『コンビニ人間』村田沙耶香: シナリオと小説の森

2018年09月07日

『コンビニ人間』村田沙耶香

こんにちは。

『地球星人』

にひきつづき、『コンビニ人間』を読破しました。

読破っていうほど重い本でもありませんが。

普通、『コンビニ人間』からの『地球星人』ですが、『地球星人』から読んでしまったあたり

私の天邪鬼度が半端ないです。恥ずかしながら。

で、『コンビニ人間』ですが、こちらもすごく面白かったです！

うまい！

これぞ、芥川賞！

いや、今まで読んだ芥川賞の中で一番良かったです。

解説の中村さんの文章も良かった。

もちろん解説は最後に読みました。

村田さんに出会うまでの私は、「芥川賞ってたいしたことないな」

っていうか「つまんない」と思っていました。

「どうしてこれが一番なんだろう？」といつも考えていました。

当然、芥川賞を獲ったあとの作品は読みませんでした。

村田さんのことはもちろん知っていましたが、まさかこんな

素晴らしい作品とは知らず、良い意味でショックを受けました。

クレイジーサヤカ最高だぜ！

小説って別に教科書みたいにいいことばっかり書いてなくていいんだ！

食わず嫌いは損をするね。

いま、新しい作品のプロットを考えている最中で

色んな本を開いてみましたが、全然読めなくて。

村田さんに出会って細胞が目覚めた気がしました。

しかし、村田さんの世界観は村田さんの世界観。

私オリジナルの世界を構築したいと思います。

オマージュではなく「パクリ」だと指摘されないように。