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得体のしれない　あくまが去った

わたしには

すべてのものが　いとおしく

ひとつ　ひとつの　できごとが　

奇跡で　ありがたく感じる

温かい　『なにか』　に　身体をつつまれている

そんな　感覚

こんな　わたしでも

生きていてもいいんだ　って思える



でも　



どちらが　本当のわたしなのか　

なんて考えると

また

暗闇で縮こまってしまうから

たった　ひとときの　ひなたぼっこだとしても

その時間を

充分満喫しよう

ああ

きっと　この　『ポカポカ』　を感じられることが

幸福そのものなんだね



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