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2018年05月13日
フィンテックがもたらす「搾取」と「利便性」
◇不足する生活費は給料前払いアプリを活用
給料前払いアプリのPaymeにより、その月に働いた分の給料がすぐに前払いされる。週末になるとお金が足りなくなる人にとっては便利な仕組みだ。利用には引き出し額の最大6%の手数料が発生する。給料ということは月次の利息であるため年率換算だと72%の利息が天引きされていることになる。前借り額が少額だと認識することは少ないが、実際に数字に置き換えるととんでもない高利息になる。
ソーシャルレンディングでもこれに似た取り組みの案件がある。例えばAPPLE BANKが募集している「給料前払いシステム事業支援ローンファンド」のスキーム図は下記のとおり。この募集案件は、年率換算で8%の利回りであるが、上記のことを考慮すると十分に採算がとれる案件といえる。問題は多重債務者の抑制に一役かっていると記載があるものの、どう贔屓目に見ても消費者金融から借入れる利息より高額であり問題を先送りにしているようにしか見えない。消費者金融で、72%の利息を取ると違法となるが、ファクタリングを利用したものであれば「違法」にはならない(以前とある社長が、従業員に支払う給料をファクタリングで借入したところ利息は20%であったと、私ふまんだらけは聞いたことがある)。しかし仮に、今後利用者の資金繰りが何らかの理由でショートした場合には、みなし弁済と利息制限法の差額返還で苦しんだ消費者金融の歴史を繰り返すような判決がでないとも限らないだろう。そうなると業者のリストラはじめ淘汰が発生するのだろうけれども、まだそれは暫く先の話である。
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給料前払いアプリのPaymeにより、その月に働いた分の給料がすぐに前払いされる。週末になるとお金が足りなくなる人にとっては便利な仕組みだ。利用には引き出し額の最大6%の手数料が発生する。給料ということは月次の利息であるため年率換算だと72%の利息が天引きされていることになる。前借り額が少額だと認識することは少ないが、実際に数字に置き換えるととんでもない高利息になる。
ソーシャルレンディングでもこれに似た取り組みの案件がある。例えばAPPLE BANKが募集している「給料前払いシステム事業支援ローンファンド」のスキーム図は下記のとおり。この募集案件は、年率換算で8%の利回りであるが、上記のことを考慮すると十分に採算がとれる案件といえる。問題は多重債務者の抑制に一役かっていると記載があるものの、どう贔屓目に見ても消費者金融から借入れる利息より高額であり問題を先送りにしているようにしか見えない。消費者金融で、72%の利息を取ると違法となるが、ファクタリングを利用したものであれば「違法」にはならない(以前とある社長が、従業員に支払う給料をファクタリングで借入したところ利息は20%であったと、私ふまんだらけは聞いたことがある)。しかし仮に、今後利用者の資金繰りが何らかの理由でショートした場合には、みなし弁済と利息制限法の差額返還で苦しんだ消費者金融の歴史を繰り返すような判決がでないとも限らないだろう。そうなると業者のリストラはじめ淘汰が発生するのだろうけれども、まだそれは暫く先の話である。
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