2016年07月03日
色鉛筆が消しゴムで消えない理由
ゴシゴシ!
ゴシゴシ!
あれえ?
消えないなあ・・・。
なんでだろう・・・。
誰もが通る道ですね。
そう、
色鉛筆で描いた線は、
消しゴムで消えない。
それはなぜなのか。
今日はこの謎にせまります。
まず、普通の黒鉛筆で描いた線は
なぜ消しゴムで消えるのか、
この点をクリアにしましょう。
黒い鉛筆の主な材料は、
粘土と黒鉛。
粘土は芯をまとめる役割。
色の主役は黒鉛です。
さて、下の図はその黒鉛の構造です。
層状になっていますね。
この層が一枚一枚剥がれ落ちることで
紙に黒色がついていくのです。
だから紙の繊維の間に入り込むことができず、
紙の上を層で覆うだけになります。
その層は非常に薄いもの。
これを消しゴムでなぞると、層はすぐに剥離して
もとの白い紙に戻ります。
一方で、色鉛筆はどうか?
色鉛筆の主な材料は、
・染料
・タルク(滑石)
・糊(のり)
・ろう
順に見ていきましょう。
染料は言わずもがな、
色鉛筆に「色」を与えるもの。
タルク(滑石)は、
芯に滑らかさを与えるもの。
糊は各種原材料を結合させるもの。
そして・・・
ロウは、「紙への定着性を与えるもの」。
黒鉛筆とは違い、色鉛筆は重ね塗りや
線同士の交差によって下の色が剥がれてはいけません。
そのためロウを用いて定着性を高めます。
ロウは紙の繊維の間に入り込みやすく、
三次元的に紙になじむ。
普通の消しゴムは、あくまでも
「黒鉛を吸着するもの」なので
繊維の隙間に入り込んだ色は消せないのです。
とはいえ、今では
「色鉛筆を消せる消しゴム」も存在します。
この消しゴムは粘着性を強化してあり、
繊維の隙間に入り込んだ色をからめとってくれます。
・・・ということで語呂合わせしておきましょう。
「消しにくい」「ロウ」で
「消しにくいだロウ」
ちょっとこの語呂、出来が悪いな・・・。
消しちゃおう!消しゴム!消しゴム!
ゴシゴシ!
あれえ?
消えないなあ・・・。
なんでだろう・・・。
誰もが通る道ですね。
そう、
色鉛筆で描いた線は、
消しゴムで消えない。
それはなぜなのか。
今日はこの謎にせまります。
まず、普通の黒鉛筆で描いた線は
なぜ消しゴムで消えるのか、
この点をクリアにしましょう。
黒い鉛筆の主な材料は、
粘土と黒鉛。
粘土は芯をまとめる役割。
色の主役は黒鉛です。
さて、下の図はその黒鉛の構造です。
層状になっていますね。
この層が一枚一枚剥がれ落ちることで
紙に黒色がついていくのです。
だから紙の繊維の間に入り込むことができず、
紙の上を層で覆うだけになります。
その層は非常に薄いもの。
これを消しゴムでなぞると、層はすぐに剥離して
もとの白い紙に戻ります。
一方で、色鉛筆はどうか?
色鉛筆の主な材料は、
・染料
・タルク(滑石)
・糊(のり)
・ろう
順に見ていきましょう。
染料は言わずもがな、
色鉛筆に「色」を与えるもの。
タルク(滑石)は、
芯に滑らかさを与えるもの。
糊は各種原材料を結合させるもの。
そして・・・
ロウは、「紙への定着性を与えるもの」。
黒鉛筆とは違い、色鉛筆は重ね塗りや
線同士の交差によって下の色が剥がれてはいけません。
そのためロウを用いて定着性を高めます。
ロウは紙の繊維の間に入り込みやすく、
三次元的に紙になじむ。
普通の消しゴムは、あくまでも
「黒鉛を吸着するもの」なので
繊維の隙間に入り込んだ色は消せないのです。
とはいえ、今では
「色鉛筆を消せる消しゴム」も存在します。
この消しゴムは粘着性を強化してあり、
繊維の隙間に入り込んだ色をからめとってくれます。
・・・ということで語呂合わせしておきましょう。
「消しにくい」「ロウ」で
「消しにくいだロウ」
ちょっとこの語呂、出来が悪いな・・・。
消しちゃおう!消しゴム!消しゴム!
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