまる1日時間があったので、グラン・プラサ(「大きい広場」の意味)や小便小僧などの有名どころを見学し(他のメンバーはもうすでに見ていたのだが、付き合ってくれた)、めっちゃくちゃ甘いバナナとチョコのかかったワッフルを食べ、とりあえず「ベルギーぽいこと」を出来るだけして笑、最終便のタリスという名の列車で我々はパリへ向かった。


最終列車(今考えるとこの最終便、夜0:30ごろパリに到着する便で、なぜ最終便に乗ることにしたのか・・・アホかお前らは!と思う)はかなりガラ空き状態で、私達は食堂車のテーブルの上に寝転がったり、荷台の上に乗っかったりしてアホみたいにはしゃいで写真を撮りまくり、「タリスでパリス!(Paris)」などと叫んでいた。アホだ。

こんななりゆきで、結果、ベルギーの滞在時間1日もなかったのだ。


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足早にブリュッセルを駆け抜け(いや足早だったのは私だけか)、深夜のパリにやって来た私たち。

0:30ごろパリに到着し、メンバーの誰かが予約していた(もしくは目星をつけていた)パリ中心部のホステルへみんなで向かう。
地下鉄に乗らなければならないが、当然地下鉄も終電間近で、バックパックを持って走った記憶がある。
ホントに、なぜタリスの終電を選んだのかが謎である。(若さであろう)

とにもかくにも、
ラッキーなことに地下鉄にもなんとか飛び乗れた私たちは、
世界各国からのバックパッカーでごった返すかなりカオスな感じのインターナショナルホステルへ到着。
夜1時を回っているのに煌々と明るいホステル内。
まるでそこだけが昼間かのようなうるささと、そこらじゅうに溢れている・・・空のビール缶。

私たちグループは5人だったため、男女混同の5人部屋という部屋を私たちだけで借りることが出来た。
男女別になっている部屋より安く(たしか1人12ユーロくらい)、やっぱりドミトリーなので、
どこの馬の骨か知れない人と同室よりは、日本人というのは信頼できるし、荷物が盗まれてないかとかいう心配もしなくていいからだ。


その日は多分、散歩がてら近場のコンビニみたいなところへ寄って、飲み物かなんか買って寝たんだろうと思う。
一体夜ごはんはどうしたのか・・・ワッフル以降何を食べたのか、全く記憶がない。

みんな疲れていたので、特に騒ぐこともなくサッと就寝。


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次の日から、ゆるいパリ観光が始まる。

パリには2,3泊した。
みんなでエッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通りなど王道なスポットを回った。

エッフェル塔でみんなでセルフィーを撮ったのを今でも覚えている。
「ホントはここ、カップルで来る場所だよな〜〜」と男性陣はボヤいていたが。笑

このメンバーは、みんなゆるく、平和でおおらかな性格だったし、旅に来ていると言う気持ちのゆとりやワクワク感も手伝って、終始一緒にいて本当に楽しく、気持ちが良いメンバーだった。

にしても、どこへ行ったかは覚えていても、どんなものを食べていたのか全く記憶がない。笑
唯一覚えているのは、シャンゼリゼ通りにあるMac Cafe(マクドナルド系列のカフェ)で、「日本にもこんなおしゃれなマックカフェがあればいいのにね〜〜〜」と話していたシーンくらいだ。笑

特にパリ近郊のエリアへ足を伸ばすこともなく、中心街をとにかく歩いて、パリの空気を吸いながらひたすら散歩し、王道の観光名所をめぐっただけだったが、本当に楽しかったのを覚えている。


旅中の出会いというのは、マジックみたいなところがある。

その時、その年齢で、その瞬間にその境遇で出会うからこそ起こるケミストリーがあり、
些細なことは気にならず、みんな自然とメンタルが「この場で出会って、一緒にこの瞬間を過ごせていることを大事にしよう」「楽しまないと損」というモードになる。

この、旅が旅人に与えるポジティブなエネルギーが私はとても好きだ。


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パリ観光を終えて、私は次にイタリアへ向かうことにしていた。
メンバー達はそれぞれの次の目的地があるため、パリで皆とはお別れすることになる。

次の行き先はフィレンツェ。
夜行列車のターミナルへ、みんな揃って見送りに来てくれた。
男性陣は私の荷物を運ぶのを手伝ってくれた(この男性陣はよく荷物を運ぶのを手伝ってくれる優男たちだった)。

「また日本かどこかで、いつかみんなと再会できるんだろう」
そんなボンヤリとした映像を、その時、みんな頭の中で思い描いていたと思う。

みんなにさよならを言い、ひとり列車に乗り込む。
なんだかすでに旅のクライマックスを向かえたような気分だが、まだ3都市目、旅が始まってまだ1週間ほどだ。
大きな笑顔で手を振る4人が、車内の窓から見える。
切ないシーンのように聞こえるかもしれないが、私の中には
「これからの人生は長く、楽しいことがもっともっと起こる。この人生を進んでいかないと。」という感覚が、身体にあふれていた。

春休みが終われば、2人組は社会人になってすでに内定をもらっている会社で働き出し、カヨと私とテツは、何事もなかったかのように大学へ戻るだろう。
そこで私たちは、いつものメンバーといつもの学食でダベったり、退屈な授業を聞いたりして、
それぞれの人生がまた違う方向へ向けて進んで行くんだろう。

そんなことをボンヤリ考えながら、列車は進みだした。

次に向かう国は、人生初めて足を踏み入れるイタリアだ。



次回へ続く!!
A continuar a la próxima!!!


Besos, Azzy.


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