シナリオと小説の森

おはようございます。

東京は、梅雨が明けました。

まいにち暑いです。

体調崩してなどいませんか？


さて、先日、FIFAワールドカップ日本代表が決勝トーナメント進出を

みごと決定させました。

おめでとうございます！


ところが、ゲーム内容について波紋が起きました。

日本のテレビ番組では様々な議論がなされ

街中でも色んな意見が飛び交いました。


そして、その原因をつくってしまった西野監督は

謝罪のコメントを出すほどに。


ヤフーニュース「西野監督、選手に謝罪」の記事






この件について、シナリオ＆小説を書く者の視点で見ると

ゲームそのものはつまらないから作品としてはダメ

のように見えました。

何のドラマもない。

対立も葛藤もない。

パンチもヤマもないように見えました。



ところがどうでしょう。

西野監督の立場に立って振り返ってみると、

ものすごい葛藤が見えてくるではありませんか。


これは推測ですが、西野監督があの決断を下すまでに

選手、スタッフ、日本を応援する人たち、

ポーランドの立場、セネガルの立場、、、

と色んな人のことを考えたと思うんです。


色んな人のことを考えて考えぬいた結果、

あの選択をしたのではないでしょうか。

すごく、勇気のいることです。





反対（対立）したスタッフもいたのかもしれません。

選手もイヤイヤ従ったのかもしれません。

でも、全部の責任は俺が取る。攻撃するな。

すごいことです。


私は、にわかサッカーファンですし、スポーツにも

詳しくありません。

西野監督のことも全く知りませんでした。

しかし、先日NHKの特番で西野監督のインタビューを

見たとき、この人はただものではないと直感でわかりました。


その番組で西野監督は、


「人がどうのこうのじゃない。ひとつのボールに向かって、

そのひとつのボールをどうするかが大事なんだ」


とおっしゃっていました。

感動いたしました。


私などは、やれメッシがどうした、ロナウドがこうした、と

選手にばかり気持ちがいって、ボールを観ていなかった。

選手たちもそうなんだ、と気づきました。


あいつは優秀だから、とかあいつにファールされたからとか

じゃなくって、ボールをどうするかに集中すれば

素晴らしいプレーができるようになるのでしょうね。


西野監督の選択に対して、良いとか、悪いとか

私は気にしません。

西野監督が、あそこで、あのような決断をしたことが

勇気があり、責任感がある人だと感じました。

まさに、主人公に相応しい人物です。


立派なドラマです。



ま、これは私の勝手な妄想で実際はどうなのか全くわかりません。